言葉が遅い子との会話や家庭療育は興味がある事や必要な事から よくある間違いと成長事例もご紹介
2021年7月27日5:18 PM カテゴリー:発達障害や言葉が遅い子の家庭療育の効果・発達状況・お客様の声,言葉が遅い・自閉症やADHD(発達障害)・知的障害をもつ息子の育児ブログ
言葉が遅い子との会話や家庭療育は興味がある事や必要な事から よくある間違いと成長事例もご紹介
ことばカンタン家庭療育の澄川綾乃です。
今日は、
・夏休みの我が家のこと 言葉が遅い息子との日常会話
・言葉が遅い・発達が遅い子の興味や必要性と教える内容について
・日常会話が上手になった小学生の事例
・先週の無料メール講座のご紹介「言葉が遅い子の成長事例」
の順にお伝えしたいと思います。
言葉が遅い息子との日常会話 夏休みの我が家では
夏休みに入りましたね。
小学校6年生の息子は、
学童と放課後等デイサービスに通っています。
ADHD(注意欠陥・多動性障害)をあわせもっている息子は、
家でじっとしているのが苦手、
お出かけが大好きです。
遠出が好きなので、とても疲れますが、
週末はなるべく、ストレスがたまらないように
人込みを避けながら、
週末は、海やプールへ行っています。
先日は近所の子と花火もしました。
火は怖い事、熱い事、火の取り扱い方などを教えています。
料理のときもですが、
花火も、喜びながら、火は怖がっているので、
ちゃんと理解しているようでホッとしています。
お出かけやイベントの前に「予定の会話」、
帰ってきたら「振り返りの会話」などをしています。
そろそろ地図を見れるようになってほしいと、
地図の味方を教え始めています。
せっかくお出かけが好きなのなら、
と教え始めたのですが、
まあまあ興味持ってくれています。
やはり、本人の必要性に関係のある所で
教えていくことはとても伸びるし、
家庭生活でも使えてお得ですね。
言葉が遅い・発達が遅い子の興味や必要性と教える内容について
療育や放課後等デイサービスの支援者からよく聞く話ですが、
親がやらせたいことで子どもに必要のないことをやらせるのは、
親の自己満足という事を聞きます。
よく聞く例が、ピアノです。
私は、「ピアノを楽しむ程度」なら良いと思うのですが、
定型発達の子どもと同じように「発表会のレベル」を求めてしまうと、
そこまでは、必要がないことが多いです。
また、ピアノは極めるのにとても時間がかかる割に、
日常の中で子どもへの必要性は薄いです。
どちらかといえば、習字の方が、字を書くから授業でも役に立つかな。
本人の必要のないことを教えるより、
家庭の毎日の生活に関係のある、
本人が生きる力として必要のあることを教えていくことが
ママとして子どもにしてあげられる一番大事な事なんじゃないかと思います。
私が思う、「必要な事」とは、
一緒に経験したことを言語化して言葉の理解を促したり、
お手伝いをしてもらいながら、
手先を器用にし、将来の自立や就労を目指したり・・・
私はそれを大切にしています。
本人に一番必要なことだと思うからです。
で、今、私が息子に教えている地図は、
一緒に経験したことを言語化する、のオマケとして、
地図を見ながら会話出来たらもっと楽しいな、という私の欲もあります。
また、支援学級で、地図のパズルとかもやっているので、
ただ県名を丸暗記しても、役に立たないよね、
どうせなら、ちゃんと、自分がどこに行ったのか理解してほしい、
ということで取り組んでいます。
私の家庭療育の方針って、そういう事なんです。
丸暗記は無意味です。
何事もちゃんと、
意味を理解して、出来るようになってほしいと願って、
息子の家庭療育をしているし、
お客様にも家庭療育プログラムをお作りしています。
なので、私は、週末にお出かけするときも、
水着や浮き輪の準備や持ち運びなど、
息子にもやらせています。
年齢や発達段階によって必要なことは違いますが、
子育ては、地に足のついた
毎日役立つことを一緒にやっていく積み重ねが大事だと思います。
日常会話も、ただ丸暗記の会話や言いたいことだけ言うのではなく、
会話のやり取りがちゃんと出来る、
相手に分かるように具体的に詳しく説明できる、
ということを目指しています。
