発達障害や自閉症の子の行動:ぎこちない動き方と対処方法:感覚統合の改善
発達障害や自閉症スペクトラムの子どもは、身体が固く、ロボットのようなぎこちない動きをすることがありますよね。
これは、自分のボディーイメージがついていない場合と、身体がかたい場合などがあります。感覚統合の問題です。
自分の背中やお尻などは、自分の目からは直接目に見えません。
発達障害や自閉症の子は、そのような、目に見えないことを想像するのが苦手です。
そして、身体の感覚が鈍かったりすることもあり、自分の身体がどこからどこまでで、どのように動く、と言ったボディーイメージが苦手なんです。
身体を刺激するような遊びによって、身体の感覚でボディーイメージをつけていくと良いです。
具体的には、次のような遊びがあります。
・くすぐり遊び
・スポンジや硬いプラスチックなど刺激の違う物を身体にポンポンと優しく当てて遊ぶ
このように、今どこに刺激を受けているのかということに集中させる遊びが良いです。
発達障害や自閉症の子は、身体がかたくて、うまく身体がねじれない事があります。
私の息子も、トイレの後にお尻を拭くときに身体がこわばっていて、腰をうまく後ろにひねることができていませんでした。
ラジオ体操のねじる運動も苦手でした。
もちろんトイレの度に練習するのですが、工夫次第で他にも練習の機会が作れます。
このような特定のポーズの場合は、そのポーズに似たものを遊びや日常生活に取り入れると良いです。
お尻のポケットにハンカチを出し入れする練習、ボールを背中に入れて遊ぶなどです。
こんな動きでも体をねじる練習ができます。
・椅子に座って振り向く練習
・壁に背を向けたまま上半身だけ振り返ってタッチをする
工夫次第で、楽しく、色んなバリエーションができますね。
自分の身体の部分を使った遊び、全身を使った遊びの両方をバランスよく取り入れると良いですよ。
大きいアスレチックでのびのびと全身を使って遊ぶことも大変良いです。
関連記事>>子どもの行動:ふらふらする、よくぶつかる
Recommend