自閉症の子どもってどんな子?特徴とご家庭での改善事例

自閉症の子どもってどんな子?特徴とご家庭での改善事例

自閉症の診断を受けた1歳半のAくんのご様子・特徴

子どもの様子・特徴

名前を呼んでも振り返りません。
遠くから手を叩いたり、口笛を吹くなどして音を出すと、
こちらを向く場合がありますが、名前は全く反応がありません。
 
目が合わなくて、覗き込んでも目をそらしてしまいます。
ママ、パパの発語がありません。
 
要求の伝え方が、クレーンか手差しか癇癪を起こすの3つだけで、
言葉によって要求することができません。

ものをクルクル回し続けたり、紐をずっと振り続けたりという反復行動をします。
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家庭療育プログラム開始前の子どものご様子

◯食事
自分の手を使う意思がなく、介助しようとすると手を触られることを嫌がり激しく抵抗して、全介助でした。
 
◯言葉
喃語で、「あ」「う」「お」「ば」「な」「し」「ちゅ」が出ていました。
意味のある言葉としては、ごく稀に「わんわん」が出ていた程度です。
 
◯目合わせ
ほとんど目があう状態はありませんでした。

◯指差し
たまに食べたいものを触る形での指差しがありました。 
 
◯呼掛けに対する反応
声をかけても全く反応がなく、振り向きませんでした。
 
◯常同行動
車を逆さまにして回転させたり、紐を持って振る行動を、ほぼ一日中やっていました。
 
◯その他
母親の顔を見ても、どこを見ているのかわからない、焦点が合わない感じでした。
 
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家庭療育開始1ケ月後の子どもの様子の変化・改善

◯食事
1日のうち、1〜2回の食事は、自分でスプーンやフォークを持って介助をされながら食べるようになりました。
最近は、自分でフォークに刺して食べたり、スプーンですくって食べることもあります。
 
◯言葉
意味のある言葉では、「まま」「ばな(ばなな)」「べ(せんべい)」「べー(あっかんべー)」「いー(ちょうだい)」「ぷー(絵本のぷー)」が出るようになりました。
先日は、外出中に母親のカバンの中のせんべいを見つけて、取り出し、「いー!いー!」と連呼して、ちょうだいとおねだりしました。
昨日も、スーパーで買い物中にバナナを見つけて、「いー!いー!」と連呼して泣きながらおねだりしました。
「いー」を使えるようになってきたんです。
すごい進歩です。ありがとうございました!
 
◯目合わせ
目が合うことが増えてきました。
自分から人の顔を覗き込んで見てにっこりすることもあります。
親戚のおじさんや他人の顔や目も、見ることが出てきました。
抱っこの際にも、両手を広げて上を向いて、5回に1回くらいは親の顔を見ることもあります。 
だんだんと、自分から目を合わせるようになってきたという感触です。
 
◯指差し
食事の時以外に、好きなキャラクターの絵を指で触ったりすることがあります。
 
◯呼掛けに対する反応
名前を呼ぶと、たまに目だけを動かしてチラっとみることが出てきました。
名前を呼ぶと、「はーい」と返事をすることもあります。
 
◯常同行動
紐を渡さなければ、紐を振らなくてもいられるようになってきました。
車を回転させたりする行動も、以前よりも減ってきたと思います。
  
◯その他
母親の顔をじっと見つめたり、目を見て笑ったりする様子がだんだん出てきました。 
絵本を読んで欲しくて持ってきたり、一緒に遊んで欲しくて手を引いていったりと、
親をアテにして自分から関わろうとする様子が出てきました。
妻の実家に行った際にも、おじさんやお婆ちゃんや従兄弟に、自分から近づいて行って手を出したら声を出したり、手や背中を触ったりくっついたりする様子も見えます。
音楽教室に週一で通っていますが、そこに来ている同学年の男の子に、近づいて行って追いかけっこをして遊ぶこともありました。
母親がしゃべっている様子をよく見たり聞いたりしていて、声マネ音マネをしようとして、出来ると嬉しそうに笑顔でとても喜びます。
 