私と同じように、日常会話を頑張ってくださっている
お客様の事例をご紹介します。
日常会話が上手になった小学生の事例
今日は、家庭療育プログラム「ことばプログラム」を
4ケ月取り組んでいる小学生の子の成長事例をご紹介します。
動画プログラム4ケ月目
こないだ「チーズパンはどうやって作るの?」と聞いてみたら
「パンを出してきてチーズをのせて」
「ケチャップをぬってチーズをのせてやく」と答えてくれました。順番が少し前後していますが、具体的に答えてくれて嬉しくなりました。
した遊びを私が聞かなくても自ら教えてくれることもあります。
「今日爆弾ゲームをしたんだよ」
→「へー、そうなんだ。ママ爆弾ゲームしたことないんだけど、どうやるの?」
→「ドボンって言ったときにボールを持っていたら負け」
→「誰がドボンて言うの?」
→「じゃんけんで買った人」→「ボールはどうするの?」
→「次の人に渡す」
→「あ、そうなんだ。
じゃあママがじゃんけんに勝って
●●ちゃんがボールを持っているときに
ドボンって言ったら
●●ちゃんの負けってこと?」
→「うん」
→「みんなと楽しく遊んだんだね。教えてくれてありがとう。」
→「どういたしまして」
今までは、質問をしても
適切な返事がなくて
結局どんな遊びをしたのかよくわからず。。。という感じだったのが、
順番に質問をしていくと、
先生からの情報がなくてもどんな遊びをしたのかが
具体的にイメージできるようになり
会話をしていると実感できるときもでてきました!
こうやって聞き出せるようになるのは、
だいぶ先の事です。
まずは大人が話して聞かせたげることをしていかないと
分からないことを聞き出すばかりしていると
会話が嫌いになり、本末転倒です。
子どもが話すことが大事なのではなく、
家庭内で子どもと話す時間をちゃんと作ることが大事なんですね。
ママが子どもに話して聞かせていれば
子どもはそのうち覚えて話せるようになっていきますよ。
家庭での毎日の会話が大切ですね。
子どもに話してあげたいけれど、
ママ自身もどうやって話しかけていいか分からない、
という方は、ご相談くださいね。
言葉が出ない、増えない、会話のやり取りがうまく出来ない、
日常会話で通じない事があるなど
言葉の遅れに関するご相談は、
400組以上の親子を支援してきた私にぜひご相談くださいね。
まだ言葉が出ていないお子さん、二語文が出ていないお子さんは、
すくすく動画講座もお勧めです。
でも、マンツーマンのサポートプログラムを受けていただくと、
お子さんにいちばんあった最短の方法で取り組むことができると思います。
子どもらしい遊びやことば・生活の力をつけるベーシックプログラム
三語文が話せる、質問にもいくつか答えられる、それ以上のお子さんの場合は、
ことばを中心に取り組むマンツーマンのサポートプログラムがお勧めです。
特に、1歳遅れくらいの軽度な遅れのお子さんの場合、
年長の1年で2年分の成長をして遅れを取り戻したお子さんもいらっしゃいます。
今、年少、年中さんでも、
家庭療育プログラムでどんどん伸ばしていきたい方はぜひご相談ください。
小学生向けプログラム もあります。
日常会話にプラスして、授業対策か、自立・就労対策か
お子さんに合った方をお選びいただけます。
出来ないことを出来るようにするために、
何をすればいいか、具体的な方法をお伝えしていますよ。
日常会話が出来るようになると、子どもとの会話が楽しくなります。
今の積み重ねが、お子さんの将来の姿を作りますよ。
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先週の無料メール講座のご紹介「言葉が遅い子の成長事例」
<ちょうだいから三語文まで発語を促すカンタン家庭療育 続編>
<安心して幼稚園・小学校に送り出せる「聞く・話す」言葉の力の育て方 続編>
言葉の遅れを改善しIQ99で普通学級へ 現在2年生
家庭療育を頑張ったあの子の今
言葉の遅れは、家庭での親の声掛けが第一です。
どんな風に言葉が成長していくのかイメージを持ってほしいと思います。
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