言葉が遅い・自閉症やADHD(発達障害)・知的障害をもつ息子の育児ブログ

私の発達障害(自閉症)育児 発達障害を告げられた時の気持ち

こんにちは。

発達障害自閉症 のお子さんをもつお母さんのアドバイザーの澄川綾乃です。

 

今は前向きに療育している私ですが、皆様と同じように、息子の発達障害を告げられてショックを受けた時期もありました。

しかも、私が息子の自閉症スペクトラムの診断を受けた時は、「またか!」と母親の自信を失う2度目の出来事でした。

 

1度目の自信喪失は、息子が生まれて3ケ月経った時、先天性の心臓病が悪化して入院したときでした。付き添い入院2ケ月の末、投薬治療の甲斐も無く、「もう手術しか改善の見込みはない」、さらに「手術しても完治する見込みは無く、一生薬をのみ続けなければならないだろう」、「乳児の小さな心臓の手術は命の危険が伴う、その覚悟で手術に臨んでほしい」と言われました。

 

一生病気を患って生きていかなければならない、そんな風に生んでしまった悲しみ、そして完治しないことを覚悟して受けなければいけない命をかけた手術・・・
その事に深く傷つきました。

 

しかし、担当の女医の病気に対する深い知識と患者や家族の熱い思い、仕事と家庭を大切にする女性としての生き方、これらに深く感銘を受け、支えられました。

 

幸い、手術が大成功し、完治はしなかったものの心臓病の症状はほとんど無い良好な状態になりました。
これでやっと普通の生活が送れる、そう思った矢先の出来事でした、息子の発達障害の疑いがあると告げられたのは。そして、発達障害も治ることのない障害・・・

カンタン家庭療育 発達障害(自閉症)育児に苦しむ
どうして私の子は普通に育てられないのだろう、という苦しい思いでした。

おもちゃを並べて遊ぶというこだわりがひどく、誰かが動かすだけで怒って自傷行為や癇癪を起す。はらはらさせられる毎日。

多動傾向でよくうごきまわる息子。
(のちのち、医者に多動の薬を勧められ、移動支援を利用することとなります。)

 

言葉が出なくて、3歳半で要求語が出るようになっても、その後の言葉の発達も遅く、会話も全然出来るようになりませんでした。

 

しかし、受け入れるしかない、他にどうしようもないのです。
私は悲しいという気持ちは忘れることにし、どうしたらいいのか、自分に何が出来るかと考えるようにしました。そして、公的な療育である作業療法保育所等訪問支援事業家庭療育の道に踏み出したのです。

 

発達障害を告げられた保護者の方は、皆様同じように苦しまれたことと思います。
告げられた時は、悲しみや混乱の中にいらっしゃると思います。
しかし誰もがそれを乗り越えて、療育に希望を見出してらっしゃいます。

 

息子のことで苦しい思いもしましたが、病気や障害が無かったら女医、加配や担任の保育士、療育の先生と出会って一緒に息子のことで心を通わせるなんてことは無かったでしょう。

 

どうか、皆様も前向きに療育の道へ進んで行ってください。

心を痛めてもご自身がどんどんつらくなるだけです。

 

苦しいとき、不安なとき、は是非ご相談ください。
誰もが、初めから強いわけではありません。
私もこれまで何度も苦しみを味わい、そこから立ち上がってきましたよ。

 

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