特別支援学級とは?普通学級、通級指導や特別支援学校との違いは?就学先・小学校の選択
年中さん、年長さんになってくると、小学校はどうしようかと悩みますよね。
就学時の選択のための情報や、学校との相談方法などについてまとめました。
学校とは違いますが、放課後等デイサービスについても書きました。軽度な、必要ないと思う子ほど、必要だったりする理由も書いています。
先入観やイメージで、自分には必要ない情報だと思わずに、一通り目を通すことをお勧めします。
自分が、通常学級に入れたいと思っていても、先生や心理士さんからすると支援学校がお勧めだったりすることもあります。
親はどうしても、自分の子を甘く評価するため、現実的にいる先生で対応できなくて、入学後に転校することもあるからです。
転校は分かりやすいですが、入学したものの、対応できずに放置されている、という事もあり得ます。
貴重な毎日の学校生活の時間がもったいないです。
だから、自分の希望する学級・学校だけでなく、
最後まで一通り目を通していただき、わが子を客観的に判断する材料にしてほしいと思います。
地域の学校を見学にいくにしても、そもそも、どんな目的でどのクラスが作られているのかを分かっていないと、各学級や学校の特徴についての先生の説明も理解できません。
まずは、各学級・学校の特徴と、デメリットやイメージだけでなく、メリットや現実的な実情をよく理解してほしいと思います。
また、地域の事情(インクルーシブ教育か、特別支援に手厚いかなどの方針)によっても大きく異なります。そのような実態については、この記事で基礎知識を頭に入れたうえで、見学や相談に行かれると良くわかりますよ。
一般的に、次のものがあります。
1 小学校の通常学級(普通学級)に在籍する(ハートフルサポーターの活用など)
2 小学校の通常学級(普通学級)に在籍し、通級指導を受ける
3 小学校の特別支援学級(昔で言う特殊学級)に在籍する(2種類ある)
4 特別支援学校(昔で言う養護学校)に進む
小学校の通常学級とは、ほとんどの子どもが通っている小学校の教室のことです。
知的な遅れがなく、言葉中心に進む授業が理解できて、教室移動や着席などの集団生活がスムーズにできるお子さんが通われています。
通常学級で負担がなく出来るお子さんは、授業時間じっと授業を聞けるかどうか、
その内容を授業だけでおおよそ理解できてるかどうかが大きいと思います。
子供の能力を通常学級を目指して頑張って家庭療育をしていくことは良いことですが、実際の就学となった時は、やはり、
お子さんの就学時期の発達段階に一番合ったところを選ぶのが大切だと思います。
ハートフルサポーターとは、普通学級に在籍している発達や言葉が遅れている子どものフォローをする先生のことで、苦手な科目などを一時的に支援しています。(地域によって、名称や配置人数が異なります。)
岐阜市の場合は各学校に1人か2人専任しています。
その1人か2人が、全校を回るため、自分の子が1日にサポートを受けられる時間は1日1時間もありません。
そういう短時間のサポートで充分なお子さんに対して支援する人で、常時サポートが必要な子は特別支援学級へ在籍しています。
通級指導教室とは、普通学級に通う小学生のうち、コミュニケーションなどが苦手な子で、公的に「通級指導教室」の利用が認められた子が学ぶ教室。小学校の授業の時間帯に、1時間授業を休み、通級指導教室で訓練する療育制度です。
言語訓練とLD・ADHDなどの2種類があります。
通級指導とは、勉強のフォローではなく、情緒面や人との交流の弱い点を補うための授業です。
授業を抜けて行うため、同じ学校内に通級指導教室が無い場合は、通級指導教室の学校まで保護者が送迎することが条件の場合もあります。授業を抜けるデメリットやお母さんの負担と、お子さんが通級を受ける必要性を考慮して決められると良いですね。
言葉や発達の遅れがあって、小学校の普通学級の一斉授業が難しい子のために設置された、普通学級とは別の、少人数の学級のことです。
