自閉症の子に遊びや生活のルールを理解させる
発達障害や自閉症の子は、目に見えないものの理解が遅れます。
だから、ルールのように、目に見えないことは、理解しずらいんです。
順番に交代だよ。ここで待ってね。
なんて口で伝えても、なかなか伝わらなかったりする。
ルールって、目に見えないですよね。
目に見えないルールを理解して守る、
ルールを、空気を読んで理解する、って取っても難しい事。
そんな、目に見えないルールですが、
実は、ルールを視覚化することができる事をご存知でしたか?
遊びのルールだって、視覚化出来るんです。
目に見えないルールは、次のように視覚化しましょう。
順番に並ぶことが分からない子には、並ぶ場所に線をひいたり、並ぶ方向に矢印を書いてあげると良いです。
また、チケットを渡すと自分の番で出来る、というような、自分の番をチケットのようなもので視覚化することも出来ます。
待つ場所が分からない、ジッと待てない子のために、支援学級では、一人ずつフラフープの中に座って待つ、という事も行われています。
鬼ごっこ、かくれんぼ、などの遊びは、鬼がどんどん変わっていって、状況が分かりにくいですよね。
遊びのルールを理解するために、最初は、鬼の人がお面をかぶると良いですよ。
役割分担を視覚化する、という事です。
また、フルーツバスケットで自分のフルーツが覚えられない子には、自分のフルーツを胸に名札のように付けると良いですね。
お風呂で身体を洗う手順、手を洗う時に泡立てる事から流すことまで、などの手順は、絵に描いて貼っておきましょう。
役を文字で書いて貼ったり、休日のその日のスケジュールを書いて知らせたりすると良いです。
人と話をするときのルール、病院の待合室でのルールなどは、写真やイラストとともに、A41枚くらいに書きましょう。
そして、病院に行く前に、それを見せる、持っていっておく。騒いだら見せる、とすると良いです。
このように、目に見えないルールを視覚化してあげると、理解することができます。
1つずつ確認して、身に付けていくと良いですね。
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