家庭療育方法 勉強・家庭学習を楽しく長くやって定着・習得させるコツ
家庭療育も、勉強も、毎日、そして時間も長くやることで定着していきます。
小学校1年生の3学期には、息子は、12マスノートに平仮名、カタカナ、漢字入りの日記が書けるようになりました。
(文章は私が作って、別の紙に見本を書いています。)
それは、幼児期からの、ごく短時間から机に向かう練習をしてきたからです。
また、教材なども常に工夫しています。
その方法を、以下で順番にお伝えします。
勉強する・学習する習慣をつけるための方法は、
なんと、これらを一番効率的に教えることができるのは、おやつの時間なんです。
療育カードで名詞を教える場合、向き合って座り、パン屋さんを指差して「パン屋さん」と言う見本を見せ、子どもが真似出来たら、褒めてビスケットを1かけらご褒美にあげます。
慣れてきたら、「もう1枚やろうね」と引き延ばしてきましょう。
うちの息子は、1つなぞり書きをしたらおやつ、から始まり、1枚書いたら、2枚書いたら、3枚書いたら、・・・、10枚書いたら、・・・
最終的に、30分お勉強をし終わったらおやつ、という所まで、半年くらいで持って行けました。
お子さんは何を求められているか因果関係がよく分かり、モチベーションも上がるため、容易に指導できます。
この方法は、ロバース法ABA行動分析、自閉症児の半分が普通学級に進学し、知的の遅れが無かったとされる研究で成果が裏付けされています。
ただし、勉強・学習が嫌いにならないように時間は短くして回数を多くすると良いですね。
そして、勉強したカードは、いつでも自分で復習できるように、手の届くところに片づけてあげると良いですね。子どもは自分で見て復習しますよ。
また、勉強・学習が嫌いにならないコツは、勉強の内容です。
できる事を6割、あいまいなことを2割、新しいことを2割にしましょう。
出来ないことばかりすると、教える側もやる側も、お互い精神的に負担となるだけです。
また、教材を工夫して好みのものにしたり、飽きないように数種類組み合わせることも良いです。
うちの息子は、足し算引き算も、自作のおやつの絵のついたプリントだと、喜んで数枚やってくれました。また、プリントの種類を増やしたり、プリントだけでなくノートも使ったり、プリント学習だけではなく、実物での学習などを組み合わせています。学習教材を組み合わせると、勉強が飽きません。家でもそのようにやっていますが、支援学級の先生も同様の方法でやってくださっています。
できる、ほめられることで自信とやる気がでます。
そして教える側も、出来ている状態を見ると教え甲斐があります。
だから、できることこそ、沢山復習すると良いですね。
家庭療育は、日常の生活の中の必要性で取り入れていくのが一番効果が高いのです。
しかし、日常の中では教えにくいものや、日常の事を勉強の場面にも使えるように、単語カードや絵本、パズル、迷路、お絵かき、字の練習などの時間を取って練習するとなお良いです。
これは、就学の準備にもなるのです。
また、小学校以降の勉強でも、足し算が分かるのに、お金の計算が出来ない、など、実生活に結び付いていないから役に立たなくて残念なお子さんがいらっしゃいます。
実生活に結び付いていないと、役に立たないばかりか、覚えるのに時間がかかったり、子どもが何のためにやるのか意義が見いだせずに、習得に時間がかかることも多いです。
実生活に結び付けると、覚えたことを忘れにくいと言うメリットがあります。
勉強・学習は、役に立つ事、楽しい事、実生活に結び付ける事がとても大切です。
他にもこちらに、ご家庭でできる家庭療育方法を書いています。
参考になさってください。
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