療育園か保育園か幼稚園か

先日、小学校一年生にあがられ、通級指導教室に通われている方の体験談を聞きに行ってきました。

 

通級指導とは、学校の授業を休んで、苦手な部分を補うためな授業を受けにいく制度で、全国の小学校が行っています。
今日体験談を話してくださった中に、就学前のいたたまれない話があり、心を痛めました。

 

遅れが比較的軽かったために、療育園には『ここはこの子の居場所じゃない』と言われ、保育園に変わったそうです。
しかし、保育園にも居場所が無く、蹴られたりし、いつも一人だったそうです。

 

お母さんは、運動会や発表会が、出来ない子どもを見せ物にされている気持ちだったそうです。
それなのに、行かなければいけないのかと苦しんだ、と言われました。

 

私は、この方の時に、保育所等訪問支援事業がもっと早く始まっていれば、と悲しくなりました。
保育所等訪問支援事業とは、国が平成24年から始めた事業で、保育所や幼稚園に療育の専門家を派遣し、保育士や先生に接し方を指導する、という制度です。

 

私は、在住の市で初めての保育所等訪問支援事業の利用者です。
この事業のお陰様で、息子は保育所の生活や先生に慣れたばかりか、息子が保育所でお友達と良い関係が築けるように、いじめられたりからかわれたりしないように、保育士と協力して支援してくださいました。

 

息子は保育園のみんなに『可愛い』『覚えた歌を一生懸命練習している』と理解され、愛されています。

>> 保育所等訪問支援事業とは・・・岐阜市の第1号としてサービスを受けて

 

どうか、保育園や幼稚園の生活がうまくいかず、苦しんでらっしゃる方、一人で悩まないでください。
解決策はきっとあります。一緒に見つけましょう。
そういう人が近くにいない、つらい、そんな方は、私に話してみませんか。
いくら他人が大丈夫と言っても、定型発達の子のお母さんには苦しみは分かりませんよね。
私は、経験者だから、その苦しみが分かるんです。

一人で苦しまないで、一緒に解決の道を探しましょう。

 

言葉が出ない・言葉が遅い発達障害自閉症の子どもの言葉発達を促す育て方:家庭療育の方法をお伝えします。