発達障害の子どもの言い間違い 何度も指摘してるのに直らない・分かっていないのはなんで?
2020年2月14日1:38 PM カテゴリー:発達障害や言葉が遅い子の家庭療育方法
発達障害の子どもの言い間違い 何度も指摘してるのに直らない・分かっていないのはなんで?
発達障害や言語発達遅滞、言葉が遅いお子さんは、言葉の言い間違いがよくありますよね。
言葉の言い間違いを、何度も指摘しているのに、直らない、というお子さんの場合、
何をどう間違えているのかを本人が分かっていないみたい、ということがあります。
よくある言葉の間違いは、次のような間違いです。
発達障害の2歳、3歳頃、要求が出始めのお子さんによくある言い間違い
要求語の言い間違い
2歳、3歳頃、要求が出始めのお子さんによくある間違い
「ちょうだい」と「あけて」を間違える
「ちょうだい」と「とって」を間違える
同じ場面で使う言葉を間違えることがあります。
また、動物の名前の区別がつかない、鳥を見るとすべてひよこになってしまうなど、
似たものの区別がつかないということがあります。
>>言葉が遅い子の言葉が出始めの時期の言い間違い:物の名前を間違える・同じ言葉で要求するのはなんで?直し方は?
発達障害の軽度な言葉の遅れがあるお子さんに多い言い間違い
助詞の言い間違い
・「・・・が」「・・・に」「・・・を」などを間違えてつかう
・「・・・が・・・を」なのに前につられて「・・・が・・・が」となってしまう
受け身の言い間違い
・もらった、あげた、してもらった、してあげた を反対に言う
・「たたいた」「たたかれた」「取った」「取られた」がごちゃごちゃになる
・「ぼくがやってほしい」のに「ママがやってほしい」などと間違える
反対言葉の言い間違い
・大きいと小さい、熱いと冷たい、冷やすと温める、行くと来る、などの言い間違い
似た言葉の言い間違い
・「多い」と「大きい」/「深い」と「大きい」の区別がついていない
活用形の言い間違い
・「・・・したね」と「・・・してね」を間違える
なんで言い間違いがなかなか直らないの?
助詞と受け身は、主語が反対になると、受け身や助詞の言葉も反対になります。
それで、余計に紛らわしくなってしまいます。
もともと助詞や受け身の言葉自体が紛らわしい、ので、混乱してしまう子どもも多いです。
また、言葉が遅い子どもは、まだ自分が中心で、相手のことへの気がまわりにくく、自他の区別も苦手です。
それで、相手と自分がごっちゃになってしまう、ということもあります。
また、言葉をなんとなく理解していてあいまいだったり、場面で覚えていたりすると、
言葉自体をはっきりと認識していないために間違えたり、
よく考えないと言葉が出てこない場合もあります。
特に、絵カードなどで丸暗記した物は、
自分が使うほどになれていない、イメージがわきにくいことから、
自分の言葉になっていなくて、間違えてしまうことがあります。
間違いにもいろんなパターンがあります。
パターンによって、直し方や対処方法がいろいろあります。
なかなか言い間違いが直らない方はご相談ください。
軽度の言葉の遅れがあるお子さんの場合、
家庭で子どもの言葉に目をかけて、丁寧に教えていってあげれば、
言葉の遅れを取り戻していきます。
実際に、言葉の遅れを取り戻して、普通学級に入ったお子さんもいらっしゃいます。
軽度な言葉の遅れがある子に、ママが自宅の日々の生活の中のしつけや会話で、
無理なく子どもの言葉の力をつけていく方法をお伝えし、サポートしています。
子どもと話せるって楽しい 年少から就学準備にも 軽度な言葉の遅れにことばプログラム
早く言葉の遅れを取り戻して、ママやお友達や先生に、自分の思いをいっぱい伝えて、
楽しい生活を送ってほしいと思います。
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