特別支援学級を選択すると、校区の小学校の中にある、担任1人に生徒8人程度までで、手厚くきめ細かいサポートができる少人数制の別のクラスに在籍します。
在籍という言葉を使っているのは、普通学級と特別支援学級には交流があり、普通学級にも参加する機会もあります。
体育や音楽などの授業は、一般的に交流学校で受けることが多いです。
また、一般的に、朝の会や帰りの会、給食も、特別支援学級で過ごします。
近年は、地域によって、普通学級に在籍しつつ、苦手な教科だけ特別支援学級の授業が受けられる地域もあるように聞きますが、多く地域では、一般的に、体育や音楽、などの授業は交流学級で、国語や算数、理科、社会などの科目は特別支援学級で受けるのが一般的です。
生徒の全員が卒業や転校、普通学級に在籍が変わる、などして、生徒が居なくなると、その学校の特別支援学級はなくなります。(閉級)
自分の校区の学校に、該当する特別支援学級が無い場合は、一番近い小学校の特別支援学級に越境して通います。
特別支援学級には「情緒」と「知的」があり、言葉や理解力にはっきり遅れがある子は「知的」のクラス、言葉や理解力の遅れが少ない子は「情緒」のクラスになります。
岐阜市の場合、秋に面談し、12月頃に岐阜市の判定会議で決定します。地域によって、スケジュールが異なります。
>> 普通学級か特別支援学級か 就学決定までの流れ(小学校)
特別支援学級の情緒学級には、知的な遅れがほとんどない子どもも多く、大人数の集団行動に常に合わせていくということがむつかしいお子さんが通われています。
一般的に、療育手帳が取れない程度の遅れのお子さんが対象です。
よって、授業に使う教材は、通常学級と同じものを使っている子が多いです。学年とほぼ同じペースで学習を進めているお子さんも多いです。
先生に指示されたページを自分で開いて、解いて、丸付けして、先生に見てもらう、というスタイルが多いです。
近年は、言葉や発達の遅れがある子どもが増え、情緒学級も常に定員いっぱい、という学校が多いように聞きます。
療育手帳が取れないような経度な遅れのお子さんで、
情緒学級か普通学級か迷っている場合、子どもの性格も加味すると良いです。
こだわりが強くて、自分の好きな話ばかりして、他の子どもとコミュニケーションがうまく生きづらい場合、支援学級の方が本人の居場所になる、ということもあります。
おとなしくて、失敗を極度に恐れるタイプのお子さんの場合、
情緒学級に入ったほうが、目が行き届き、本人も安心するかもしれません。
通常学級に入ると、困ったときに自分からSOSが出せずに、困ることになるかもしれません。
自信をつけて、自発性をつけてから、通常学級へ変わっても良いですね。
逆に、プライドの高い子どもの場合、通常学級に入ったほうが、良いこともあります。
自分は他の子となぜ違うのかという疑問を抱く場合があるからです。
支援級に行きたくない、僕はお友達と一緒に行きたいっていうのを、はっきり抗議してくる子もいます。
そういう場合、支援級に入ると、すねてしまい、やる気を失うこともあります。
どうせ僕は見捨てられてるから何してもいいんでしょどうせ僕は支援級なんだからもう勉強しないよって、思う場合があります。
特に、プライドがすごく高くて、親の言うことになんでもなんでも反抗して、
ちょっとでも自分ができないとか指摘されたりするとすごく怒ってしまうような子の場合、
支援級に行くとプライドが傷ついてもう行きたくないってなる可能性があります
また、発達の遅れがあまり無いお子さんの中で、
園の活動ではみんなと活動に参加するけれど、個別療育になると甘えてやらない、という子がいます。
そういう場合、支援学級だと、どんどん甘えが出てしまい、うまくいかないこともあります。
発達の遅れや理解度などとともに、こういったお子さんの性格もふくめて、就学の相談すると良いですよ。
