就学・入園に必要な言葉の力
2015年7月3日6:35 AM カテゴリー:療育・福祉制度・就学情報/発達障害・自閉症児の育児におけるママのお悩み
就学・入園に必要な言葉の力
お子さんの言葉はどのくらい出ていますか。
今日は、就学前後に必要な言葉の力について書きたいと思います。
言葉の力について、年齢毎にこんな力が必要であり、困難にぶち当たると言われています。
★言葉の始まりは 言葉と物が一致
2~3歳では、言葉と物が一致する力がついてきます。
「これは何」と子どもがやたら聞いてくるのは、この時期ですね。
物には名前があることを知り、沢山の単語を覚えていきます。
また、この時期に、言葉には意味があるということを覚えます。
「かして」「ちょうだい」「やって」などの要求語を覚えて、要求すると相手に伝わる、叶うという言葉の便利さを実感します。
それが、言葉を覚えてコミュニケーションをする第一歩になります。
★幼稚園の入園には 日常会話の力
幼稚園に入園する3歳の頃になると、多くの子が、一通りのことを言葉で話せるようになり、会話によるコミュニケーションができるようになります。
今日、何して遊んだ?
明日、何がある?だから何を準備するの?
このような会話ができるようになり、一人で幼稚園で先生の指示によって過ごせるようになり、家に帰ってその日の事を報告できるようになります。
明日の持ち物や先生から親へ言うように指示があったことなどを家に帰って親に報告できるようになります。
このような力ができるために、幼稚園では30人に1人の担任の先生が一般的で、連絡帳などの個別のノートもありません。
★5歳の坂
小学校にあがるまでには、「言葉を言葉で説明する力」が必要と言われています。
そして、その難しさから、「5歳の坂」とも言われています。
小学校の「言葉による」授業を理解するために、この力が必要だと言われ、
小学校に入る年齢が6歳なのは、5歳でおおよそこの力がつくためです。
傘は、雨の日にさすもの?
帽子は、お外でかぶるもの?
もし運動会の日に雨が降ったら、運動会はどうなる?
など、言葉をほかの言葉で説明する力が、言葉中心の授業の基礎になります。
就学に必要な言葉の力は、正しく長い文章が使えて、物事を文章で順番に説明できる力です。
★9歳の壁
小学校中学年に入ると、「抽象的言語(平和、友情)」が分かるようになります。
この抽象的な言語は、目に見えず、形が無いため、ここを乗り越えることがとても難しいと言われています。その困難から、「9歳の壁」と言われています。
このように、言葉の力は、年齢ごとに、より難しい言葉、より概念的な言葉が要求されます。
だからこそ、幼少期に早く三語文まで引き出してほしいんです。
そして、就学に必要な、言葉を言葉で説明する力をじっくりとつけてほしい。
それが、物事を考える力になります。
お子さんに、どんな言葉の力を付けてほしいですか。
質問にこたえてほしい、会話したい、お友達とも普通に話してほしい、
親の気持ちは、終わりがないと思います。
是非、今の小さいうちに、
少しでも多くの言葉を身に着けて、
お子さんの将来の可能性を広げてあげましょう!!
個別で手厚い家庭療育プログラム
パーソナル療育プログラム
就学を見据えた言葉集中療育プログラム
どちらも日常会話の中で親子の自然な会話を増やして、お子さんの言葉の力やコミュニケーションの力を伸ばしていきます。
1日も早く、
あなたのお子さんの出来ないを出来るに変えてあげましょう!
それが、お子さんの将来の可能性を広げていきますよ。