三語文とは?いつから?どうして出ないの?言う必要がなくなっていませんか?出ないときの対応方法
三語文とは?子どもはいつから三語文を話すのか?三語文の例と、三語文が少ないなあと思ったら、出ない理由とその時の対応方法をお伝えします。
三語文とは、2歳半前後に出る言葉で、
「相手+目的語+要求語」や「主語+目的語+述語」などの文の構成要素である3つの単語から成る文のことです。
ママ ジュース ちょうだい/ママ おもちゃ とって
妹(●●ちゃん)チョコ 食べる/ぼく(●●くん) ジュース のむ/ぼく(●●くん) バナナ ほしい/
パパ会社行く/ママお料理作る ・・・など。
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三語文が言えない子の場合、「人を呼ぶ言葉」が出ていないパターンがあります。
「おやつちょうだい」と言えても、「ママ、おやつちょうだい」のように「ママ」と呼びかけることが出来ていない子が多いです。
出ていない言葉は、意識的に使うようにしましょう。
特に、発達障害や自閉症のお子さんの場合、人との社会的関係を築くことが苦手です。
だから、自分の要求を言えるようになっても、なかなか、人を呼ぶことができず、三語文になりにくいのです。
人にお願いする時に大切なのは、人を選んで、声をかけること。早い時期から習慣づけていきましょう。
ただ単に、文の最初にママを取ってつけるのではなく、
人を選びたい、という気持ちを育てていくことも大切です。
子どもの意見を聞かないで、毎日の日課をたとえば、お風呂はパパの担当、という風にルーティーンにしていると、
子どもには、ママかパパか、選ぶ余地がありません。
三語文が必要のない環境を、知らずしらずのうちに、作ってしまっているのです。
三語文を引き出すためには、子どもに選べる要素を作ってあげる必要があります。
言葉が出るためには、きちんと子どもの気持ちが大切なんですね。
また、祖父母と同居していない、パパはいつもいない、
ほぼママと2人きり、という場合には、相手を選ぶことはなく、
相手は常にママだけ、で、人を選ぶことがないということになってしまいます。
今は、Lineのビデオ通話など、手軽な通信手段がありますから、
ママ以外の人、家族やママ友、同世代の友達などと関わる機会を作っていくと良いですね。
パターン2は、会話が少ないから、三語文が出ないパターンです。
普段から、子どもの要求を言葉にするだけで、他の会話をしていない、ということはありませんか?
子どもの要求「おやつちょうだい」「牛乳ちょうだい」「おもちゃ取って」「テレビ見る」だけだと、そもそも、三語文で言う必要のないことばかりです。
今の時代は、ママも仕事に家事に大忙し、子どもと目の前の事を共感して、
ああだね、こうだね、これおもしろいね、なんて
話すことが減っているように感じます。
私もそうだったし、
言葉が遅い子どもとご家族の支援をしてきて、それを痛感します。
きちんといろんな言葉を話しかけてあげれば、三語文、文章へと言葉は発達していきますよ。
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思ったことを、子ども目線でいっぱい話しかけてあげてくださいね。
言葉が遅い、発達障害、自閉症のお子さんは、二語文が沢山出てきても、なかなか三語文にならないことがあります。
そんなときは、お子さんが単語や二語文で要求してきたときに、ママが三語文で共感の言葉を返したり、三語文で言い直しを促すと良いですよ。
「だっこ して」と言って来たら、「誰に言ってるの?ママ? ママだっこして、だった?」などというように、お子さんの足りない言葉を三語文で補ってあげると良いですね。
「ママ だっこ して、だね、言ってごらん。ママ だっこ して」というように、三語文での言い直しを優しく促しても良いですよ。
子どもは、大人が自分の足りない言葉を補うことによって、言葉が進んでいきますよ。
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ことばの遅れとおとなしいや無口との違いって何?ことばが遅れると何が困るの?
教えるポイントも、要求語、二語文を教えるときと同じ、以下のことです。
生活に必要な三語文を、繰り返し使っていく事が大切です。
自発的に三語文が言えなくても、まずは三語文を模倣:まねしてもらうことから始めましょう。
そして、いっぱい褒めてあげてくださいね。
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