発達障害や言葉が遅い子の家庭療育方法

子どもの寝ぐずりや夕方の癇癪にどう付き合えばいいの?

子どもの寝ぐずりや夕方の癇癪にどう付き合えばいいの?

1歳、2歳、3歳のお子さんは、寝むたいとき、ぐずぐず言ったり、支離滅裂なことを言ったり、暴れたりしますよね。

 

このような、寝ぐずりや寝る前の癇癪の対処方法についてまとめました。

 

・子供の寝ぐずりの対処方法について

・子供の夕方の癇癪とお昼寝について

この2点についてお伝えします。

 

子供の寝ぐずりの対処方法について

発達がゆっくりな子供に限らず、子どもは眠たい時に不機嫌になったり、癇癪を起こしたりします。

 

言葉が出ている子どもでも、その場とは関係ないことや、なんで今そんなこと言うのか分からないようなことを言い出したり、話の内容が支離滅裂だったりすることがあります。

 

子どもが夕方や夜によく分からないことをグチグチ言ったり、機嫌が悪くなって急に叩いたりする、原因がわからない場合は、かなり「寝ぐずり」の可能性が高いです。

 

 

寝ぐずりの場合、眠たいので、理性が働きません。

子どもが言ってることに対して、真面目に大人が答えても、子どもは全然、言葉が頭に入っていきません。

 

そういう時の子どもの言葉は、言葉のまま捉えないで、「眠たい、眠たい」と言ってる、とお母さんの頭の中で、言葉を置き換えたほうが良いと思います。

 

眠たくてぐずぐず言っていても、背中をさすってあげればスヤスヤ寝ていく子どもであれば、そんなに困らないと思います。

 

でも、眠たくなると訳が分からなくなって、物を投げ始めたり、叩き始めたりするようだと、大人の方も困ってしまうのではないでしょうか。

 

 

そんな時は、子どもの背中側に座って、ぬいぐるみを使って、子どもの背中をさすってあげるのも効果的です。

 

大人が直接子どもに触れないことによって、子どもの暴力も受けません。ぬいぐるみが間に入ることにより、大人に当たるのを防ぐことができます。

 

 

大人も、ぬいぐるみを使って子どもをヨシヨシと撫でていると、

なんだかちょっとクスッと笑えてきたり、心にも余裕が出るんじゃないかなと思います。

 

 

いざという時に、ぬいぐるみを使うためには、普段からぬいぐるみと一緒に寝るような行動をしていることが必要です。

 

癇癪を起こした時だけぬいぐるみを出してくると、子どもにとってはそれが理解できないのでうまくいきません。

 

でも、普段から寝るときにぬいぐるみを使っていれば、ぬいぐるみが出てきたから寝る時間だなと、安心して眠ることができます。

 

 

最近は、ぬいぐるみの大人用抱き枕もありますので、家族みんなでぬいぐるみを使うというのもお勧めです。

 

特に、発達がゆっくりな子の場合、ぬいぐるみに愛着が湧かない子も多いですが、

兄弟や家族がごっこ遊びや抱き枕などで使っていると、

だんだんぬいぐるみに愛着が出てきたり、

真似をしてぬいぐるみごっこが出来るように変わっていく場合が多いです。

 

 

発達がゆっくりな子の場合は、心の安定のためだけでなく、遊びの幅を広げるという意味においても、家族がぬいぐるみとを使うことがおすすめですよ。

 

 

うちの息子は、私と娘がぬいぐるみの抱き枕を使っているのを見て、

ぬいぐるみをお布団に並べて寝るようになったり、

一人でトイレに行くときにぬいぐるみを連れて行くようになりました。

家でハンカチ落としをするときに、ぬいぐるみを並べて、お友達の代わりにしたりするようにもなりました。

ぬいぐるみによって、遊び方が発達していきますね。

 

お泊まり保育やショートステイなどの時にも、好きなぬいぐるみがあると安心ですよ。

 

ただし、お気に入りのぬいぐるみは、一つに限定するよりは、複数あった方が良いと思います。

 

ぬいぐるみは、一つだけ気に入ってると、そのぬいぐるみがボロボロになってしまった時にかえがなくて、子どもがそのぬいぐるみにこだわりがあると困ることがあります。

 

 

特に年数が経つと、もうそのぬいぐるみが売っていないということもありえます。そうなるともう手に入りません。

 

 

お気に入りのぬいぐるみがもし汚れちゃったり壊れちゃったりした時にも、複数好きなぬいぐるみがあれば、心の支えを無くさなくて済みますよ。

 

 

子供の夕方の癇癪とお昼寝について

 

3歳前後の子供が、夕方癇癪を起こしやすいのは、お昼寝の回数が二回から一回に変化するタイミングが多いんじゃないかと思います。

 

お昼寝が一回になってくると、夜まで持たずに夕方ぐらいからぐずり始めることがよくあります。

 

ぬいぐるみで遊びながらゴロゴロして気を紛らわしたり、

ぬいぐるみと遊んでいる抱きしめたりしていれば少し落ち着くんじゃないかなと思います。

 

 

途中で寝てしまうと、夜眠れなくなったり、この時期はバランスを崩しやすいですが、

一時的なものなので、あまり気にしないで、その時その時の子どもの状態で変えて行ってもいいんではないかなと思います。

 

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