アニメのセリフを持ってきて会話するのはなぜ?言葉が遅い子の会話について
言葉が遅い子どもと会話していると、なんかセリフっぽいしゃべり方だな、とか、DVDのアニメのセリフそのまんま持ってきたな、などと思うことがあります。また、アニメのセリフを一人でしゃべっていることもあります。その理由と、解決方法についてお伝えします。
言葉が遅いお子さんの場合、
言葉が思いつかないときに、
似た場面で聞いた言葉を持ってくることがよくあります。
また、何を話したらいいかわからないときに、
頭の中で考えたとき、
頭に浮かんだアニメのセリフを持ってきてしまうことがよくあります。
頭に浮かんだことというのは、
今実際にやっていることや話題になっていることと、
関係あるとは限らないし、
子どもの言いたいことにぴったり当てはまるとは限りません。
だから、持ってきたセリフだと、会話が成り立たないことも多いのです。
また、持ってくるものが無ければ、話せない、という事になってしまいます。
そして、よくあるのが、
アニメのセリフを一人でしゃべりまくり、
園でお友達に引かれてしまうということです。
自分の世界観だけで話していると、友達と会話が通じないんです。
どこかから言葉を持ってこないで、
今この場にふさわしい会話をするためには、
目の前のことを、言葉でそのまま言えるようになれば
解決します。
「目の前のことをそのまま言う」というのは、
ただ、「何してるか話す」ってことではありません。
「お風呂に入ってるね。」とか、そういう事って、もう言えますよね。
言える話ばかりしていても、言葉は育ちませんので、
そうじゃなくて・・・
今言えないことを、詳しく言う練習をしていきます。
たとえば、
園で作ってきた作品を見て、
作り方を言葉でどうお話しすれば、作品を見ていない人にも伝わるのか・・・とか。
それが出来ないから、園の出来事を「・・・作った」で終わってしまうんですよね。
どうやって作ったのかが説明できれば、
園の出来事も、もっと具体的にお話しできるようになります。
当方のことばプログラムでは、
アニメのセリフや 持ってきたセリフではない会話、つまり、
目の前のことを言葉でそのまま言う事を目標にして、
まずは、ママに、目の前のお話しをたくさんしてもらい、
子どもに良い見本をいっぱい聞いてもらうことから始めます。
子どもは、適切な見本を繰り返し聞くことで、
言い回しや言葉の使い方を覚えていきます。
そして、聞きなれたら、
今度は自分の言葉で言う練習もしていきます。
そうやって、子どもが出来ない理由を分析して、
大きな目標を立て、
それを達成する具体的な小さな目標に落とし込み、
スモールステップで練習し、1つずつ達成していきます。
出来ないことを、毎日時間を取って、練習するので、
IQやDQなどの発達指数(定型の子と比べた%)が
1年で、20も30も上がっていくんですね。
是非、ご家庭でも、目の前のことを言葉でお話ししてあげることを
さっそく始めて見てくださいね。
子どもと話すのが苦手、
具体的にって、どう話せばいいの?
という方をサポートしています。
一人ではなかなかうまくいかない方は、ご相談くださいね。
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年少・年中・年長 軽度な言葉の遅れのサポート:ことばプログラムはこちら
まだ二語文・三語文があまり出ていない方はこちらのプログラムがお勧めです。
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子どもらしい遊びやことば・生活の力をつける:パーソナルプログラムはこちら
小学生用のプログラムもあります。
実績のあるノウハウを知ってやっていきたい方は、
【保育士監修】
300組の親子の実績がある私達にご相談くださいね。
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