お絵かきを教える方法 自閉症や発達障害の子どもにお絵かきを教えるには

お絵かきを教える方法 自閉症や発達障害の子どもにお絵かきを教えるには

自閉症や発達障害の子のお絵描きと、お絵かきが苦手な理由は?

発達障害自閉症の子どもは、耳で聞くことが苦手な分、目で見ることが得意な子が多く、絵が非常に上手な子もいます。
しかしそれは稀で、自閉症や発達障害の子どもは、お絵描きが苦手な子が多いです。
 

お絵かきが苦手な理由1:実物を物や絵に見立てることが分からない

自閉症や発達障害の子どもは、物を見て、類似の特性を見出すことが苦手です。
自分がいつも使っている青いスプーンはスプーンと思っても、銀色のスプーンは同じスプーンだと思えない子もいます。
これは、一番初期の頃の物の理解ですが、大なり小なり、そのような苦手さがあり、かいた絵や作っている物が、実物と同じだと気付くまでに時間がかかります。
 

お絵かきに興味が持てない

自閉症や発達障害の子どもは、こだわりが強く、他人がやっている事でも、自分にもともと興味があることとは違うことだと、無関心です。それで、周りの人がお絵かきに誘っても、喜んでやってくれる子は少ないと感じます。
 

手先が不器用

自閉症や発達障害の子どもは、発達が遅れるために、手先が不器用な子も多いです。
手先が不器用でうまく描けないために、お絵かきが好きになれない子もいます。
 

幼児のお絵かきとは?お絵描きの発達の順番

幼児期の子どものお絵かきは、次のような順に発達します。
 
なぐりがき
ぐるぐるつなげた丸


頭足人(頭と足で胴体の無い人)
人形・太陽・花・木・家を記号(図式)的に描く
基底線、空が現れる
人や動物の絵が描ける
 
 

自閉症・発達障害の子どもと楽しみたいお絵描きの始め方

絵を描くというのは、自分が思ったように手指を動かして描くこと。
実は、これがうまくできないと、小学校に入ってから文字を描くのがとても難しいんですね。
お絵かきは文字の基礎にもなるんです。だから、早くから、楽しく練習していきたいですね。
 
絵の意味を理解しながら、お絵かきを楽しく出来るようにする方法を説明します。
 

お絵かきの始め方・教え方 最初は自由に

はじめは、ぐるぐるぐるぐる・・・と描いたり、ぐちゃぐちゃ・・・と描いたり。そんな風に自由に描いてもらいましょう。そんな、なぐりがきを数か月たったら、順番に形を描けるようにしていきたいですね。
 

お絵かきの始め方・教え方 次は「点」や「線」で遊ぼう

点で雨をかいたり、苺の点をかいたりして、点で遊びましょう。
 
出来るようになったら、次は、「縦」や「横」を練習しましょう。
 
「縦」や「横」は、就学に向けても、できるようにしたいですよね。
方向を覚えること、長い線が引けることがポイントになります。
 
「たて、たて、たて」と線を引く練習をしましょう。
「たて」と言えば間違えず縦線を引けるようになってから、横も練習しましょう。
 
線の練習は、字を書く基礎になりますから、できるようにしておきましょう。
 
縦線では、あめ、あめ、あめと遊べます。
縦線だけでなく、斜めの線もやってみましょう。
 
縦線や横線で、しましま や チェック なども描けるようにしましょう。
 

お絵かきに慣れてきたら 丸やバツの練習も始めましょう

丸が描けるようになったら、沢山描いて「雪」「おだんご」「りんご」「柿」などと、物に見立てて、色んな色で描いて遊びましょう。
カンタン家庭療育 お絵かき 丸で遊ぶ 雪
 

お絵描きに慣れてきたら 色塗りも教えよう

出来るようになったら、中に色を塗ってください。
はみ出さないように、お母さんが手で枠を作ってあげると良いですよ。
 

お絵かきで三角と四角を教えよう

手を取って、「さんかく」と言いながら描きましょう。
四角も同様です。
カンタン家庭療育 お絵かきを教える方法
 
点を3つ結んで、三角を描くのも良いですね。
○、△、□が描けるようになると、それを組み合わせて、色んなものが描けます。
 
○だけで、お団子
○、△、□で、おでん
△と□でおうち
○と△でお花
 
煙突付の家やバス、電車などの複雑なものが描けます。
カンタン家庭療育 お絵描きを教える方法
 
簡単なものから、だんだん難しいものへ進めていくと良いですね。
 
楽しく子どもにお絵かきを誘いたい、そんな声掛けの仕方、誘導の仕方をこちらで動画解説しています。
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