2歳言葉が出ない3歳片言・言葉が遅いと気づいた時に見直したい関わり方

2歳言葉が出ない3歳片言・言葉が遅いと気づいた時に見直したい関わり方

2歳や3歳頃の幼児期の子どもが喋らない・言葉が遅れている原因は発達障害!?

2歳になっても意味のある言葉を喋らない、3歳になって他の子はもうほとんど大人と同じように喋るのに、いつまでたってもカタコトの単語ばかり。
会話にならないどころか、質問にすら答えられない。

ネットでいろいろ調べると、「発達障害」とか「自閉症」なんて言葉も出てくる。
「どうしたらいいの!?」
そんな風に心配されている方が多いですよね。
子どもの言葉の遅れに悩むママ|澄川綾乃のカンタン家庭療育

2歳3歳の子どもの喋らない・言葉が出ない・遅る原因には、いろんな原因があります。
2歳3歳の言葉の遅れがたとえ、発達障害が原因であったとしても、家庭での毎日の育て方によって大きく改善できます。
大事な事は、言葉を引き出す関わり方を知ること。

言葉が遅いと思われた2歳3歳の幼児期のこの機会に、以下の事を見直してみましょう。

2歳や3歳頃の幼児期の子どもが喋らない・言葉が遅れる原因

2歳3歳の子どもが喋らない・言葉が遅れる原因には、次のようなことがあります。

個性・個人差・男女差

言葉をたくさん聞いて育っても、出る時期は様々です。
言葉を喋るのはゆっくりだったけれど、喋り出したら凄い喋るようになった、という子も多いです。
2歳、3歳の時期は、個人差も大きいですね。
また、男の子の方が遅く、女の子の方が早いということもあります。
言葉の遅れの男女差|澄川綾乃のカンタン家庭療育

耳が聞こえていない

2歳3歳の子どもが喋らない原因は、耳が聞こえていない場合もあります。
後ろで音がしても振り向かない、音に無反応、などの場合、耳が聞こえていない、または聞こえにくい、という事もありますので、市町村の保健所にご相談ください。
耳の聞こえの検査の種類・内容・方法・対象年齢などをこちらにまとめていますので、参考にしてください。

舌が短いなど口の構造

2歳3歳の子どもがうまく喋れない、片言になってしまう場合は、舌下帯があり、舌が短いなどの問題もあります。
このような場合、乳児期に哺乳瓶や母乳で哺乳が困難になることが多いです。
かつては、舌の下を切って外科処置をしていましたが、近年、それが癒着して悪化することが指摘され、日本小児科学会でも、切る外科処置は、極力しないように指導しているそうです。
口の構造などの問題は、口腔外科で詳しく見てもらうことができます。

発達障害や自閉症

2歳3歳の子どもで喋らない・言葉が出ない・遅いお子さんには、発達障害自閉症の子もいます。
2歳や3歳で言葉が出るようになっても、小学校でお友達とうまく関われない、授業について行けなくなった、などで、後から発達障害の診断が出ることもあります。

たとえ発達障害や自閉症であったとしても、言葉を聞く機会、喋る機会が増えていき、苦手な人の気持ちやルールを教えていくことで、改善していきます。
これから先に書いてあることを読んで、是非、家で取り組んでみてほしいと思います。

>>2歳で自閉症(発達障害)と診断された息子の様子・特徴

周囲の環境

2歳3歳の子どもが喋らない、言葉が遅いことは、昔に比べ、環境の変化によって、昔に比べて言葉を聞く量が減っていることも大きな原因です。
今は核家族化が進み、親夫婦とは同居していない、夫は毎日残業、子どもに接するのはほどんどママだけ。というご家庭が多いのではないでしょうか。夫婦間の会話も少なくなり、ママやパパが子どもに喋る時間もほとんどない、という家庭も多いかと思います。
子どもが言葉を喋らないなど言葉の遅れの原因は核家族化|澄川綾乃のカンタン家庭療育
兄弟も少なく、兄弟間で喋ることも少ないかもしれません。

そして、少子化で、私たちママも自分の兄弟が少なく、私たちが小学生や中学生の頃に、自分の兄弟の1歳2歳3歳の頃の面倒を見たという経験は、ほとんどの方が無いと思います。
そんな、1歳2歳3歳の幼児の面倒を見た経験のない私たちが大人になり、ママになり、一人で子どもをみなければいけない。
そうすれば当然、子どもへの喋り描け方や面倒の見方だって、分からないのは当然です。
言葉の遅れに悩むママ|澄川綾乃のカンタン家庭療育

みんな、当然、一生懸命、自分の子どもの面倒を見ています。
だけど、昔のように、間違っていたり足りなかったりして、横から親類や親戚に口をはさまれる機会はほとんどないのです。
さらに、そんな親のストレスに配慮して、「言葉が遅いのは子どもの個性」「大丈夫だよ」という周囲の温かい言葉になぐさめられる一方で、自分の足りないことに気付く機会が無くなっている事もあります。

