書字表出障害とは 症状と対応方法
書字表出障害とは、口頭でつづりをいう力と、語を正確に書きだす力のいずれにも問題があること、を言います。
具体的には、書字表出障害の子どもはこんな症状があります。
・文字を正確に書けなくて、鏡文字や自己流の勝手な文字を書いてしまう
・書き順どおり書けない。
書字表出障害の子どもへの対応方法・教え方のポイントは、つぎのとおりです。
書字表出障害の子どもには、大きいマスのノートで1文字ずつ確実に特徴を覚えるように教えましょう。新しい字を覚えるときには、ノートの4マスを1マスにして、新しい文字だけ練習すると良いです。
書字表出障害の子どもは、書き順が苦手なので、書き順を守って書けるように、大きな見本の横に書き順の数字を書いて、覚えるまでは書き順を見て書くことを繰り返しましょう。感覚統合が苦手な子にも有効です。
このように、1つずつ丁寧に出来ることをゆっくり確実に増やしていく教え方は、知的障害の子どもや、定型発達の子どもにも有効です。急がば回れ、出来ないことは、出来るレベルに置き換えて、1つずつクリアしていきましょう。
こちらに、学習障害の子どもに共通する対応方法や、勉強・家庭学習を楽しく長くやり定着させるるコツを書いています。良かったらこちらも参考にしてください。
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