家庭療育方法

「支離滅裂で何言ってるか分からない」言葉が遅い4歳5歳の子の会話の特徴と改善方法

「支離滅裂で何言ってるか分からない」言葉が遅い4歳5歳の子の会話の特徴と改善方法

意味不明で何言ってるかわからない・伝わらない会話の理由は?

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れの事例では、
「支離滅裂で何を言っているか分からない」
「ママには分かっても、ほかの人に通じない」
ということがよくあります。

 

そういう場合、次のような話し方をするために、相手に伝わりづらいです。
・突然、思いついたことや思い出したことを話し始める。
・言いたい事だけ話す。
・言葉を並べて文章を作るのが苦手。
・綺麗な文章で話せない。
・思いついたことから話すため、順番がバラバラで経緯が良く分からない。
・会話ではなくアニメの再現が多い。

 

どんな話し方なのか、そして、
その話し方を改善していくために、どう親が関わったらいいかについて、
以下にまとめました。

 

 

突然自分の好きな話を始めて「前置き」が無いからいつの何の話かが分からない

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れの事例では、
突然、思いついたことや思い出したことを話し始めることがよくあります。
昔の話や、自分が気に行っているアニメのワンシーンの話を突然し始めたりします。

 

ママは毎日一緒に生活しているので、
「あの時のあの話かな」と思うけれど、
他の人には伝わらないだろうなあと思うそうです。

 

たとえば、
突然、トーマスのDVDのワンシーンを言い出したり・・・
「サイダーの蓋が空いた。サイダーが飛び散った。びっくりしたね。」とか。

突然、だいぶ前の出来事のことを思い出して言ったり・・・
「波がザバーン。ママひっくり返った。お水飲んでからかったね。」
「かき氷買うために並んだけど、売り切れちゃった。悲しかった。」

などです。

 

言い出す話も、そんなに長いわけでは無いので、この短い文章だけ聞いても、ピンとこないわけです。

ママは、子どもが毎日好きで見ているDVDの内容なら、
ママも良く知っていて、「あのシーンかな」と思うでしょうが、
よほどそのDVDが好きな子でないとその会話は通じなかったりします。

 

また、昔の話も、子どもが良く同じことを言うので、きっとまたあの話だな、と思うのですが、
他の人にはその会話は通じないだろうな、とママは思うのです。

 

こういう場合、何が足りないのかと言うと、「前置き」です。
「トーマスのDVDの話だけど」とか
「去年、海に行ったときの話なんだけどね」と前置きが出来れば、
相手にも何の会話が始まるのかが分かります。

 

このように、言葉が足りないときは、
お子さんが足りない言葉を親が補ってあげれば、子どもの話し方はなおっていきますよ。

 

 

自分の話ばかり・言いたい事だけ話そうとする・相手の言う事は無視するか答えられない

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れの事例では、
自分の言いたい事だけを話そうとすることがあります。

 

会話の趣旨や内容がよく分からないため「なあに?」と聞いても、
何度も自分の言いたいことを繰り返す。
それは分かった、周辺情報が知りたい、
でも、相手が分かっていないことが何なのか理解できないため、
自分の言いたい同じことを繰り返し言う、という事があります。

 

たとえば
「〇〇ちゃんが叩いたの。先生が怒った」

「なんでたたいたのかな?」と聞いても「わからない」と答えたり、
「〇〇ちゃんが叩いた」と繰り返す。

 

同じ事だけ繰り返し話して、核心は話さない、となると、
よく分からないまま話が終わってしまうことがあります。

 

こういうときは、園の先生に事情を聞いてみて、事情が分かれば、
お子さんに「こういうことだった?」と聞いてあげると良いです。

そういう積み重ねによって、お子さんも、どう話せば通じるのかが次第に分かってきますよ。

 

 

誰がそうしたのか主語が入っていない・いろんな言葉が抜けていてよく分からない

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れの事例では、
主語やその他いろんな言葉が抜けていて、子どもの話がよく分からないことがあります。

 

たとえば、
「絵を描いた。綺麗に描けた。上手だね。って。嬉しかった。すごいねって。」
「夏祭りの準備をしたよ。プール、水風船つるよ。お箸と輪ゴムで作ったの。」
というように、それぞれ誰がしたこと、言ったことなのかが分からないことがあります。

「お箸と輪ゴムで作ったの。」という文章も、何を作ったのかが無いので、
意味が通じません。

 

こういうときも、言葉が足りないときは、
お子さんが足りない言葉を親が補ってあげれば、子どもの話し方はなおっていきますよ。

 

 

言葉を並べて文章を作るのが苦手・綺麗な文章にならない

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れの事例では、言葉を並べて文章を作るのが苦手なので、
綺麗な文章にならない、相手に伝わらない、ということもあります。

 

先ほどの場合は「つりざおを、お箸と輪ゴムで作った」という事ですが、
「つりざお」という言葉を知らなくても、「水風船つるやつ」などと、
知っている言葉を並べて表現することも出来るのですが、
そうやって言葉をつないで文章を作っていくのが苦手です。

 

単語を並べて文章を作れても、綺麗な文章でないために、
聞いた人が解釈しないと理解出来ない事もあります。

 

たとえば、私の息子が一生懸命単語を並べた文章ですが、

「布団、むこう、2個いっぺんに。□ーちゃんとママ。〇〇くんこっち。」

布団を2セット、向こうに敷いて、妹とママが寝てね。ぼくはこっちで寝るよ。
という意味ですが、分かりづらいですよね。

 

息子が書いた日記にはこんな文章もあります。
「マスクの作るの絵をかいてかきました。ぞうきんを作りました。うれしかったです。」

文章が少し間違っていたり、言葉足らずなので、ちょっと分かりづらいですよね。
本来の正しい文章はこちら。

「マスクの『作り方』の絵を(お母さんが)かいて、(ぼくが文章を)かきました。
 ぞうきん『も』作りました。うれしかったです。」

主語が抜けているし、「作り方」という言葉を知らないために、
「作る」と動詞になってしまっているので、綺麗な文章にはなっていません。

 

ですが、このように文章を組み立てるようになれば、
あとは場数を踏んでいけば、だんだん綺麗な文章になっていきます

こちらも、抜けている言葉や、知らない言葉を補ってあげると、綺麗な文章を作れるようになっていきますよ。

 

うまく順序だてて言語化が出来ない

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れの事例では、
自分が思い出した順に話すので、時系列に順序立っていないため、
良く経緯が分からないということがあります。

 

「先生が怒ったの。泣いちゃった。オモチャ取ったの。」と言う場合、

実は、オモチャを取ったのはお子さんではなくお友達で、
取られて泣いちゃって、先生がお友達に怒った、ということがあります。

 

それぞれの主語が無くて、順番が時系列になっていないために誤解が生じることもありますね。

それぞれ誰がしたことなのか、その場でお子さんに聞いてみると良いです。

また、普段からなるべく、主語を入れて話すように親が見本を見せていくと良いですよ。

 

 

会話ではなく自分の好きなアニメの再現が多い

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れの事例では、
「会話ではなくアニメの再現が多い」ということもあります。

このような場合、話したい気持ち・会話したい気持ちはあるけれど、
うまく喋れないから、アニメの再現で会話しようとする、という状況です。

 

でも、アニメの再現では、困り事も伝えられません。
今日の出来事も報告できないので、親は子どもを理解できません

 

お子さんが、自分の気持ちや状況、今日の出来事などを言葉で伝えられるように、
事実を正しく伝える練習を親が見本をみせながらしていくと良いですよ。

 

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