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家庭療育開始3ケ月後の子どもの様子の変化・改善

単語の発語と物が一致しているものが増えてきました。
物では、おせんべい、りんご、ばなな、いちご、おにぎり、わんわん、いぬ、ねこ、ぞうさん、水、だま(しゃぼんだま)、葉っぱ、などです。
場所や行動では、おふろ、おわり、おかたづけ、たべる、パチパチ(手をたたく)、食べる、入れて、開けて、いー(いーの顔)、べー(舌をだす)、ぷー(ほおを膨らます)、などです。
 
言葉の模倣が増えて来て、簡単な単語であれば、一回で真似することも多くなってきました。
息子自身も言葉を言うのが楽しいらしく、その場で模倣したり、後から思い出して真似しては笑ったり、親の顔を見てニコニコしています。
 
言葉は全部ではなく、単語の一部を真似して言います。
おせんべいは「べ」で、「べ!べ!べ!」と連呼して、要求します。
 
歌を歌うことが多く、メロディーはほとんど完璧で、歌詞も大人が聞いて分かるものも多くなってきました。
一人で歌っていますが、自分で思ったように歌えたのが嬉しかったのか、突然大人の顔を見て、何度も同じフレーズを歌ってニコニコしていることもあります。
 
言葉を覚えるために大人の顔を見る、覚えた言葉を聞いてもらいたくて大人の顔見るという感じで、目があうことが増えて来ました。たぶん、1日に100回以上は目が合っています。
(三ヶ月前は、1日に数回、目があうかどうかだったのですから、ものすごい進歩です!)
   
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子どもの変化・改善の様子を見て ご家族のお気持ち

子供がマネをするのは本当に可愛いですね。
嬉しくて妻と泣いてしまいました。
 
母親や父親の顔を、自分からじっと見るシーンが増えて来ました。
以前は全然見ようとしなかったので大きな進歩です。
 
目線を合わせて、親が手を広げると、にっこりして抱きついてくることもあります。
 
寝るときも、母親にくっついて寝ることがなかったのですが、母親の胸に頭をつけて寝ることがでてきました。
妻はとても可愛い、嬉しいと喜んでいます。
 
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自閉症の診断を受けているBくんの2歳の頃からのご様子・特徴

子育て講座に4ケ月参加した2歳の頃のご様子と成長

お子さんが2歳のときに、子育て講座に参加してくださいました。
言葉の一部がまねできるようになり、自分の要求が言葉で伝えられるようになりました。
 
自閉症スペクトラムで特定の事にしか興味が持てなかったお子さんに、
お絵描き、ハサミ、折り紙、ボタン、絵本の読み聞かせ・・・
4ケ月程でしたが、一緒に頑張りました。
 
こだわりが強く、最初に教えたやり方にこだわって、新しく教えたことがすぐには入りませんでしたが、3~4回繰り返すことで、新しいやり方に切り替えていくことができました。
そして、なんでも、それなりに、指示されたことを少しは頑張れるようになりました。
 
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子どもの変化・改善の様子を見て ご家族のお気持ち

入園前に、澄川先生に出会って、幼稚園の良い準備が出来ました。
 
子どもがすごく可愛くなりました。
 
『ママ見て』と言って、呼んでくれる。
名前を呼ぶと振り向いてくれる。
そんな、当たり前の幸せを今、感じています。」
 
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子どもの成長ぶり5歳 家庭療育プログラムへのママの想い

初めてビネーという検査を受けました。
結果はIQ59でした。
直近の今年1月にやった新K式は『全領域64』でしたから数値だけでみると下がってしまいました。
 
『子どもはこんなに出来ることが増えたのに』
『私はこんなに頑張っているのに』
と少しは落ち込みましたが、逆に何にもやらなかったらもっと悪かったかもしれないとふと思いました。
成長がゆっくりなため健常児と差がついて数値が下がって行くのは覚悟していました。
きっと今後もそうなるでしょう。
 
ただ、澄川先生と出会っていなければ今の子どもの成長はもっともっと腹ばいで、私はもっともっと卑屈な母親になっていたかもしれません。
澄川先生に出会えたこと、本当に感謝です。
 
