多語文とは?いつから?言葉が遅い子が長くお話するためにママができることは

多語文とは?いつから?例と言葉が遅い子が長くお話するためにママができることは

多語文とは何?いつから多語文を話すの?

多語文とは、2歳6ケ月頃から出る言葉です。三語文より単語数の多い文は、四語文などとは言わずに、多語文と言います。

 

三語文の後 多語文でお話するために 多語文の例

多語文での話しかけをしよう

「ママ、車ちょうだい」だと三語文です。

三語より多くなるように、形容詞を追加してみましょう。

 

普段から形容詞を入れて話しかけるようにしましょう。

子どもが「ママ、車ちょうだい」と言ったときに

「大きい車?小さい車?」「何色?」などと聞いてあげると良いです。

 

「大きい車」「赤い車」などの言葉がパッと出るようになれば、

「ママ!大きい車ちょうだい」、「ママ!赤い車ちょうだい」など、と言えるようになっていきますよ。

 

三語文の後 長い文でお話するために 三語文を繋いでお話ししよう 多語文の例

多語文は、先ほど書いたような形容詞を入れて、1文が長くなる場合の他に、次のように、二語文や三語文のような短い文をどんどんつないで話していく場合とがあります。

 

◆シンプルな事実や、因果関係のある2つの三語文を繋ぐ

ママ お風呂 入る/ぼく お風呂 入る/
かきごおり おいしい、もっと たべる/
ぼく のど かわいた、ぎゅうにゅう のむ ・・・など。

 

こういう文章が言えるようになるために、親も普段から、子どもに話しかける時に、一言で終わらず子どもの反応を見ながら会話を続けていく事が大切です。

 

三語文が言えるようになれば、一通り、会話が出来ます。
基本的な文構造をマスターしたと言っても過言ではありません。

だから、次は今までマスターしたことを沢山使って、使いこなすこと、つまり語文や三語文を繋げて長く話す、文章っぽく話をすることを目標にしましょう。

 

教えるときは、お手本を見せて模倣させることから始めると良いですよ。次第にお手本が無くても自分で言えるようになります。自分の言葉として吸収した証です。

 

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