自閉症の息子が4歳の頃 運動は伸びるも言葉がなかなか進まず・・その理由は
自閉症の息子が4歳の頃は、出来ることも沢山増えました。
身体の使い方が下手な部分もありましたが、運動面はおおよそ年齢相応の発達だったと思います。
2歳や3歳の頃は並べて遊ぶことが多かった自閉症の息子も、4歳の頃には、何かを自分で作る、というようなことが多くなりました。お手伝いもよくしてくれました。
自閉症特有症状である、目が合いにくい、並べる、こだわり、などはだいぶ減ってきた印象でした。
>> 自閉症の子どもの特徴とは?育てにくさと上手に付き合って育てていく関わり方・接し方 【Youtube動画解説付き】
また、言葉の遅れの方は、自閉症の息子の4歳の頃は、自分の要求については、どんどん言える物が増える一方で、
それ以外の、自分のやっていることを共感してほしいなどの思いを伝え合う会話は
進みませんでした。
4歳の頃の、自閉症の息子の特に困ったことと言えば、
思うようにならないときに癇癪を起こすことです。頻度は減ったものの、
1日1回は残っていたと思います。
一度癇癪を起すと、30分くらいは、立ち直りませんでした。
ひっくり返ったり、床に頭を打ち付けたり・・・
癖になってしまっていました。
5歳にようやく甘え泣きを覚えますが、それまでは、癇癪でした。
>> 問題行動(癇癪(かんしゃく)・パニック・自傷行為)を無くし、正しい言葉や行動を教えるために ★★☆ Youtube動画解説付 ☆★★
3歳の頃に病院の作業療法に通っていて、自閉症の子どもはバランス感覚の育ちが遅いこと、身体の使い方が苦手なこと(感覚統合がうまくできていないこと)を聞いていため、よく公園のアスレチック遊具で遊んでいました。
自閉症の息子が4歳の頃には、幼児用のアスレチックだけでなく、以下の写真のような、小学生が使うような遊具にも興味を持ちました。
この写真の、蜘蛛の巣のような遊具は、4歳の頃、怖々と登り始めました。
揺れると怖がっていたように思います。だんだん慣れて、真ん中くらいまで登っていたと思います。
自閉症の息子が4歳の頃には、保育園の遊具でお友達がやるのを見て、うんていをやり始めました。
最初は一人ではできなかったのですが、体を支えてあげるとできるようになり、
そのうち一人でできるようになりました。
自閉症の息子が4歳の頃は、そり遊びにも行きました。
何度も滑って、喜んでいました。上手に乗って、滑っていました。
自閉症の息子は、遊びが下手だったので、よくお料理のお手伝いで、作る楽しさを経験させ、手先を起用にしていました。
自閉症の息子が4歳の頃には、ゆで卵の殻をむいたり、つぶしたりできるようになりました。
その一方で、まだまだ偏食も多く、夕ご飯を何にしようか迷うことも多かったです。
保育園の給食では4歳のとき、偏食気味の息子が意欲的に食べられるように、
はじめに出すときの給食を少なくして、全部食べたら好きなものをおかわりできる
「おかわりルール」で、完食することができるようになりました。
>> 発達障害や自閉症の子の行動:偏食、好き嫌いへの対応方法
自閉症の息子が4歳の頃は、お料理を作るのが好きになっていたので、
お料理に見立てて作る、という遊びも好きでした。
娘がやっていると、同じようにまねをして、息子も遊びました。
自閉症の息子が4歳の頃は、ディスプレイされているものの中から、
自分の食べたいものを選べるようになりました。
パスタが好きな息子はよくパスタを選びました。
多動気味の4歳の息子は、ただ座ってじっと待つのは苦手なので、
フードコートで作ってもらっている様子を見ながら待ちました。
お料理のお手伝いが大好きな息子は、興味津々で見ていました。
自閉症の息子が4歳の頃、エジソン箸を保育園に持ち込んで使っていたのですが、
息子がほかの子が使っているお箸に興味を持ったので、
担任の先生が、息子のエジソン箸の横に、保育園の箸も並べて置いてくださいました。
すると、エジソン箸でしっかり持ち方や動かし方をマスターしていた息子は、
普通のお箸を上手に使って食べたそうです。
それからは、園でも家でも、普通のお箸を使うようにしました。
自閉症の息子が4歳の頃は、多動傾向が強く、エスカレーターを登ったり、降りたり、
まるで遊具のように、30分間も遊びました。
最初は一緒に上り下りしたりしましたが、
息子は逃げるように人の間をすり抜けようとするので、
やむなく、下で見守っていました。
こちらはのぼりのエスカレーター
こちらは下りのエスカレーター
地域のイベントによく参加するようにしていました。
自閉症の息子が4歳の頃は、SLに乗る体験も、順番を待たせるのが一苦労で、
抱っこでなだめたり、なるべく並んでいる人が少ないものに参加するようにしました。
スタンプラリーは、スタンプを押すことはわかっても、
どこに押すのかはわからないため、その都度、説明していました。
自閉症の息子が4歳の頃は、イベントの時によくある
工作体験も、座って、10分から15分はできるようになりました。
自閉症の息子が4歳のとき、運動会では、集団でバルーンをやりました。
音楽に合わせて、持って踊ったり、テントのように作ったり、バルーンの中に入ったり、
みんなと同じように、踊ることができました。
自閉症の息子は、お絵描きが上手ではなく、
また描くことにもあまり興味が持てなかったので、
お絵描きってこういうものだよ、楽しいよ、ということが分かるように工夫して誘いました。
こちらは、綿をちぎって、雲に見立てて、貼って遊びました。
貼る、などの作業は好きだったので、楽しくできました。
こちらは、本物の果物を置いて、真似して描きました。
こうやって、少しずつ、絵を描く、ということに誘い、苦手を克服していきました。
運動会に使う旗には、こんな絵を描いてくれました。
>>自閉症や発達障害の子どもはなんでお絵かきが苦手なの?お絵かきを教える方法
自閉症の息子が4歳の頃は、娘のまねをしたり、
娘に誘われた遊びに乗っていくことが多くなりました。
こちらは電車ごっこをしているところ
段ボール電車の中に入って一緒に動くのが楽しくて、
何度もやっていました。
こちらは、娘が保育園の先生のまねをして、絵本の読み聞かせをしているところです。
息子も娘のまねをして、読み聞かせのまねをしてくれました。読んでいませんが(笑)
クリスマスの時、4歳の自閉症の息子とクリスマスツリーに飾りつけをしました。
たくさんの飾りを頑張ってつけてくれました。
が・・・そのあと、
ツリーの飾りであるクリスマスプレゼントの箱の
包みを開けてしまいました。
何個も何個も・・・
お菓子でも入っていると思ったのかわかりませんが、
きれいよりも、中が気になる息子でした。
自閉症の息子が4歳のときも、言葉はとても遅れていました。
カンタンな質問、
要求を聞いたり、何してるの?と聞くような質問には答えられました。
年中の終わりの頃、もう4歳の終わりか、5歳になった頃か、担任の先生から
「『なあに?』と聞けば答えられるけれど、『どうしたの?』と聞いても答えられません。」
と言われたことを覚えています。
しまったな、聞いていなかったな。ほかにも、聞いていない質問はたくさんある。
それから、質問を1つずつ、繰り返し繰り返し聞いて、
わからない質問を無くしていったのでした。
いよいよ就学前健診の5歳!に続きます。
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