子どもの成長には、もちろん幼稚園や療育センターの影響もあるでしょう。
でも家で出来ることをこんなに詳しくは教えてくれません。
家で出来ることがどれだけ重要か今回はっきりわかりました。
 
今までの6ヶ月分をおさらいしながらまた繰り返しやっていこうと思います。
 
言語療法は2ヶ月に1回40分。何が身に付きますか?
いろんな場所や訓練に慣れる、という意味では良いでしょう。
家庭でやれることをやっていきたいと思います。
 
IQ59のいくらかは澄川先生のおかげです、本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
 
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家庭療育プログラムを定期的に受講されている4歳のご様子と成長

絵本を読みながら、『男の子泣いてるね、なんで泣いてるかな?』『転んだ』
『ノンタンはなんでガッカリしてるの?』『猫!(のサンタが来ない)』
『ハットさんはなんでタクシーを追いかけてるの?』『忘れ物』
など、単語ではありますが何かしらの答えていました。
 
最近では『りすちゃんのお菓子は何でぐちゃぐちゃになっちゃったの?』と聞くと『走ってきたから』と~だからと文章で返事できるようになりました。
 
他には『なんで僕は電車にのらなかったの?』『満員だったから』など、質問の答えが挿絵にある場合はだいたい返事が出来ているような気がします。
 
『なんで?』『どうして?』の質問の意味は理解して、答えられるようになってきています。
 
 

自閉症の診断を受けている4歳のCくんのご様子・特徴

言葉は限られた種類の2語文です(パンちょうだい。おしっこ行きたい。テレビ見る。電気つけて。等)。
衣服の着替えは助けが必要ですが、だいぶ自分でできるようになってきました。
おしっこやうんちも洋式トイレに座らせたらできます。
食事はスプーンを使って口に運ぶことができる。三輪車は自力では漕げないが、後ろから押すと漕ぐ。
補助輪自転車は片足こぎを連続でして、少しずつ進む。
 
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家庭療育プログラム開始前

3語文以上の会話ができない。日常会話はまったく。
日常の必要な動作のほとんどが誰かのサポートが必要です(トイレや食事や着替えやお風呂)。
三輪車・補助輪付き自転車を一人で自由に乗れない(ブレーキの概念がわからない)。
 
癇癪の部類になるのかわかりませんが、嫌なことがあったら、身に着けているものを何処かへ投げます。
外にいるときはその後靴を脱ぎます。更には人混みの中で寝っ転がります。
靴下を履いてくれません。上履きも履いてくれません。
 
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家庭療育プログラム受講後6ケ月後の子どもの様子の変化・改善

「何してる」と聞くと、プラレールで遊んでいるときは「きしゃぽっぽ」とこ
たえてくれました。「何してる」は理解しています。
 
「いたいのいたいのとんでけ」という本を読みました。「めぐちゃん何で泣いてるの?」と聞くと、めぐちゃんの膝を指して「痛いの」と一度だけ答えてくれました。
なんとなく「なんで?」という質問の意味が分かり始めてきました。
 
少しずつ会話のやり取りができるようになってきました。
 
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家庭療育プログラムを続けられているCくん 開始から1年後のご様子

好きな遊びや興味のあるものでなら、長いこと遊びながら会話が出来るようになりました。
粘土でラーメンをたくさん作りました。折り紙でお寿司も作りました。
いくらや卵など好きなものを作ってあげました。
段ボールとトイレットペーパーの芯でピタゴラスイッチみたいな簡単な装置を一緒に作り遊びました。「ここにぺったんするの」「これつけるの」など会話をしながら作りました。
 
質問が出来るようになってきました。
「どこ行くの?」とパパに聞いてくれました。
「パパどこ行くって言っていた」と聞いたら、「公園」など答えてくれるようになってきました。
 
物を投げずに我慢が出来るようになってきました。
身に着けているものを投げようとしたときに、
「あ!」と先生が言うと、投げずに床に置くようになりました。
そして、「ふきふきするの」と涙を拭くようになりました。
自分が困った時にも、
「先生、●●くんがいじめるの」と助けを求められるようになりました。
 
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ご家族をマンツーマンでサポートするこちらの家庭療育プログラムです。
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