自閉症の息子 4年生の夏休みの工作:宝物づくり
2019年7月26日7:30 AM カテゴリー:言葉が遅い・自閉症(発達障害)の息子の育児ブログ
自閉症の息子 4年生の夏休みの工作:宝物づくり
自閉症の息子の夏休みの工作、自分では決められないので、私がよさそうなものを見つけて、
息子に、「これ作る?」と聞いて作っています。
1年生はビー玉転がし
2年生はお菓子の家の貯金箱
3年生は食べ物サンプル
今年は何にしようか。
デイサービスでもくぎ打ちを練習したり、
家族でイベントに参加したときも、のこぎりやくぎ打ちをして、
工具の使い方も覚えてきた息子。
そこで、
スマートボール(パチンコのおもちゃ。コリントゲームともいう)
にすることにしました。
◆◆◇ 作り方 ◇◆◆
木の棒をのこぎりで切って、木の板の縁に一周貼る。
木の板の上の方に、プラスチック板のガイドレールをつける。
夏の果物の絵を描いて、特典を書き、絵の下側に狭い間隔でくぎを打って、受けるところを作る。
プラスチック板に、ランダムにくぎを打って、ビー玉の通り道を作る。
という風に作ることにしました。
ホームセンターコーナンにDIYのコーナーがあり、工具が借りれます。
工作の相談も出来ます。
息子がいると落ち着いて話を聞けないため、まずは一人で相談に行きました。
ネットで調べた作り方を印刷して資料として持っていき、相談しました。
木の幅はビー玉の直径より長い方が良いなど、細かい点まで気を配ってくださり、
部材を選んでくださいました。
そして、DIYの場所と工具も下見。
息子と何時に来るかを告げて偵察終了。
そのあと、息子と2人で、作りに行ってきました。
工具の使い方はとても上手だったし、
勝手にやらず、私の話を聞いてくれ、下準備の間も、よく待ってくれました。
ここまで、お利口にやってくれたのは初めてかも。
年々成長しますね。息子の成長に感動しました。
そして、毎年のように、工作はノートにまとめるので、
今年もさっそく、その日にやったことをノートにまとめました。
息子も、自分の写真を嬉しそうに眺めながら、喜んで書いて、
発表してくれました。
なにかをやらせてあげようと思うと、いつも下見をしてきました。
そして、息子が退屈したり、癇癪を起しそうになるタイミングを想像し、
どうやって乗り切るか、ごまかすか、考えて、暮らしてきました。
多動傾向で癇癪を起しやすい自閉症の息子をここまでに育てるには、
試行錯誤と苦労の連続でした。
字も半年間、毎日なぞり書きをしても、一向に読めるようにならず、かけるようにもならず、
あせった年長の頃。
小学校に入る時も、「1年生で名前が綺麗に書けることを目標にしましょう。」と言われたときは
予想外の言葉に「そんなに時間がかかるのか・・・」と愕然としました。
息子のペースに任せていては、いつ書けるようになるかわからないと、
どう教えたら分かるのか、常に考えてきました。
教え方を工夫することで、年長で字が読めるようになりはじめ、
1年生で平仮名と簡単な漢字をマスに入るように書けるようになりました。
沢山ある漢字をどう教えようかと、楽しめる覚え方も常に考えてきました。
そうやって、試行錯誤して、今の息子があります。
それは苦労の連続でした。
どうやって教えたらいいのか、もっと楽に見つけていたら、
あんなに考えなくて良かっただろうし、
きっと道が見つからない人もいるはず。
そう思って、息子に効果があった方法を
家庭療育プログラムの小学生向けプログラムとして確立して、お伝えしています。
(幼児期のお子さんにはパーソナルプログラム)
みんなが、持っている能力を最大限に発揮して、
その子らしく、楽しく過ごせる未来を作っていってほしいと願っています。
そんなお手伝いが出来たらいいなあと思って、活動しています。
読んでいただき、ありがとうございます。