療育における問題 お父さんに子どもの発達障害を分かってもらえなくて辛いときは

子育てって大変ですよね。
ただでさえ大変なのに、お子さんの発達障害自閉症スペクトラムがあると、ご負担も相当大きいと思います。
それによって、夫婦関係もうまくいかなくなってしまうこともあります

 

ここでは、夫婦の関係が良くなる関わり方をご説明します。

 

お父さんの立場を考えると、お仕事をしているから、お子さんの日中の様子が分からないですね。
お子さんの障害についても、お母さんのように療育機関から直接話を聞く機会も少ないだろうし、理解できないことも多いと思います。
頑張ってインターネットで調べて、間違った情報をうのみにしてしまったり、障害を説明しても子育ての仕方が悪いと怒ったり。

 

こうなると、ただですら子育てが大変なのに、お父さんにも責められる、となってしまうと、お母さんがしんどくなってしまいます。

 

状態を改善する方法は次のとおりです。

 

●お子さんの言葉発達の遅れやその原因とか、他の子の話とか、療育方法の良し悪しとか、そういう話をやめて、お子さんの良いところや成長している様子を話しましょう 原因探しや理論の言い合いは無意味で時間の無駄です。喧嘩になるだけです。

 

では、どんな話が良いかというと、
「昨日までこういうことが出来なかったけど、今日初めてできたんだよ」
「一人でこんなこと練習してたんだよ」
「こうやって教えたら、これが出来るようになったよ」
お子さんのご成長の様子や、やってみて効果があったことの具体的な話を聞けば、じゃあやってみようかな、とお父さんも思います。

 

療育方法の理論的な話をぶつけ合うより、実際のお子さんの様子を話しましょう。
理論でああしろ、こうしろ、と言われると、自分がリードしたい男性はかえって意固地になって聞いてくれないこともあります。
どうしてもお母さんとお父さんは立場が違うので考え方も違います
お父さんは自分がお母さんのようにうまくお世話出来ない分、もどかしいものがあるんだと思います。
お母さんは、上手にリードしていってくださいね。

 

●療育方法や子育ての全てをお父さんと共有しようと考えない

お父さんは会社でお仕事していて、違う悩みを抱えています。
疲れて帰ったお父さんに子どもの愚痴を聞かせれば、お父さんとの関係が崩れてしまいます。
実際、お父さんに話しても、お父さんには分からない話が多いです。

分かってもらえないとご自身もつらくなります。

 

何でも共有しようということ自体がちょっと難しい話ですね。 また、お父さんがお子さんの悪い印象を強くすると、お子さんとうまくいかなくなります。
お父さんには、お子さんの良い面をアピールして、父子の関係が良くなるようにしていくと良いです。

 

では、お母さんは子育ての愚痴やストレスをどうしたらいいの?それは、
●子育ての愚痴やストレス発散は話の分かるお母さん同士でするとよいですね。

私も、つらい経験を沢山してきました。
色んな人に話を聞いてもらって、どれだけ救われたことか。

あなたも是非お話しませんか。

言葉が遅い、発達がゆっくり、発達障害や自閉症、グレーゾーンのお子さんを持つお母さんのアドバイザー
澄川綾乃のカンタン家庭療育(ピアレントトレーニングをしています)