発達障害や言葉が遅い子の家庭療育方法

言葉の遅れがある子が今日の出来事を詳しく伝えられるために 息子を例にして

言葉が遅い子どもの場合、自分のやっていること、やったことを伝えるのが苦手。

さらに、相手に伝わるように具体的に詳しく、となると、もっと難しくなります。

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でも、教え方や話し方次第で、理解できるようになっていきます。

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今日は息子との会話を例に、具体的な教え方をご紹介します。

 

 

息子は放課後等デイサービスで、ボール運動をして来ます。

いろんな運動をしたと報告を受けたので、息子にどんな運動をしたのか聞いてみました。

でも、どんな風にボール運動をしたのか、具体的に言葉では伝えられず、、、

 

そこで「どうやってやったの?見せて。股の下にくぐらせてどうしたの?」と聞くと、

上手に左右の足の間にボールを八の字にくぐらせていました。

小さいころから体幹を鍛えていたため、身体もぶれずに早技です。

1から10までカウントしていました。

以下の画像は2から8のみに動画をカットしてアップしています。

 

 

「八の字にくぐらせる」

この言葉は、知らないと出ないですよね。

しかも、「八の字」と聞いても、数字の8の事だと気づくことも意外と難しいのです。

 

そこで、まずは、毛糸で八の字を作り、指でなぞり、

「8だよ、8の数字」と見せたら、「8!」と理解できました。

 

そこで、次のステップ!

毛糸の8が横向きになるように立ち、二つの輪に、左右の足をそれぞれ置いて、

左右の足の間にボールを八の字にくぐらせながら、「八の字」と教えると、

八の字にボールを動かしていることに気づいた息子は、

「八の字!」と喜んで、自分も毛糸の輪に足を入れて、ボールを八の字に動かしていました。

言葉の遅れがある子が今日の出来事を詳しく伝えられるために 息子を例にして

言葉の遅れがある子が今日の出来事を詳しく伝えられるために 息子を例にして
昔、私は、「息子にはどうせ理解できないだろう」と、色んな事を教える前からあきらめていました。

でも、「理解できないから」と私が説明をしないと、息子が自然に分かるようになる事は少なくて、

月日だけが経ってしまいました。

 

今では教え方がどんどんひらめき、教えないであきらめる事はなくなりました。

日々、ひとつずつ丁寧に教えていくと、

塵も積もればで、数年ではすごい成長になります。

 

 

しかも、特に、教えるための工夫が大変なわけでもない(*^^*)

こんな簡単な事で伝わるなら、全然苦ではないし、

むしろ、あんな嬉しそうに、八の字を覚えてくれると、

「もっと教えてあげたいな」って思ってしまいます(*^^*)

教えることが楽しくて仕方ないのです♪

 

このように、言葉が遅い子どもは、

ただ言葉で説明するだけでは理解できないことも、

ちょっとした工夫があれば理解できることも多いのです。

 

 

私がサポートしているお子さんも、

分かって楽しい、伝えられてうれしい経験を積み重ね、

ことばの遅れを取り戻して、普通学級に入られた方が何人もいらっしゃいます。

分からない事を分かるように教えていく、

その積み重ねで分かる事や出来る事がどんどん増えていくのです。

 

どうやって教えたらいいか思いつかない方のために、マンツーマンのサポートをしています。

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