うまくおしゃべり出来ないだけ?言葉の遅れで思春期や将来に困ることと今からできる対策

うまくおしゃべり出来ないだけ?
言葉の遅れで思春期や将来に困ることと今からできる対策

「うちの子、うまくお話しできないんです。だけど、言葉はよくわかっているし、絵本も理解しています。言葉が遅れてるって言われても、喋るのが遅いだけで特に問題もないし、困ってないし・・何をしてあげたらいいかわからなくて」という相談が多いため、原因と困っている事、対処方法についてまとめました。
 

絵本もよく理解して、昔話もファンタジーも喜んで聞いてくれる。
絵本の内容をまねしてよく遊んでいる。

 

人の言っている事、話している事やその内容もよくわかっている。
お友達にも自分から話しかけて、会話もしている。

 

だから、言葉が遅いだけ、おしゃべりがうまく出来ないだけ。
別に困っていないし・・・
ちゃんと言葉は理解しているから大丈夫。
そんな風に思っていませんか。

 

自分の子どもが一生懸命に喋っているのに
言葉が遅いと指摘されたら、
嫌な気持ちになりますよね。

 

それは、ママだったら、みんなそう思うと思います。

 

だから余計に、言葉が遅いと言われると、
一生懸命しゃべっています!と怒りたくなってしまう。

 

だけど、言葉が遅くて、うまく喋れなくて困っているのは、
実は本人なんです。

 

実は、言葉が理解できていても、
喋るのが苦手ということ自体で、今は問題が無くても、将来的に問題になってくることがあるんです。

 

今、お子さんがどんなことに困っているか、に気づいて、手を差し伸べてあげてほしいと思います。
そして将来、あのとき言葉の遅れを何とかしてればよかった、って後悔しなくていいように、
言葉の遅れでこれから問題になることと、
今からできる言葉の遅れを取り戻すための関わり方を知ってほしいと思います。
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言葉の遅れだけじゃない 今そしてこれから困ること

言葉が遅くて困ること1 うまく伝えられない

困る様子を見せていなくても、
話しかけられて、何か聞かれて、
愛想笑いでごまかしてしまう。

 

家族にはもちろん、先生やお友達にも、
本当は言いたいことがあるのに、言えない。
そんな毎日だったら、お子さんはどんなふうに過ごすのでしょうか。

 

<ケース1>自分の意見が言えない
お友達といつもみんなでお人形遊びをしているとします。
女の子のお人形を他の子がいつも使ってしまい、残っているのは男の子のお人形だけ。
いつも自分が我慢して男の子のお人形を使っている。

 

本当は女の子のお人形が使いたいのに、貸してほしいとか、替えてほしいとか言えない。
かといって、ママに買ってほしいとか、お人形を持って行きたいとか、言えない。

 

だから、お人形遊びも、やる気がしない。
そんな様子を見たお友達が、一緒に遊んでもつまらない。と思っていまう。

 

もし、ちゃんと「女の子のお人形がいい」と言えたら。
友達に押し切られることなく、「代わって」「順番にしよう」などと言えたら・・・
そうしたら、楽しく遊べて、お友達にも、楽しい子だって思ってもらえるのに。
そう思いませんか?

 

<ケース2>会話ややりとり遊びが盛り上がらない
また、上記のように、お友達とお人形遊びをしている事例で、このようなケースもあります。
お人形で一人で遊んでしまう。

 

お友達が「服をかえっこしよう」「スーパーへ行って、お買い物しよう」「ベットを作ろう」といろいろ誘っても、友達のペースについていけなかったり、ついていくのが億劫だったりして、一人遊びしかしない。

 

それで、お友達の輪の中にいるのに、いつも一人で遊んでいるということもあります。

 

本当は、みんなとしゃべりたい、仲良くしたい、
良い関係でいたい。
だから、一生懸命周りに合わせている。

 

本当は、言いたいことがあるのに、
本当は、自分のしたいことがあるのに、
周りに合わせて、自分の気持ちを我慢して・・・
ちょっと、可愛そうですよね。

 

自分の気持ちをうまく言えたら・・・
人にわかるように、うまく説明できるようになったら・・・
そうしたら、毎日が、もっともっと楽しくて
生き生きと過ごせます。

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言葉が遅くて困ること2 先生に理解してもらえない

<ケース3>
幼稚園で、みんなで絵を描く時間、
どうやって描こうか困っている。
上手く描けない。
それでずっと困っている。
先生に「なんで描いていないの?」と聞かれても、黙ってしまう。
そして、懇談の時に、「お子さんは、お絵かきの時間に絵を描こうとしない」と注意されてしまう。
そういうことがよくあります。

 

「どうやって描いたらいいか、分からない」
「一緒に描いてほしい」と言えたら、先生にも分かってもらえるのに。
残念ですよね。

 

小学校に上がっても、算数の問題が分からない。
先生に「なんでやってないの?」と聞かれても黙ってしまう。
先生に「分からない」「できない」と伝えられない。
先生は「こんなに時間があったのに今まで何をやっていたの!?」
と怒ってしまう。
そんなことも良くありますよね。

 