特別支援学級の知的障害のクラスには、知的な遅れはあるものの、ひらがなや数字などの勉強的なことに興味が持てるお子さんが、通われています。
療育手帳でいうと、主に、軽度から中度のお子さんが対象の事が多いです。
やはり近年、対象のお子さんが増えて、どこの学級もいっぱいの傾向です。
たいていのお子さんが、お箸で食べたり、着替えたり、トイレで排泄して自分でお尻をふける、などの身の回りのことは自分でできるお子さんが通っています。
学校によってはそれが条件になっていたり、できないお子さんの場合は親の付き添いを求められることがあります。
中度の知的障害の子どもの場合、クラスの人数が少なければ知的障害学級でもやっていける場合が多いですが、特にADHDと重複障害のある場合、8人を1人の先生が見るという人数では、必要な支援が受けられないこともあります。
それで、介助員の先生が付いてもらえる場合もありますが、
一人のお子さんのためにつくのではなく、クラス全員のためにつくこともあり、介助員がついても、支援学級では難しいこともあります。
予算の関係で介助員がつけられなかったり、すでに定員ぎりぎりで介助員を入れて今のメンバーをみるのに精いっぱい、
ADHDのお子さんやそうでなくても先生の指示を待てない子は居れる余裕がない、という事もあります。
先生も人間ですから、2人いても、身体は2つ。みんながバラバラなことを始めてしまえば、対応が出来ないので、仕方のない事です。
そのため、身辺自立が出来ているお子さんで、勉強などに興味があっても、支援学校を勧められることも多いです。
近年は、言葉や発達の遅れがある子が増えたため、支援学級がいっぱいで入れなかったり、手厚い支援が受けられないために支援学校を選ぶ方もいます。読み書き計算が出来る子でも、支援学校に通っている子はいます。
特別支援学級には、パズルやペグさしなどの教具が用意されていることが多いです。 中には、ボールやバランスボールが教室に置いてあり、 休み時間に先生とバランスボールで遊ぶようなことも行われます。 自分の教室に楽しくいられるような工夫がされています。
教科書に沿って、授業が行われたり、プリント学習が行われたりします。
交流学級で多くの教科の授業を受ける子もいます。
子どもによって、交流学級でどの程度の授業数をうけるか、変わります。
知的な能力が高く、通常学級に行ける学力のお子さんでも、45分授業をじっと座って聞くのが難しかったり、自分の好きな事しかやってくれないなどの行動面の問題がある場合、情緒学級の方が、本人の得意を伸ばしたり、苦手を克服したりするように、丁寧に先生が付き添ってくださいます。
特別支援学級(知的障害学級)の授業は、
一斉に行うものと、個別にプリント中心で行うものがあります。
国語の授業で、しりとりの授業をしたり、
算数でお買い物ごっこ、数の勉強でボーリング・魚釣りなど、
ゲーム感覚で行われることもあります。
近年、軽度な遅れの子どもが増えて、情緒学級と同じように、
勉強中心になっている学級もあります。
読み書き計算などの授業は、特別支援専門のプリントや教具を使って教えることが多いです。
教科書のような教材では興味が持ちにくいお子さんの場合、
具体物を使って実体験を通して、興味を持って、分かり易く学べる工夫がされることが多いです。
数の学習にもゲームの中で具体物を数えるなどの、興味が持ちやすいような工夫がされています。
分からないと嫌がって、勉強嫌いになってしまいます。
だから、わかるレベルのものを、繰り返し、繰り返し、繰り返しやって、
褒めてもらって、褒めてもらって、褒めてもらうと、やっとひとつマスターできます。
せっかくできるようになっても新しいものが入ってくると混乱しちゃったり、
時間が経つと忘れちゃったりすることもあるので、
何度も何度も、前に戻って、繰り返し繰り返し、
言葉だけじゃなくて視覚支援の(目で見てぱっと理解できる)楽しい教材で、
繰り返し繰り返しやっていくそうやって、
子供のレベルや気持ちに寄り添って、
