自閉症の子どもが着替えてくれない どうしたらいいの?7つの理由と対処方法

自閉症の子どもが着替えてくれない どうしたらいいの?7つの理由と対処方法

自閉症の子どもは、服を渡しても、自分で着替えてくれない、ということがよくあります。
朝の忙しいときに着替えてくれないと、大人も焦ってしまうこと、ありますよね。

なんで着替えてくれないの!?って思いますよね。

自閉症の子どもが着替えてくれない理由と、対処方法についてまとめました。

自閉症の子どもが着替えてくれない どうしたらいいの?

自閉症の子どもは着替え方が分からない

自閉症の子どもは、なかなか型はめが出来るようにならなかったり、物を識別して理解したり、形を把握するのが、定型発達の子どもよりも苦手です。

だから、自閉症の子どもは、服の形や構造を理解するのが苦手なんです。

 

自閉症の子どもは、服を渡されても、どこに穴が空いているのか、何のために空いているのか、どうすれば着れるのか、ということを理解できないため、自分で着替えが出来ないのです。

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自閉症の子どもは着替えで手や頭を入れるところが理解できない子もいる

 

自閉症の子どもは言葉で指示しても着替えられない

また、自閉症の子どもは、言葉を理解することが苦手です。
それで、ここから頭を入れるんだよ、などと言葉で説明しても、その言葉の意味がわかりません。

教えてもらっている言葉の意味がわからないために、着替え方を言葉で教えてもらっても、着替えることが出来ないんです。

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自閉症の子どもは着替え方を言葉で説明しても理解できない子もいる

 

自閉症の子どもに着替えを教えるときは手取り足取り!

服の構造の理解が難しい、言葉の指示を理解するのが難しい自閉症の子どもに着替えを教えようとするときは、理解させようとするよりも、手取り足取り一緒にやって、習慣化するほうが身につきます。

 

自閉症の子どもは、理解が難しい分、習慣化で覚えたことは、決められたとおりにきちんとやる特徴があります。
一度、着替え方を覚えれば、自閉症の子どもは、自分で着てくれるようになる子どもも多いです。

 

自閉症の子どもに着替えを教えるときは、向かい合って教えるのではなく、子どもの後ろに回って、二人羽織のような姿勢で、後ろから子どもの手を動かして教えると良いです。

 

自閉症の子どもは、こだわりが強いために、前から教えると、ママに手伝ってもらうイメージが強く残り、毎回、ママの手をクレーン現象で自分の服の方へ持っていこうとする子どもが多いからです。

 

自閉症の子どもに着替えなどを手取り足取り教えるときは、後ろから子どもを動かして、子ども自身が自分の手足を動かしているイメージをつけてあげましょう。

 

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自閉症の子どもの着替えは後ろからサポートしよう

 

自閉症の子どもは手先が不器用で着替えが難しい

自閉症の子どもが着替えをうまくできない理由には、手先の不器用さもあります。

 

ズボンや服の裾のような、薄い布1枚を持つことが苦手だったり、手に力が入らないことも多いです。

 

普段から、食事のときに自分で食べるように頑張ってもらったり、遊びなどでよく手を動かして、自分の思うように手を動かせるようにし、手の力をつけていくことが大切です。

 

手の力をつけるために、幼児期から雑巾絞りの練習をすることもあります。

生活の中で、コツコツと手の力をつけていくと良いですね。

自閉症の子どもは着替えも食事も練習して手先を器用にしよう

 

自閉症の子どもは身体の使い方が下手で着替えが難しい

自閉症の子どもが着替えをうまくできない理由には、身体の使い方がうまくできなかったり、身体が硬いことも理由にあります。

 

上の服を脱ぐときは、反対の手で袖を持って、腕を引いて腕を抜きますが、このような身体の使い方は、着替えのときに独特な動きで、普段はしないような動きです。

 

このように、普段しないような動きをすることがとても苦手です。

 

また、身体が硬いために、ズボンを履くときに、お山座りができず、足が伸びてしまい、ズボンに手が届かなかったり、小山座りをすると身体が後ろに倒れてしまうことがあります。

 

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自閉症の子どもに、着替え独特の身体の動かし方を身に着けてもらうためにも、出来ないからと代わりにやってしまわないで、手取り足取り、お子さん自信の身体を動かして、身に付けさせていきましょう。

自閉症の子どもは着替えを手取り足取りで覚えよう

 

自閉症の子どもは見ていないから着替えがうまくできない

自閉症の子どもが着替えが苦手な理由の中に、見ていない、ということもあります。

 

服を着るときに、手元を見ていないために、ボタンの穴の位置が分からず、入れられない、ということがあります。

 

自閉症の子どもは、聞くことに比べたら、見ることの方が得意ではあるのですが、それでも定型発達の子どもと比べると、見る力が弱いです。

同じところを集中して見たり、見て理解したり、ということが苦手なので、普段から意識して、見てもらうようにすると良いですよ。

 

自閉症の子どもは、服などの物だけではなく、人の目を見て話を聞くことも苦手です。

 

説明するときに目を見てもらうように「目はどこ?」と聞いて目を指差して見ることを教えたり、物を見せて話すときは「見ててね」と声掛けをして、顔の前に見せてあげるようにすると良いですよ。

 

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自閉症の子どもの着替えは衣服をよく見て取り組もう

 

自閉症の子どもは着替えるモチベーションが低い

自閉症の子どもは、人への意識が薄いため、定型発達の子どものような「恥ずかしい」という思いが低いです。

 

それで、服を着ていなくて裸でも平気だったりします。

特に夏場は、裸のほうが気持ちいい、ということもあります。

ママが追いかけると余計に逃げて、追いかけっこになって楽しんでしまうこともあるので、気をつけたほうが良いです。追いかけっこは別の機会に楽しむと良いですね。

自閉症の子どもの着替えで嫌がって追いかけっこにならないように

 

自閉症の子どもに着替えのモチベーションを持ってもらうためには、
お風呂が好きな子はお風呂の前、お出かけが好きな子はお出かけ前に、
着替えてもらうようにすると良いですよ。

モチベーションが高いときは、自閉症の子どももぱっと着替えてくれるときが多いです。

 

朝起きたばかりの眠たいときではなく、出掛けに着替えるように変えるなど、自閉症の子どもの気持ちに寄り添った子育てをしていくと、うまくいきやすいですよ。

 

また、着替えの部屋におもちゃがあると気が散ります。
着替えは脱衣所や寝室にするなど、子どもの気が散りにくい環境を整えてあげることが大切ですね。

 

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自閉症の子どもの切り替えできる環境で自分でお着替え

 

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参考にしてくださいね。