発達障害や自閉症の子どもの行動:小さいものを握って持ち歩く
発達障害や自閉症の子どもは、小さいものを握って持ち歩くことがよくあります。
うちの息子は、よく持ち歩いていました。
小さい物を持ち歩く子どもの姿って、
可愛いですよね。でも時には困ることも。
小さい物を持ちあるくことで困る事、対処方法を書きました。
小さい物を握る理由ははっきりしませんが、これも「こだわり」の1種のように思います。
また、持っていると安心するという精神安定剤のような働きもあるように思います。
息子が1歳半の頃、娘の出産のために、認可外保育園に2ケ月程預けたことがありました。
その時、息子は保育士に抱かれるのではなく、1日中タオルを持ち歩いていました。
息子にとって、タオルが精神安定剤でした。
小さいものを握って持ち歩くことに問題はありません。
物を握るという行為は、手で物の形を認識して、それが神経を通して脳に刺激が行き、とても良いことです。
口に入れてしまうお子さんもいらっしゃるので、誤嚥には充分ご注意くださいね。
小さい物を握る癖は、1年くらいでおさまる一時的な場合も多いので、しばらくは様子を見ておくのも良いと思います。
ただし、常に握っているために、ご飯を食べるときに道具を持ってくれない、遊びの時におもちゃを持たない、療育におもちゃを持って行けない、というときに困りますね。
出来れば、おもちゃを横に置いて、遊んだりご飯を食べて、それからまたお気に入りのおもちゃを持つ、という風にしていけると良いです。
お気に入りのおもちゃを入れる小さな蓋の無い可愛い箱を用意して、そこに入れ、近くに置いておくように、気長に優しく声掛けしていくと良いですよ。少しずつ、持っているものを離して作業する時間を作っていけると良いですね。
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