自閉症の子どもがお風呂の後に自分で身体をふく 

自閉症の子どもがお風呂の後に自分で身体をふく

 

家庭療育方法 身の回りの事を自分でするための育て方・接し方

自分で身体がふけない子への教え方

感覚統合が苦手で、自分の身体がまだ上手にふけないお子さんが身体をふく練習のときは、まず「大きいバスタオル」で練習することから始めましょう。。
「フェイスタオル」だと、隅々まできれいにふくために、色んなところを丁寧に拭かないといけないため、難しいです。

自分で身体がふけない子への教え方

次は、手順を決めましょう。
簡単なのは、「頭」「身体」「脚」の3ステップです。

まずは、頭。
バスタオルをかぶって「お化け」になりましょう。
こうすると、髪の毛全体がきちんと拭けます。

次は身体。
バスタオルを「マント」にして、首から下をすっぽり覆ってしまうと良いです。
胸と同時に、後ろで手が届かない背中もきちんと拭くことができます。

最後に足をふきましょう。

声掛けもきちんとしましょうね。
「お化けになって、頭をふくよ。」
「マントにして、身体を拭いて。」
「最後は足だよ。」

楽しく身体が拭けましたね。

手順を視覚化する

言葉が苦手な子や、手順を覚えるのが苦手な子には、全身(前と後ろの2枚)の絵を描いて、
そこに、身体を洗う順番の数字を書いて、それを指さして確認しながら洗うと良いですね。
 
ラミネートして水が入らないようにしておくと良いです。
タオルで拭くためのものと、洗い場用にも用意しておけば、身体を洗う時にも使えますね。
 
 
言葉が遅い、発達がゆっくり、発達障害や自閉症、グレーゾーンのお子さんを持つお母さんのアドバイザー
澄川綾乃のカンタン家庭療育