発達障害や言葉が遅い子の家庭療育方法

発達障害の子どもの言い間違い 何度も指摘してるのに直らない・分かっていないのはなんで?

発達障害の子どもの言い間違い 何度も指摘してるのに直らない・分かっていないのはなんで?

 

発達障害や言語発達遅滞、言葉が遅いお子さんは、言葉の言い間違いがよくありますよね。

言葉の言い間違いを、何度も指摘しているのに、直らない、というお子さんの場合、

何をどう間違えているのかを本人が分かっていないみたい、ということがあります。

 

よくある言葉の間違いは、次のような間違いです。

 

発達障害の2歳、3歳頃、要求が出始めのお子さんによくある言い間違い

要求語の言い間違い

2歳、3歳頃、要求が出始めのお子さんによくある間違い

「ちょうだい」と「あけて」を間違える

「ちょうだい」と「とって」を間違える

同じ場面で使う言葉を間違えることがあります。

 

また、動物の名前の区別がつかない、鳥を見るとすべてひよこになってしまうなど、

似たものの区別がつかないということがあります。

 

>>言葉が遅い子の言葉が出始めの時期の言い間違い:物の名前を間違える・同じ言葉で要求するのはなんで?直し方は?

 

発達障害の軽度な言葉の遅れがあるお子さんに多い言い間違い

助詞の言い間違い

・「・・・が」「・・・に」「・・・を」などを間違えてつかう

・「・・・が・・・を」なのに前につられて「・・・が・・・が」となってしまう

 

受け身の言い間違い

・もらった、あげた、してもらった、してあげた を反対に言う

・「たたいた」「たたかれた」「取った」「取られた」がごちゃごちゃになる

・「ぼくがやってほしい」のに「ママがやってほしい」などと間違える

 

言葉の言い間違いを何度も指摘してるのに直らない・分かっていないのはなんで?

反対言葉の言い間違い

・大きいと小さい、熱いと冷たい、冷やすと温める、行くと来る、などの言い間違い

 

似た言葉の言い間違い

・「多い」と「大きい」/「深い」と「大きい」の区別がついていない

4歳や5歳の軽度な言葉の遅れでの言い間違い:反対言葉「多い・少ない」

 

活用形の言い間違い

・「・・・したね」と「・・・してね」を間違える

 

 

なんで言い間違いがなかなか直らないの?

助詞と受け身は、主語が反対になると、受け身や助詞の言葉も反対になります。

それで、余計に紛らわしくなってしまいます。

もともと助詞や受け身の言葉自体が紛らわしい、ので、混乱してしまう子どもも多いです。

 

 

また、言葉が遅い子どもは、まだ自分が中心で、相手のことへの気がまわりにくく、自他の区別も苦手です。

それで、相手と自分がごっちゃになってしまう、ということもあります。

 

 

また、言葉をなんとなく理解していてあいまいだったり、場面で覚えていたりすると、

言葉自体をはっきりと認識していないために間違えたり、

よく考えないと言葉が出てこない場合もあります。

特に、絵カードなどで丸暗記した物は、

自分が使うほどになれていない、イメージがわきにくいことから、

自分の言葉になっていなくて、間違えてしまうことがあります。

 

 

間違いにもいろんなパターンがあります。

パターンによって、直し方や対処方法がいろいろあります。

なかなか言い間違いが直らない方はご相談ください。

 

軽度の言葉の遅れがあるお子さんの場合、

家庭で子どもの言葉に目をかけて、丁寧に教えていってあげれば、

言葉の遅れを取り戻していきます。

実際に、言葉の遅れを取り戻して、普通学級に入ったお子さんもいらっしゃいます。

 

軽度な言葉の遅れがある子に、ママが自宅の日々の生活の中のしつけや会話で、

無理なく子どもの言葉の力をつけていく方法をお伝えし、サポートしています。

 

子どもと話せるって楽しい 年少から就学準備にも 軽度な言葉の遅れにことばプログラム言葉の言い間違いを何度も指摘してるのに直らない・分かっていないのはなんで?

 

早く言葉の遅れを取り戻して、ママやお友達や先生に、自分の思いをいっぱい伝えて、

楽しい生活を送ってほしいと思います。

 

<関連記事>

>>4歳や5歳の軽度な言葉の遅れってどんなもの?

 

>>言葉が遅い子の言葉が出始めの時期の言い間違い:物の名前を間違える・同じ言葉で要求するのはなんで?直し方は?

 

 

ことばが出ない・遅いご相談は、澄川綾乃のことばカンタン家庭療育へご相談ください。