自閉症の息子5歳 運動がますます伸び いよいよ就学前健診
自閉症の息子が5歳の年長の頃の様子です。
多動の息子は運動能力がかなり伸びました。
制作遊びも、粘土で上手に形を作れるようになりました。
小学校の就学に向けて、お勉強的なことも力を入れました。そしていよいよ就学前健診の日を迎えます。
自閉症で多動傾向の息子は、アスレチック遊具で網上りもスイスイできるようになりました。
吊橋もスイスイ渡れるようになりました。体幹がしっかりついて、バランスが悪いところも上手に渡れるようになりました。
家では、1年前から布団干しで逆上がりの練習をしていましたが、
ラクラクと逆上がりが出来るようになりました。
おかげで、布団干しの中心部のプラスチックにヒビが入り、布団干しが使えなくなりました。
やっぱり専門の鉄棒でやらないと危ないですね^^;
小学校までに、自転車の補助輪を外したいと、自転車の補助輪を外して乗る練習もしました。
5歳のうちに、苦労して教え、乗れるようになって、大喜びでしたが、
小学校に入って自転車が小さくなって、乗らなくなると、また乗れなくなりました(;m;)
その後にまた補助輪なしの練習をして、乗れるようになりますが、
教えたことも、必要がなくてやらなければできなくなる、ということがわかりました^^;
自閉症の子どもは、自分の体を思うように動かす「感覚統合」が苦手なので、
身体を上手に使うことを教えていきたいですね。
>> 感覚統合とは?自閉症の子の苦手な理由と発達順の問題点、家庭での改善方法
自閉症の息子が5歳の頃は、運動会の種目が竹馬と組体操でした。
缶ぽっくりは出来たのですが、竹馬は出来なかったため、毎朝保育園へ行く道々、練習しました。
普通の竹馬は出来ないので、足の下が1本ではなく、
1本にもう1本補助がついて2本になっているタイプを使いました。
園にもその2本のタイプがありました。
が、練習が間に合わず、自分で出来るのは3歩か4歩のみ、
本番は加配の先生に持ってもらって出ることになりました。
先生に持ってもらったのは息子だけだったので、
もう少し早く始めていればなあ。とちょっと悔しかったです。
組体操は、自閉症の息子にどのポジションを任せるか、先生たちは判断に迷ったそうです。
上に乗る方はふざけてしまい難しいし、乗られるとくすぐったくて動いて上の子が危ないそうです。
そこで、一番端にして、上に誰も乗らない、というポジションで決まりました。
おかげさまで、無事、みんなと参加することが出来ました。
自閉症の息子がみんなと一緒に参加できるためには、先生方のこういう配慮がとても大事なんだなあと思いました。
自閉症の息子は、5歳のときに、よく耳鼻科へ行きました。
よく鼻風邪をひいて、中耳炎になるためです。
保育園から中耳炎で再検査の紙をよくもらってきました。
それで、鼻水を器具で吸い取ってもらったり、
こうやって、鼻から薬をよく吸引しました。
また、息子は、耳垢が固く、膜のようになって、耳の穴を隠してしまいます。
とってあげようにも、動いてしまって取れないため、
病院で取ってもらっていました。
でも、息子は怖くて動いてしまい、するとピンセットが耳にあたって傷が付き、血が出てしまいます。
それで余計に、痛いからイヤ、となり、病院でも耳を見せてくれなくなってしまいました。
結局、家でしか耳掃除ができなくなり、
「痛い、怖い。」と耳を手で隠そうとする息子の手を、娘につないでもらって取ることにしました。
でも、取った後は、気持ちがいいようで、「気持ちいい。」と喜んでいました。
それから、よく「耳掃除して」と来ますが、娘と手を繋がずに一人でやってもらえるようになるのは、何年も先の話になります。
自閉症の5歳の息子は、鏡を見ながら、自分で歯磨きをするようになりました。
綺麗にできるようになるのはもっと先の話ですが、
歯磨きに興味を持って、自分でやるようになりました。