丁寧に丁寧にやってもらえるのが、知的障害のクラスです。
プリントは、数式や言葉だけでなく、図や絵が沢山描いてあるなど、分かりやすい、とっつきやすい教材が多いです。
確実に力をつけていけることを考えてくださいます。
特別支援学級では、45分の授業で集中できない子のために、
プリント学習15分、具体物を使った学習を15分、最後の15分はパズル等、というように、
子どもが出来る範囲で、授業を進める場合もあります。
こちらは、大きな天秤を使った重さの体験授業
特別支援学級の良いところは、少人数で目が行き届きます。
よって、授業がしっかり理解でき、学力が向上します。
先生との密な関わりで愛着が生まれやすく、大好きな先生に褒められたいから頑張るという気持ちも芽生えやすいです。
また、少人数授業で、先生が全員1人ずつに声をかけてくれ、発表の機会が多いため、授業に自分が参加している実感が持てます。
特に、朝の会や、学級活動の時に、自分の考えや出来事を一人ずつ発表するなど、生徒一人一人が主役になれる授業がなされます。
発表の場が増えることで、言葉が増えたり、コミュニケーションが上手になったりします。
介助員とは、特別支援学級に在籍する子の中で、1対1の個別指導が必要な子のために配置する補助の先生のことです。
各学校が必要性を判断し、必要に応じて教育委員会に申請します。
プリントなどを渡しても、一人ではできず、やらずに遊んでしまう、
先生が見ていないとぼーっとしている、などのお子さんでも、
介助員の先生が1対1で1問ずつ確認しながら行ってくれるので、授業の理解や態度が養われます。
介助員が、担任の先生の指示のもと、家庭教師のようにマンツーマンで指導します。
また、特定の子どものためではなく、クラスの人数が増えたことで介助員が付く場合もあります。
人数が5人以上になってくると、クラス全体をみながら、個別に勉強を教えないといけないので
先生はかなり大変です。
介助員の先生に、あらかじめ指導方針を先生が伝え、2つにグループ分けして授業を行ったり、
個別指導を介助員の先生に任せるなど、いろんな形態で授業が行われます。
特別支援学校とは、身体的な障害や、言葉や発達の遅れがあって、地域の小学校の授業に参加するのが困難な子どもや、机に向かっての学習が困難な子どもが、地域の小学校とは別に学ぶための学校です。
クラスが6人程度の少人数で、一般的に、担任と副担任の2人態勢で行われます。
お勉強が中心の小学校とは違い、遊びや集団活動、身辺の自立を中心としています。
ただ、近年、支援学級でもやっていけそうな子が支援学校へも流れてくるため、1年生の頃から、読み書き計算をやってもらっているような子もいるようです。
子どもの状態や地域によっても異なりますが、
支援学校だから勉強はやってもらえないというわけではなく、
お子さんが出来そうだ、お子さんに必要だと先生が判断すれば、やってもらえます。
通学バスがある場合もあります。
特に、言葉が出なくて意思疎通が難しいお子さんの場合、
地元の小学校では、先生が対応出来ない事が多いです。
また、自分の要求レベルなら二語文や三語文が話せるけれど、説明を聞いて理解することが難しい場合、支援学級の授業でも理解出来ない事が多いです。
支援学校の場合、言葉だけの授業は少なく、先生が常に物を見せたり、やってみせたりしながら話してくれるので、説明を聞く言葉の力が伸びます。
せっかく学校へ通っているのに、専門的な知識が無いために、
お子さんにとって必要な関わりがしてもらえない可能性が高いです。
ただいるだけ、となると、せっかくの学校生活がもったいないこともあります。
また、身の回りの事が全くできない、オムツが外れないお子さんの場合、
一般的に地元の小学校に行けないことが多いですが、
たとえ受け入れてもらえたとしても、オムツ替えはしてもらえても、トイレトレーニングなどはしてもらえない可能性が高いです。
専門に学んで経験が豊富な特別支援学校の先生方にお任せする方が、お子さんの人生にとって有意義となります。
