療育における問題 発達の遅れに対する理解が得られず苦しい時は

言葉発達の遅れに対する理解が得られない方がとても多くて本当に悲しいです。
ただでさえ、遅れがある子を育てていると、苦労も多い。
その中を頑張っている人に、心無い言葉をかける。

とても残念です。

日本はまだまだ世間の理解が無いですよね。
若い方は、乳幼児健診で知識だけは付いたように思いますが、特に、年配の方は、専門家でない限り、ほとんど理解していないと思います。
それは、「私も子育てで苦労したのよ、あなたはその苦労をしていないわね」
という視点もあるように思います。
また、昔は障害を隠す時代でしたから、家庭でなんとかしなさいという目で見ますよね。

でも違いますよ。
そんなのは先進国として恥ずかしいことです。

私も、同じ不愉快な思いをしています。
ある病院で、受付の女性が、子どもが動き回ったことにさも迷惑そうに見てきます。
先日は、番でないのに診察室に近い待合椅子に座ったことを、指摘されました。
「障害を持っているので、みんなと同じようにはできません。
今、座りたいと言って座ったところだから、落ち着いたら席を譲るのでちょっと待ってください。」
と言いましたが、「でも、ここの席は・・・」と繰り返してきます。呆れ顔で見てきました。

障害を持っていると、すぐには切り替えられないことがある、少し待ってあげれば、かんしゃくも無く、ちゃんとできる。
でも、心無い人が居ると、その少しも許されない。
別のかかりつけの耳鼻科は、障害を持った息子への理解があるんです。
障害というより、子どもはそんなもの。じっとなんて待てない、と思っている。
障害どうこうではなく、子どもとして温かく受け止めてくれる。

そういう人も近くにいれば救われますよ。