認知:顔の絵を描けるようにする方法
顔の絵がなかなか描けるようにならない。
その理由は、ボディーイメージが自分の頭の中に描けていないからです。
目を閉じて顔を思い浮かべようと思った時に、目、鼻、口がどこにあるか、思い浮かばないのです。
手足と違って、自分の目、鼻、口を使っているところは普段見ないので、意識的に鏡を見ながら、目、鼻、口などを確認する機会を増やしましょう。
朝起きて顔を洗う時、夜お風呂に入るときはもちろん、その他に遊びの中にも取り入れましょう。
また、保護者の方やご兄弟のお顔などで、目、鼻、口を指して教えるのも良いですね。
<遊び歌1>見本を模倣することから始めましょう。
◆上がり目、下がり目、くるっと回してにゃんこの目
◆トントントントンひげじいさん
<遊び歌2>自分で手を持っていけるかな?
◆雷ドンがやってきたドンドコドン、ドンドコドン、隠すのは○○○○
○○○○に、おめめ、お鼻、お口などと入れて歌いましょう。
自分で隠せるようになったら、位置を覚えた証ですね。
<指さし>指を差せるように
「目はどこ?」とか「耳はどこ?」と言われた時に指を差す練習をしましょう。
まずは、パーツの位置をしっかりと認識することが大切です。
自分の顔で出来るようになったら、ママの顔や絵本の中の子の顔でもできるようにしましょう。
<福笑い>
次は、絵の中で、どこの位置に目や鼻などの各パーツがあるのかを配置できるようにしましょう。
最初は顔の絵の目が無い絵をお母さんが描いて、目だけ別の紙に描いて切り抜き、お子さんがそれを顔の絵に配置する練習をしましょう。
出来るようになったら、口だけない顔の絵に、口をお子さんが配置する練習をしましょう。
次は、鼻、次は耳、最後に眉毛です。
1つずつ、確実に配置できるようになってから次へ移りましょう。スモールステップです!
1つずつ配置できるようになってから、目、鼻、口をいっぺんに配置する練習に移りましょう。 描く前に、まずは置けるようにする、これがスモールステップです。
<パーツ毎に描く練習>
福笑いで正しい位置に目などの各パーツを置けるようになったら、次は、いよいよ描く練習です。
まずは、顔の絵の目が無い絵をお母さんが描いて、目だけお子さんが描き足す練習をしましょう。
出来るようになったら、口だけない顔の絵に、口をお子さんが描き足す練習をしましょう。
次は、鼻、次は耳、最後に眉毛です。
1つずつ、確実に描けるようになってから次へ移りましょう。スモールステップです!
ここまでできるようになったら、のっぺらぼうの中に、目、鼻、口を描く練習をしましょう。
<顔の絵を描く>ボディーイメージがついてきたら、紙に顔を描く練習をしましょう。
おめめは顔の上の方だね、と言って、お子さんではなくご自分の目を指さして見せます。
それから紙に書いた顔の輪郭の上の方を指さしてここだね、と言ってそこに目を描かせましょう。
お鼻も同じように、お鼻は顔の真ん中だね、と言って、お子さんではなくご自分の鼻を指さして見せてから描かせましょう。
他も同様です。
次第に、自分ひとりで描けるようになりますよ。
▼最初は息子もこんな感じで描いていました
言葉が出ない、言葉が遅い、発達がゆっくり、発達障害や自閉症、グレーゾーンのお子さんを持つお母さんのアドバイザー
澄川綾乃のカンタン家庭療育(ピアレントトレーニングをしています)
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