自閉症の息子が5歳の頃は、お手伝いもよくしてくれるようになり、
お皿を並べたり、ご飯をお茶碗につけたりしてくれるようになりました。
しゃもじも上手に使えるようになり、炊飯器でやけどすることもなく、こぼさずにご飯をつけられるようになりました。
卵を割るのも上手になりました。殻が入らないように、きれいに割れるようになりました。
ピラーで皮むきも出来るようになりました。
最初の頃は、手を切らないように、野菜を半分に切ってまな板にのせて、
野菜が安定して動かない状態でむいてもらうことから練習しました。
クリスマスには、クリスマスケーキを手作りしました。
生クリームを上手にペタペタ塗ってくれました。
絞るのも上手にでき、綺麗にデコレーションできました。
自閉症の5歳の息子は、お手伝いでお料理を沢山してもらい、コロッケや餃子できれいな形に作ってもらっていたため、形を作ることが上手になりました。
粘土で遊んでいるとき、息子は、自分で考えて餃子を作っていました。
色は混ぜてしまうので汚いですが^^;黒焦げのよう。
形は本物っぽかったです。
お団子を作ったり、いろんなものを見立てて作れるようになりました。
本物のレンジでチンして温めるまねをしていました。
こちらは、卵の空き箱で工作をして遊びました。
たこやきに見立てました。この遊びなら、もっと小さな子でもできそうですね。
積み木でまねして作るのも上手に作れるようになりました。
複雑な形も、1つずつの色も合わせて、全く同じように作れるようになりました。
お絵描きも上手になりました。
自閉症の息子が5歳の頃の集団活動です。
年長さんはおばけやさんごっこのお化け役をやるということで、息子は入り口すぐのところで、一人でやることになりました。
加配先生がついてくださっていたのですが、持ち場で自分の役を長い時間出来たそうです。
あんな真っ暗な中、よく平気だったなあと思います。
窓は真っ黒なカーテンで光を遮り、白い大きなガイコツなど、本当のお化け屋敷さながらの作りで、お客さんである3歳や4歳の子どもは、泣いている子もいたそうです。
息子は一つ目小僧をやりました。
自閉症の息子が5歳の頃は、就学準備のために、お勉強的なことも毎日コツコツやっていきました。
自分で思うようにクレヨンや鉛筆を動かせるように、迷路や運筆練習をしました。
最初は迷路の意味が分からなかったので、線の間に線を引く練習からはじめました。
三角や四角を上手にかけるようにも練習しました。
息子は、四角ではなく、くちばしのようなもののついた四角のような
不思議な形になって、笑えました(^^)
字の練習のために、なぞり書きもしました。
数の勉強のために、遊びの中で、倒れたピンの数を数えました。
数の勉強のために、おやつを配ってもらったりもしました。
そうやって、息子の就学に備えて努力し、10月に就学前健診を迎えました。
自閉症の息子が5歳の頃、就学前健診では、説明会場である体育館から脱走し、遊具で遊んでしまい、集団行動はやはり難しいと、支援学級を選択することにしました。
就学前健診の中では、先生の「チョキチョキするものはどれ?」と言われてハサミを選ぶことはできました。が、「はさみは何するもの?」と聞かれても、「切るもの」というように説明することはまだ出来ませんでした。
それで、就学先を地元の小学校の支援学級(知的障害)に決めました。
>>5歳の就学時検診 自閉症スペクトラム(発達障害)の息子と定型発達の娘のこと
自閉症の息子が5歳の頃、息子の言葉の遅れはこんな風でした。
自分の要求を言うことが多く、質問されれば一言で返すことが多く、会話は続かない状態でした。
後の、小学校1年生のときに特別支援学級に入学後、担任の先生のやり方を見て、言葉の教え方に気づくことになります。
その方法はこちらに書いています。
リンク>>6歳小学校1年生 は準備中 お楽しみに
Recommend