認知:始まりと終わりを教える

今みんなが何をしているのか、何をする時間なのかというのは、年齢を重ねれば周囲を見渡して理解できるようになってきます。

しかし、集団行動する時には、これから始まるという指示を聞いて自分で行動しなければなりません。
特に、家庭などの小集団の場合には、様子を見てもよくわからず理解できない場合があります。

また、終わりを覚えて我慢してやめることがかんしゃくを防止したり、スムーズに集団行動できるということにつながります。

よって、これから何かを始めるということ、もうすぐおしまいになるという予告、これでおしまいという宣言をはっきりする習慣を付けましょう。

おしまいのときは、おしまいという言葉に合わせて手拍子の合図をするようにすると分かりやすいです。
おしまいの前にはおしまいの予告をしましょう。

例えば、「後10数えたらおしまいね」「時計の長い針が12になったらおしまいね」「後1個食べたらおしまいね」などです。

予告することで本人も心の準備ができ、我慢することができます。
突然これでおしまいとなると、「もっと」とかんしゃくを起こす場合には、この予告が効果的ですよ。

 
 
言葉が出ない、言葉が遅い、発達がゆっくり、発達障害や自閉症、グレーゾーンのお子さんを持つお母さんのアドバイザー
澄川綾乃のカンタン家庭療育(ピアレントトレーニングをしています)