また、一人の大人が話す言葉も性格も、みんな個性があり、特定の話しかけ方、喋り方や接し方に偏りがちです。
それなのに、一人で育児をしていれば、子どもも特定の話しかけられ方や接し方しかされませんよね。

昔は、お爺ちゃんが厳しくて、お婆ちゃんが優しくてお喋りで、お父さんがしっかりもので、お母さんが几帳面で、というように、みんな性格が違います。
そして、その中でも、よく質問する人、子どもを見守る人、子どもによく指示をする人、お喋りな人など、色んな接し方が常に周りにいました。
よく質問する人や指示をする人、よく喋る人によって、言葉や会話を覚え、見守ってくれる人によって心が安らぐ、というように、家庭全体で、良い教育、躾が出来ていました。
発達障害の子どもとその家族

でも母親一人の育児となると「私はあれこれ指図するのはいやだし、口数も少ない」という母親、「子どもがキャッキャと喜ぶような事は恥ずかしくて出来ない」という母親、など、いろんな性格の母親がいます。

私の無料メール講座では、「ちょうだい」と手を差し出す事から言葉を教えていますが、この講座で沢山の人が「言葉が出るようになりました」と言われることからも、「ちょうだい」と手を差し出させていないママがたくさんいることが分かります。

私も息子が2歳3歳のときに、「ちょうだい」と手を差し出させていませんでした。
でも、私の実家の親は、言葉が遅い息子だけではなく、言葉が早い娘にもやっていました。
昔の親なら、実は当たり前のように、喋りかけ、やっている事なんです。
いかに、私たちが、昔からの子育てを引き継げずにきたのかが分かりますよね。
発達障害・自閉症育児のカンタン家庭療育 ちょうだいの仕草が出来ました

2歳3歳の子どもが言葉や正しい行動を覚えていくのは、大人との関わりがあっての事。
関わる人がママ1人であれば、ママが何人もの人の役割をしなければいけなくなるのです。
どんな関わり方をすれば良いのか、ここでお話していきたいと思います。

2歳3歳の喋らない、言葉が出ない・遅い子どもの特徴

2歳3歳で喋らない、言葉が出ない・遅い子どもには、こんな特徴のある子どもが多いです。
・人見知りが無かった
・一人遊びばかりで、お友達と遊べない、人と関わることが少ない
オウム返しがある。
・大人の手を引いて要求するクレーン現象がある。

また、言葉が喋れない・出ない・遅い子どもは、奇声をよく出します。こちらの、奇声とは?種類と原因と対処方法
・人の気持ちを察することが苦手
・人とのコミュニケーションが苦手
というような特徴があります。

2歳3歳の幼児期の子どもは言葉を内言として蓄えている

2歳3歳の子どもが、意味のある言葉を喋るようになる前から、周囲との会話の中で、分かる言葉として「内言」を蓄えています。
ある程度の内言が蓄えられると、「外言」として、話をすることが出来るようになります。
ですから、言葉が出なくても、沢山言葉を蓄えることが必要です。
喋らないからとあきらめず、言葉をかけ、喋りかけ続けてくださいね。

2歳、3歳の幼児期の子どもはどうやって言葉を覚えていくの?テレビの影響はある?

0歳1歳2歳の子どもは、自分が触ったものをママが「くま」と言うことによって、このぬいぐるみが熊だという事を理解して行きます。
「意味づけ」と言って、言葉に意味があることとその意味を1つずつ理解して行きます。

そこで、テレビの問題です。
「テレビは良くないんですか」とよく聞かれます。
もちろん、2歳3歳の子どもは、テレビからも言葉を覚えていきますので、全くダメなのでは無いです。
ですが、テレビのように、自分の行動と関係ない映像と言葉が流れていても、自分の直接体験で得た言葉に比べて、言葉の理解は遅くなります。
テレビが問題なのではなく、テレビだけに頼って、直接子どもと触れ合う時間が減っていることが問題なんですね。
言葉の遅れはテレビの影響も|澄川綾乃のカンタン家庭療育

2歳3歳の幼児期の言葉の遅れ見直したい関わり方 言葉があふれる環境を

2歳3歳の子どもは、自分の見たもの、触ったもの、感じた事から言葉を多く吸収していきます。
ですから、子どもの見たものや触ったものの名前、感じた事を沢山、代弁してあげましょう。

要求語を教えて子どもの気持ちを代弁をしよう

先ほど、「ちょうだい」と手を差し出させることについても書きましたが、子どもの要求を表す言葉を教えていきましょう。
2歳~3歳の子どもだったら、大人に何かしてほしいときは「ちょうだい」「かして」「とって」「やって」「よんで」とお願いしたいはず。
そんな子どもの気持ちを「かして、だね」と共感したり、「よんで、って言うんだよ」「だっこして、だね」と教えてあげたりしましょう。
幼児期の子どもがよく喋る言葉から教える事が大切ですね。
だっこして、と言葉で要求