岐阜市の小学校の学童では、小学生が授業終了後や夏休みに、親が働いている子は、学童に預けられます。(岐阜市は小学校3年生までの学校が多い)
小学校の学童においても、岐阜市は、発達に遅れがある子に加配の先生を付けるように、教育委員会に申請しています。
学校を選ぶ時、まずは、その学校の授業の様子をよく見ましょう。
出来れば、いろんな教科の授業を見ましょう。算数と、図工では全くイメージが違います。
おすすめは、国語か算数のどちらかと、音楽か図工のどちらか、の2つは見ておきたいです。
そして、授業の進め方、どんな教材を使うのかをよく聞いてください。
あとは、来ている子どもたちの発達段階などをよく観察しましょう。
手がかかる子がいるか、人数は多いのか少ないのか、先生の余裕はあるのか、
自分の子どもがその中に入ったらどうなるのか、めをかけてもらえそうか。
そして、自分の子と一緒に入る子が何人いるかも大切です。今の人数で計算しても、まだ入りますから。
そして、何人かの専門家に相談すると良いです。
児童精神や発達関連の医者、市の療育の先生、保育園の先生、相談支援事業の先生など。
その方々は、これまでの子ども達を見て来て、情報を沢山もっています。
自分の子どもがどうなのか、客観的に判断してくれます。
その答えを受け入れるか、受け入れないか、ですが、無難に過ごしたいのなら、受け入れたほうが、
お子さんもママも苦労しないで済みます。
学校から呼び出される、などが少なくて済むと思います。
もし、専門家と自分の意見が異なる場合は、
それらを学校と相談して、自分がどうしてそうしたいのかを話し合って、
学校でフォローをお願いできるのか、などを確認した方が良いです。
どんなフローが受けられるか、親は何を負担すればよいか、
よく話し合っておくと良いです。
自分の思いだけで入れてしまうと、子どもが苦しんでしまうことがあるため、
よく話し合うことが大切です。
普通の子どもと同じように普通学級に通わせたい、1対1の手厚い指導をしてほしい、など、親の思いは様々ですね。
どの学級も、それぞれにメリットがあり、親も子どもも100%満足が得られるところというものは、現実的にむつかしいと思います。
その中で、何を重要視して選ぶか、ということが大切ですし。
うまくいかなければ変わることも視野に入れ、前向きに選択したいですね。
冒頭の就学先のイメージ図をもう一度ここに記載しますね。
ごく軽度な遅れのお子さんの場合、放課後等デイサービスに入らない子も多いようにお聞きします。
が、同じような子が沢山通っている放課後等デイサービスに入れたほうが良いです。
困り事が少ないように見えても、実際に本人が困っている場合も多いのです。
お友達となんでうまくいかないんだろうとか。
遊びたいのに、仲間に入れてもらえないなど。
空気が読めない、遊びのルールが分からない、遊びのルールが守れないなどで、仲間に入れてもらえず、さみしい思いをしている場合も多く見受けられます。
そういう場合、同じような子が通う放課後等デイサービスに通って、
先生に助けてもらいながら、鬼ごっこやトランプなどのルールを教えてもらい、
悔しい気持ちを先生がうまく受け止めてくれ、
友達と遊ぶ仲立ちをしてくれることも多いです。
放課後等デイサービスは、所得によって変わりますが、
よほど所得が多くない限りは、1割程度の負担で済みます。
残りは税金で負担してもらえるからです。
そんなに安く、お友達と遊ぶ仲立ちをしてくれる先生がいるのに、
サービスを受けないのはもったいないんです。
軽度であると、遅れが理解されにくく、本人はつらい思いをすることも多いです。
そんな時に相談できる先生がいると、心強いです。
1年生の頃から親しくしてくれた先生は、
思春期に一番の相談相手になりますよ。
言葉の遅れがあるお子さん、知能の遅れがあるお子さんが、
小学校入るまでに、少しでも言葉や知能の遅れを取り戻して、
学校が楽しいと思えるように!
