発達障害や自閉症の子どもの行動:多動で食事の時にじっとしていられない

多動性障害発達障害自閉症スペクトラムの子どもは、食事の時にジッと座っていられない、自分の食べたいものだけ食べたら席を外してしまう、こういうお悩みも多い事でしょう。
家ではさほど困らないかもしれませんが、外食の時は困りますよね。
家でも、外食でも、少しでも長く食事をする練習をすると良いですよ。

 

家では、食事を小出しにするのも作戦かな。

いっぺんに出してしまうと、好きなものだけ食べていなくなってしまいますよね。
ですから、嫌いなもの、好きなものを交互に少しずつ出すのも良いですね。

 

そして、最後はデザートを出したり、お茶を出したりして、一緒にごちそう様することを目指しましょう。
途中でいなくなっても、最後のごちそうさまは一緒にすると良いですね。
デザートは皮を包丁で剥く様子を見せるというのも良いですね。
ブドウなど、自分で皮をむくものをゆっくり食べるのも良いです。
まずは、ゆっくり時間をかけて食事をするということに慣れていくと良いですね。

 

外食の場合も同様に、自分たちの食事が運ばれてくるまで待って、みんなで食べて、それから帰ることを目指すと良いと思います
混んでいるお店で待つのは最後でいいので、まずは予約をして行くと良いでしょう。
お父さんに並んでもらって、番が来るまでお散歩をするのも良いですね。

 

食事の途中で飽きてしまったら、何かで気を紛らして、少し留めましょう。
でも、そろそろ限界かな、と思ったら、かんしゃくやダダをこねる前に、外へ連れて行くのが良いですね
かんしゃくでの要求は叶えてはいけません、かんしゃくが癖になりますから。叶えるのであれば、「おしまい」と一緒に言ってから、おしまいにしましょう。
かんしゃくが起きる前に対処できると良いですね。

 

お母さんがまだ全然食事をしていないような状態なら、途中でお散歩をお父さんに代わってもらって、後でお母さんもお食事を楽しんでくださいね。
そして、また戻ってくるのが良いですね。
最後にみんなでお茶を飲んでごちそう様ができると良いです。
少しずつ、時間を長くしていきましょうね。

 

外食に行く前に、子どもの行動を予測して、その時の対処方法と役割分担をお父さんと相談しておくと良いでしょう。
交代でお子さんをみるようにして、お父さんもお母さんもお食事を楽しめるようにしましょうね
お父さんとお母さんが楽しめない外食は、大変なだけですから、少しの時間でも楽しめる時間を確保できると良いですね。

 

言葉が遅い、発達がゆっくり、発達障害や自閉症、グレーゾーンのお子さんを持つお母さんのアドバイザー

澄川綾乃のカンタン家庭療育(ピアレントトレーニングをしています)

 

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