自分が喋らないといけないことに気付かせる


2歳3歳で喋らない、言葉が出ない・遅い子の中には、「自分が喋らなければいけないこと」に気付いていない子もいます。
ママがたくさん話しかけている場合、子どもはそれを聞くだけになっていたりします。
そういう場合は、話しかけたら、子どもが喋るのを少し待ってあげる事も大切ですね。

幼児語や効果音を沢山言おう

2歳3歳で喋らない、言葉が出ない・遅い子どもの原因に、親が幼児語を話さないことがあります。
「ママ」なんて呼んだら恥ずかしいから「お母さん」と教えている。
「どうせ教え直さなきゃいけないから幼児語は使わない」
こんなお母さんが増えていますが、2歳3歳で言葉が遅い子こそ、幼児語から始めましょう。


1歳2歳の頃から、子どは、言いやすくて沢山聞いた言葉から、大人の言葉をまねしていきます。
ですから、「ママ、マンマ、おも(お外)」などの幼児語を沢山使っていくと良いですね。

もし「お母さん」「お父さん」で長い事教えてしまっている方は、「おとう」とか「おかあ」と呼ばせるのも呼びやすくて良いですよ。「お父さんだよ、おとう」とか「お母さんだよ、おかー」などと話しかけていると、喋るようになります。

また、滑り台を滑る「シュー」、ドアをノックする「コンコン」、インターホンを押す「ピンポン」、幼児語にもなっている車の音「ブーブ」なども、動作やオモチャで遊びながら、沢山声掛けしていくと良いですね。

効果音は、言いやすい上に、響きが面白いため、よくまねをしてくれます。
こんな風にひっぱりっこ遊びで「ギッタンバッコン」という効果音も楽しいですね。
遊びの中で効果音を言い言葉の遅れに対処

>>幼児語とは?例と、幼児語が嫌いなママはご注意「言葉が遅れる原因」になることも

まねっこ遊びを取り入れる

2歳3歳で喋らない、言葉が出ない・遅い、まねするのが苦手な子は、まずは動作のまねっこ遊びなどをやると良いです。
教育番組の「いないいないばあ」を見た後に、同じお歌を歌いながら、一緒にまねをしたり、すると良いです。

また、あっぷっぷ、などの顔真似遊びをするのも良いですね。
大人のまねが上手になると、言葉のまねも出やすくなります。

詳しくは、動作模倣・まね・遊び歌をできるようにする
口形模倣・口角模倣をできるようにする
音声模倣・まねをできるようにするに書いていますので、参考にしてください。

口頭指示

2歳3歳の子どもが、言葉の内言語を増やして、理解できる言葉を増やしていく方法として、口頭指示があります。
「ドアしめて」「カーテンあけて」「ティッシュとって」「リモコンとって」など、いろいろお願いすると良いです。
言っても分からない場合は、言った後、一緒にやるようにしましょう。
繰り返し繰り返しやっていくことで、ちゃんと理解できるようになります。
口頭指示によって言葉の遅れへ対処|澄川綾乃のカンタン家庭療育

質問する・コミュニケーションをする

2歳3歳の子どもが、まだ喋らない、言葉が出ない・遅い、言葉が分からないからと言って、質問をしないと、質問の意味が分からない子になってしまいます。
言葉が分からないからこそ質問しましょう。
「どれがほしいの?これ?」などと、ママが聞き出してあげると良いですね。

質問の仕方が分からないママや、子どもが質問をそのまま返してしまう「オウム返し」がある方はこちらをご覧ください。
>>オウム返しがあるけれど発達障害や自閉症なの?どうしたらいい?

どもりや吃音は優しく見守りましょう

2歳3歳の子どもはもともと、大人のようにスラスラとお話できないもの。
うまく言えなくて詰まってしまったりすることがあります。
プレッシャーを与えるとひどくなったり長引いたりすることもあるため、言い直しなどはさせず、よく聞いて、褒めてあげてください。優しく見守ることが大切です。
また、発音が悪くて気になる場合も、無理強いによって違う問題が発生することがありますので、子どもを優しく受け止めてあげることが大切です。
>>発音が悪いのは直した方がいい!?直し方は?「発音矯正の問題」にお答えます

2歳3歳の幼児期の喋らない、言葉が出ない・遅いことには「言葉があふれる環境」を作りましょう

是非、ここまで書いてきた事を試して、言葉が溢れる環境を作っていきましょうね。
▼言葉のあふれる環境づくりをもっと知りたい方はこちら
>>無料メール講座「ちょうだいから三語文まで、発語を促すカンタン家庭療育」
>>ご家庭でできる家庭療育方法

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