「これが分からない」「ここが出来ない」と言えたら・・・
先生にも分かってもらえます。
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言葉が遅くて困ること3 空気が読めない・常識が分からない

小学校の中学年くらいになると、子ども達も、空気を読むようになっていきます。

 

言葉が遅いと、言葉を言葉通りに理解するのが精いっぱいで、
その言葉の裏にある意味まで考えることができないことがあります。
また、目に見えないことを想像することが出来ないこともあります。

 

言葉が場面や状況によってニュアンスや意味が変わるということが苦手です。
表面的な言葉の裏側にある相手の本当の気持ち(真意)が分かりずらいため、たとえば、お友達にいやみで言われたのに、言葉のとおりにうけとめて喜んでしまうことで、馬鹿にされることもあります。

 

人の気持ちがわからない・対人関係がうまくいかない・友達ができない

言葉が遅いと、自分の気持ちを伝えるのが苦手です。
自分の気持ちもうまく伝えられないのに、
人の気持ちを想像するのはもっと難しいですよね。

 

人の気持ちが分からないことで、
心無い言葉を言ってしまって、お友達を傷つけ、
嫌われてしまうようなこともあります。

 

また、単に、言葉が遅いために、話しても盛り上がらない・面白くないから、ということで友達ができないこともあります。

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抽象的な概念:平和・友情・愛の意味が分からない

保育の世界では、
子どものことばの発達のつまずきを表す言葉として、
「9歳の壁」という言葉があります。

 

平和や友情、愛というような、
目に見えない概念を表す言葉の意味が理解できなかったり、
言葉では説明できても、イメージできない、という問題です。

 

人間は、言葉を使って考えるため、
言葉が苦手だと、実際に目に見えない、
言葉で表された言葉の概念を想像するのが難しいんです。

 

それで、学校の授業が理解できなくて、授業がつまらなくなってしまう事もあります。

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思春期に二次障害に発展することも

言葉が遅いことで、
これらのことから、お友達や先生とうまくいかなくて、
一人で悩んでしまうことがあります。

 

ママに相談して、ママも困ってしまうと、
その顔を見て、ますますママにも相談できなくなります。

 

特に、自分への自信を無くして(自己肯定感を無くして)、
思春期・小学校の高学年の頃の思春期に、
不登校、うつ、統合失調症のような
二次障害に発展してしまうケースが起きるのです。

 

今から出来る対策

自分に自信を持たせるために

子どもが出来ないことを、
ママが恥ずかしいと思わない事。
そうすれば、子どもも安心して、
いつでもSOSが出せます。

 

うまく出来ない事も、子どもをありのままに受け止め、
話をよく聞き、子どもを尊重し、愛情を注ぐことです。

 

子どもは、自分が認められることで、
うまくできなくても、自分なりに頑張ればいいんだと
いうことに気づきます。

 

そして、思春期の二次障害を防ぐには、
子どもの状態をよく把握することです。

 

子どもが困っているときには、
目をそらさずに、一緒に考えていくことです。

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常識が分かる・空気が読めるように

子どもが二次障害を引き起こす原因は、
言葉の遅れがあるために、人の気持ちが分からなかったり、
常識が分からなかったりすることです。

 

逆に、これらが分かるようになれば、
二次障がいを防ぐことができます。

 

言葉の壁を乗り越えるためには、できることがあります。
それは、
子どもが困っているときには、
目をそらさずに、一緒に考えていくこと、

 

当たり前のことでも、丁寧に言葉で説明し、
身につくまでつきあってあげること。

 

お友達の気持ちが分かっていない、と気付いたら、一緒にお友達の気持ちについて考えてみたり・・・

 

常識がわかっていない、と気付いたら、説明してあげたり・・・

 

当たり前のことを当たり前だと思わずに、説明してあげる、
一緒に考えてあげることが大切です。

 

こんな当たり前のことも、きちんと説明してあげましょう。
「早くしなさいってことは、早くやるってことじゃなくて、
遊ばず、他事しないで、ちゃんとやるっていう意味だよ。」

 

「ママは太ってるけど、太ってるって言われたら悲しいな。」
「今日、お友達の事、叩いちゃったよね。
僕なら、叩かれたらどんな気持ち?」
「知らない人から突然声をかけられてら、びっくりしない?
だから突然知らない人に話し始めたらだめだよ。」

 

他の大人が説明しないようなことも、
小さいうちから、常識が身につくように、
声掛けをしていくことが、
言葉の壁を乗り越えて、常識を身に着ける力になります。

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きちんとお話しできる・説明できる力をつける

言葉の遅れが原因で起きる、さまざまなこと。
言葉の遅れを取り戻せば、解決していくことです。

 

特に、まだ幼児のうちは、常識、などの前に、
次の力をつけていきましょう。

 

1 きちんと自分の気持ちやその理由を話せるようにする。

2 今日の出来事を話せるようにする。

3 絵本の要約が出来るようにする。

4 分からないことは分からないと助けを求められる。

最初はできなくても、一緒に取り組んであげましょう。
少しずつ聞き出してあげることで、どうやって言葉で言えばいいのか、理解していきますよ。

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