発達障害や言葉が遅い子の家庭療育の効果・発達状況・お客様の声

詰め込みだけがABAではないし、ABAは手段の1つに過ぎない

自閉症児に効果があったABA(応用行動分析)とは!?

アメリカの心理学者スキナーがはじめた行動分析学がもとになって研究され、ABAが自閉症児の療育に効果があると証明されています。
日本では、アメリカのロバース博士が書いた「ロヴァス法による行動分析治療 自閉症児の教育マニュアル」という本が販売され、ABAによる支援をする各種団体NPOなども日本にあります。

 

ABAを基にした家庭療育は、各団体によって大きく異なり、ロヴァス法の机に向かわせる(コンプライアンス)をベースに、型にはめ込む教え方をする団体も多く、このやり方が合わない子が多く、問題になっています。

 

理由を教えずに正しい形を詰め込むのがABA行動分析の家庭療育!?

ほめて伸ばすにも成長段階があり、ほんの少しの変化でもほめることが出来るのだなぁと思いました。

 

ABA法について疑問があったので、(子育てや療育プログラムにも)いろいろお話ができてよかったです。

カンタン家庭療育 ランチ講座
カンタン家庭療育 ランチ講座
型にはめるABAの療育のやり方に疑問を持たれ、同じように自閉症の子を持つお母さんである先生の話が聞きたいと、ランチ講座にお申込みいただきました。

 

「年齢と共に、自我や気持ちが成長する中、理由も説明せずにただ正しい形を教え込むことは良いのですか。」

 

「なんで」の会話をしない事こそ、言葉が遅れる大きな理由

ABA家庭療育が理由を説明するより、やらせることに主眼を置いているのは、まだ理由の分からない小さな子だったり、理由を理解できない知的な遅れがあることを対象としているから。
それは、言語理解が初期の頃の話です。

 

理由が分かるようになってきたのなら、当然、説明すべきだと思います。

 

ABAのやらせてご褒美を与えるやり方は、ご褒美でやる気を出させるということ。
それは理由がまだ分からない発達段階だからそうします。

 

しかし保育の発達段階を勉強すれば、人のモチベーションはこのように変化します。
「褒められたいからやる」→「自分でやるべきと判断してやる」
年齢と共に、その力が求められるのです。それによって、人は「価値観」というものが生まれるのです。
自分で判断するためには、きちんと説明して理解してもらうことが大切です。

 

そもそも、「なんで」と大人が聞いてあげなければ、子どもは「なんで」の言葉を聞かずに育ちます。
すると、言葉が沢山出てきても、「なんで?」の質問の意味すら分からないままなんです。
そして、子どもが聞いた「なんで」に大人が答える事で、質問への答え方も覚えていくんです。
「なんで」の会話をしない事こそ、言葉が遅れる大きな理由です。

 

やらせるだけがABAの家庭療育ではない

ABA行動分析は、ロバース法という机に向かわせ、正しい事を教え込むものと、機会利用法といって、子どもの生活のあらゆる場面を利用して行うものがあります。
後者は、大人主導のABAとは違います。

 

また、ABAは応用行動分析。子どもの行動を予測して、あらかじめ、対処方法を考えて環境調整をしてあげること。
たとえば、癇癪が多い子なら、癇癪が起きやすい場面がどんなときなのかを考えて、
そういう場面が少なくなるように、まわりが配慮してあげることです。

 

つめこみがABAによる家庭療育ではなく、つめこみによって教える時期や手法があるだけで、詰め込み出ないABA行動分析の手法も、沢山存在するんです。そのことを正しく理解してほしいです。

 

音声模倣を強要して、耳を塞ぐようになってしまった子もいます。
ABAの間違った使い方は、家庭療育に良い結果をもたらしません。

澄川綾乃のカンタン家庭療育では、その子その子の性格にあったABAを行っています。

 

大切なことは、「ABAは手段の1つにすぎない」ということ

それから、人は皆違うのだから、1つの型にはめこむことは難しい。
だから、世の中にはたくさんの療育方法があるのです。

 

そして、ABAによる家庭療育も、その1つでしかありません。
子どもはみんな違います。だから、世の中には、療育方法が沢山存在するんです。

 

遅れが無い子の親だって、育てにくいと感じたときは、育児書を読んで、いろいろ試します。その中で、自分の子の性格に合わせて、どうすれば良いかを考えます。

だから、何か1つに頼りきってお任せするのではなく、親として、我が子に何をしてあげられるかを、常に考え続けて行きたいですね。

 

ちなみに、ABA行動分析は、発達に遅れのある子の療育に効果があるけれど、定型発達の子にも効果があります。
ABA行動分析は特別なものではなく、分かり易くて対寧な育児の1つとしてうまく利用してほしいと思います。

 

言葉が出ない・遅い・発達障害・自閉症の子の言葉や発達を促す育て方をお伝えします

言葉が出ない・言葉が遅い発達障害自閉症の子どもの発達言葉の発達を促す育て方:家庭療育の方法をお伝えします。

机に向かうABA家庭療育をグッと減らし、生活の中に、言葉をかける機会を上手に作っていきます。
だから汎化しやすく、生活の中に浸透するので忘れにくいです。

 

2つの家庭療育プログラムでバックアップしています

パーソナル療育プログラム言葉集中療育プログラムでバックアップしています。

無料オリエンテーションで、お子さんの様子を拝見したり、聞き取りしたりしながら、あなたのお子さんにどんなプログラムが出来るかご説明しています。(岐阜県岐阜市)

遠方の方はSkypeでご相談頂けます。
日本国外(海外)在住の方からもお問い合わせいただいています。

まずはご相談ください。
子どもが出来るようになると、ママも育児に自信が持てるようになりますよ。

 

自閉症児に効果のあったABA行動分析について