発達障害の子どもの言葉の理解と言葉が出ない/遅いときの関わり方

発達障害の子どもの言葉の理解と言葉が出ない/遅いときの関わり方

発達障害の子どもの言葉の理解は状況によって違う

発達障害の子は、言葉の発達も偏りがある場合があり、得意不得意があります。
発達障害の子どもは、発達に凹凸がある、つまり、得意な事と苦手な事の差が激しいのが特徴で、言葉は不得意だけど、数字は得意、というような分野の違いもありますが、言葉の中でも、得意と不得意があります。

 

◆同じ文章でも、書いた言葉は読んで理解するのは得意だけれど、口頭で話されると分からない。
◆自分の好きな話は得意だけれど、人の話を聞いて理解したり、人と会話するのが苦手。
◆単語1つずつは理解できるけれど、1つ1つの単語の意味が理解できない。
◆おしゃべりはできるけれど、人の会話に合わせたり、に書いてあることが理解できない。

 

発達障害の子どもの言葉の理解が状況によって違う原因・理由は?

発達障害の子どもが場面によって理解度が変わることは、「一般化」ができていない事にあります。

 

書いた文字を理解することと、喋った言葉を理解すること、これは、定型発達の子にとっては同じ「言葉」ですが、発達障害の子どもにとっては、別物として理解されてしまいます。
 

他にも、親には上手に話せるけれど、先生にはうまく話ができない。という、相手によってかわるのも、「一般化」ができていないからです。
 

苦手な状況を少しずつ克服して、一般化して、習得したいですね。
 

教科書や本を読んで文章を理解することができない特徴があると、学校での勉強ができません。

 

発達障害の子どもの言葉の理解の対応方法 苦手を得意で補おう:関わり方

書いてある言葉は正確に理解出来るのに、話す言葉は苦手、という場合、耳で聞くことが苦手だったりします。
そんなときは、言われたことを紙に書いてから、内容を理解するとか、喋るときに、紙に書いたものも見せながら話す、などと、得意で補って練習していくと良いですね。

そして、最初は得意で補いながら、最終的には、補わなくても良いように、少しずつ補うことを減らしていくと良いですよ。

 

発達障害の子どもの言葉の理解を促すための育て方・接し方

発達障害の子は、人の気持ちを理解したり、空気を読むのが苦手です。
そのような苦手も、まずは絵本などから、登場人物の気持ちを考えられるようになると、お友達の気持ちも分かってきます。

 

また絵本を読むということは、自分のペースでしゃべりたいことを話すのではなく、絵本に書いてある内容に沿って、考えるということ。そういう中で、自分のペースではない、人のペースにも合わせていく力がつきます。

 

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発達障害の子どもの言葉の理解と対処方法