幼児の子育て:お菓子を与えるかどうか・上手な与え方について
幼児にお菓子は身体に悪い。子どもにお菓子を与えない方がいい。
そうやって、よく言われますよね。
でも、「保育園(幼稚園)で貰って覚えちゃった」なんて声もよく聞きます。
お菓子も、私たちの生活と切り離しづらいものになってきました。
それに、お菓子をきっかけにして、成長を引き出していくこともできます。
そんなお菓子との上手な付き合い方をお伝えします。
お菓子は味が濃く、脂っこいものが多いので、
味覚が発達段階の幼児にはあまり好ましくありません。
子どもは、母乳やミルクの甘い味から、
少しずつ野菜やお肉などの素材の味を覚えていきます。
野菜の味は薄いので、濃い味に慣れてしまうと、
おかずの味を楽しめません。
お菓子は脂っこいものが多いため、満腹感があります。
子どもは少しの量を食べただけでも、
おなかが膨れてしまうので、
お菓子を食べすぎると、ご飯が食べられなくなってしまいます。
お菓子は、脂っこいものが多いので、
肥満になりやすいです。
最近の幼児や小学生に肥満の子が多いのはそのためです。
太りすぎは、生活習慣病(糖尿病)などになる恐れもあるため、
注意が必要です。
お菓子は甘いものが多く、
まだ歯が成長途中で柔らかい幼児は、虫歯になりやすいです。
でも、お菓子は、幼稚園や保育園でも配られるし、
イベントに参加しても貰うし、
お友達の家でも出されますよね。
なかなか、あげない、とはしづらいかと思います。
そうであれば、お菓子と上手に付き合っていきたいもの。
以下に、子どもの味覚の発達とお菓子について書きました。
参考に、お菓子との付き合い方を見直してみてくださいね。
お菓子はご飯ではないので、おなか一杯になるほど与えるのはやめましょう。
少し楽しむ程度にしておくのが良いです。
0歳、1歳の離乳の時期には、お菓子はあげない方が良いです。
スナック菓子やチョコレートなどは良くないです。
なるべく、手つくりの野菜を薄く切って焼いた野菜チップ、
牛乳と卵で作った手作りプリンなどを与えると良いです。
もしこの時期に市販のお菓子を与えるとすれば、
カルシウム入りのウエハースなど、
栄養補給をするようなおやつであれば良いと思います。
2歳くらいから、食事のおかずでも、
唐揚げなどを食べるようになりますよね。
ですので、スナック菓子を食べ始める子もいます。
少量であれば、問題ないかな、と思います。
大人のような大袋を食べきってしまうのではなく、
15枚くらいしか入っていない幼児用の小袋にするとよいですね。
園の年中、年長になってくると、
チョコレートなどの甘いお菓子や油っこいスナック菓子だけでなく、
ラムネや塩昆布など、
お菓子でも幅が広がっていきます。
また、年長、小学校の時期になると、
出来上がったお菓子だけでなく、
粉と水を混ぜて作るグミ、などの作るお菓子にも興味が出てきます。
お菓子を食事前に食べてしまうとおなかが膨れてしまうので、
子どもの食事1時間前はやめておきましょう。
また、遊んでいる最中、テレビを見ながらなど、
だらだら食べるのは
虫歯の原因にもなるのでやめましょう。
子どもは、すっぱいものや辛い物が苦手です。
きゅうりの酢の物のようなものは苦手な子が多いです。
それが、ラムネを食べるようになってから、
すっぱいおかずが食べられるようになる場合もあります。
お菓子も、同じものばかり与えるのではなく、
味覚が広がるように、
年齢に合わせて、いろんな味を与えると良いですね。
お菓子も、粉を混ぜてグミを作るようなものから、
型に入れて形を作るものまで、
沢山の種類が出ています。
お菓子から粘土遊びにも広がっていきますね。
解説動画があるものもあり、
動画を見せながら作れば、園の設定活動のように、
言葉の指示を聞いて作業する練習にもなります。
こういうセット販売のお菓子だけでなく、
バレンタインチョコを作るなど、
生活を楽しむと良いですね。
お友達にチョコを作って、
お友達の好みを考えてラッピングすると、
お友達を大切にすること、人の好みを考える心も成長しますね。
年長や小学生になったら、
お菓子も自分でお金を払うことを覚えると良いですね。
おつりの計算が出来るようになれば、
引き算の繰り下がりも理解できます。
「悪い」といわれるお菓子ですが、
このように、お菓子には、良い面もあります。
実際、公立の保育園でもおやつにお菓子を配る園もあります。
お菓子だけでなく、テレビも同様によく聞かれますが、
公立の保育園でもテレビを見せる時間がある園もありますし、
今はお菓子もテレビも、排除するというのは難しいですよね。
どんなことでもそうですが、
ほどほどに、上手に活用していく、ということが大切ですね。
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お菓子を使った家庭療育
子育ては、あれが悪い、これが悪いと排除していると、
毎日することがなくなってしまいます。
何もしないで、食べてお風呂に入って寝るだけでは、
子どもは成長しません。
そして、ママも楽しめません。
ママもお子さんと楽しむ中で、子どもの成長を引き出していきましょう。
何かを排除する、というより、
いろんなものと上手に付き合っていく、ということが大切です。
いろんなことに興味が持てる子に育てていきましょう。
興味や出来ることが少ないと思ったら、
大人が話し上手、遊び上手になっていくと良いですよ。
そんなアイデアがたくさんこちらの動画講座にも詰まっていますので、
是非参考にしてくださいね。
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