言葉が遅い4歳の子 質問の意味を理解し的外れな答えをすることもなくなりました
2020年3月8日8:00 PM カテゴリー:発達障害や言葉が遅い子の家庭療育の効果・発達状況・お客様の声
言葉が遅い4歳の子 質問の意味を理解し的外れな答えをすることもなくなりました
言葉の遅れがあり、要求以外の言葉をあまり喋っていなかった4歳のお子さん、
家庭療育プログラム:ことばプログラムに3ヶ月取り組んで頂き、
こんな風にいっぱいお話ししてくれるようになりました。
【言葉】
動詞や形容詞がよく出てくるようになりました。
自分から「くらい」と言うだけでなく、
「電気を消したらどうなった?」と聞けば、「くらくなった」と答えてくれます。
身体を洗い終わったときに「どうなった?」と聞いたら「終わった」と答えてくれました。
こちらが思っていた答えとは違ったけれど、
的外れな答えではなく、
その状況に合った答えを自分で考えられるようになってきました。
聞かれていることが理解出来るようになったんだと思います。
前は、自分の要求を言うことが多く、
質問をしても無言だったりオウム返しだったりしましたが、
会話っぽくなりました。
この教室で、プログラムを作って貰って、
会話って、こんなにあるんだ、質問することってこんなにあるんだといつも驚き、ためになります。
「どうなった?」なんて聞いたことがなかったのですが、
普段の会話で自然にこういう質問をすることが出来るんだと分かりました。
「車で高速!うれしい」
「ママと車乗った!楽しい」などの気持ちを話してくれたり、
「ヘルメットかぶらない!」と主張したり、
自分の気持ちをよく言えるようになりました。
駅のホームでも
「もうすぐ電車来る!」
「オレンジ 電車 来た!」などと話してくれます。
また、電光掲示板の時刻表を見て、「これなあに?」などと聞いてくるようになりました。
助詞も出てくるようになりました。
「・・・は・・・する」とか「ママとする」など、文章っぽくなってきました。
【遊びの様子】
最近はお家でレジごっこがブームで
「・・・を2個ください」などとお姉ちゃんと楽しく遊んでいます。
「やめて」
「おねがい」
「ママ座って」「ママ遊ぼう」「ママ一緒に!」など
など沢山話してくれるようになりました。
【遊びのルールが理解出来るように!】
家庭療育プログラムで鬼ごっこを教えてもらい、
鬼ごっこのルールが分かるようになりました。
以前は追いかけっことの違いが分かっていなくて、ただ一人で逃げているだけでしたが、
自分が鬼になったら相手にタッチしてくれるようになりました。
【制作も上手に】
家庭療育プログラムで、塗り絵も出来るようになりました。
色分けして色塗り出来るようになりました。
前は、お花の茎も葉っぱも茶色で塗っていて、
意味を理解していないみたいだったけれど、
お花は黄色や赤で、葉っぱは緑で塗るようになりました。
今月は、こんなご成長の様子をお聞きできて、私もうれしかったです。
塗り絵が出来るようになったので、今回は折り紙をしました。
一緒に折ってくれました。折った物を見立てて遊べました。
折り紙って長いこと座って折るイメージをもたれがちですが、
最初の頃は、1枚か2枚、簡単な物を折るだけです。
まずは、折り紙を実物に見立てることが出来たり、
それなりに形らしく折れたり、手の動きや強さを覚えることからですね。
こういう、小さな練習が、積み重ねると大きな成長につながっていきます。
言葉も同じです。毎日、生活の中でかける言葉が、子どもの頭の中に蓄積されて、
子どもは話せるようになります。
子どもは、毎日聞く言葉は、ちゃんと覚えます。
いつも同じ事ばかりしか言わない、とご相談があるのですが、
大人がいろんな言葉をかけていってあげると、自然となおっていきます。
話しかけるのが苦手だな。何を話しかけていいか分からない、
いつも日常のルーティーンの指示ばかりしかしていないかも・・・
そういう方こそ、言葉のかけ方を変えるだけで、子どもは沢山喋るようになります。
子どもの会話を引き出す声のかけ方を、以下の2つのマンツーマンのサポートプログラムで
お伝えしていますので、是非ご相談くださいね。
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