小学校時期のお子さんが、勉強が分かって楽しく授業が受けられるように、
家庭療育プログラムでサポートしています。
子どもらしい遊びや言葉・生活の力をつける
ベーシックプログラム(旧パーソナルプログラム)
着替え、トイレ、ご飯、など自立していない場合、言葉だけでは教えようがないため、言葉と合わせて生活の力と遊びの力をつけていきます。
もうすでに、三語文が話せる、質問にもいくつか答えられる、それ以上のお子さんの場合は、
ことばを中心に取り組むマンツーマンのサポートプログラムがお勧めです。
特に、1歳遅れくらいの軽度な遅れのお子さんの場合、
年長の1年で2年分の成長をしたり、IQが1年で30も伸びて、遅れを取り戻したお子さんもいらっしゃいます。
小学生(通常学級、支援学級)、支援学校のお子さん向けはこちら
日常会話が出来るようにしていくことと同時に、
勉強重視か、就労重視か、お子さんに合った方でサポートします。
出来ないことを出来るようにするために、
何をすればいいか、具体的な方法をお伝えしていますよ。
日常会話が出来るようになると、子どもとの会話が楽しくなります。
今の積み重ねが、お子さんの将来の姿を作りますよ。
<【保育士監修】お役立ち情報>
発達障害や自閉症・言葉が遅い子どもを育て方の情報をお伝えしています。
普段の声掛けを少し工夫するだけで、子どものことばを引き出していく方法を、子どもの発達段階に分けて、保育士監修の無料メール講座(メルマガ)でご紹介しています。
▼自分の要求は言えるけれど、共感の会話ができなお子さんにはこちら
おしゃべりが上手になると、お友達とも園でお友達ともっと楽しく遊べるようになりますよ。
▼よく喋るけれど、話がうまく伝わらない、今日の出来事を報告できないなどのお子さんにはこちら
子どもが学校の様子やお友達とのトラブルを家で話してくれたら安心ですね。
言葉集中療育プログラムに取り組まれて、1年で言葉や知的な遅れを取り戻して、お友達とも会話できるようになったお子さん。
療育を卒業して、普通学級に入学されました。
>>家庭療育の効果!息子が療育を卒業できるとは夢にも思いませんでした
ところが、入学してから、子どもから聞くのは、「先生の話を聞けなかった。疲れていた。指示どおりやらなかった。」という話ばかり。
それでお母さんが心配されました。
でも、大人の頑張ってる、と、子どもの頑張ってる、は違うんです。
私はアドバイスしました。
小学校の45分の授業を5時間、すべてきちんと全部聞いて、言われた通りにやれる子どもは、定型発達の子どもでも少ないです。
お子さんは、授業もちゃんとわかっているし、小学校の基礎学習も先取りしてやってあるので、大丈夫です。
これから、少しずつ、聞ける時間を長くしていけばよいです。
まずは、1時間だけ、授業を頑張って聞くように、お子さんと約束したらどうですか。
そして、2時間、3時間と、少しずつ増やしていけばよいですよ。
こちらのお母さんは、さっそく、お子さんと、大好きな算数の授業だけは、毎日頑張ろう、と約束。
この約束は、ちゃんと守られているそうです。
そして、家庭訪問でも、先生も同様の見解で、
小学校の基礎学習も良くできていて、言葉もよく理解しているから問題ない。
担任としても、声掛けをするなど、対処していく、とお話しいただいたそうです。
このように、何を目標にするのかも、考えていく必要がありますね。
私の言葉集中療育プログラムのお客様の中には、子どもの特性から、特別支援学校を選んで、勉強は家庭で教えるから大丈夫!と言われている方もいらっしゃいます。
学校がすべてではありません。普通学級で授業に追いつかない分、塾で学習しているお子さんもいらっしゃいます。
100%の選択なんてない。
大切なことは、お子さんが成長する環境を整えてあげること、子どもの気持ちに寄り添っていくことですね。
発達障害や自閉症・言葉が遅いお子さんの育て方については、澄川綾乃のことばカンタン家庭療育にご相談ください。
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