言葉の遅れがある子が今日の出来事を詳しく伝えられるために 息子を例にして
2020年2月2日9:00 PM カテゴリー:発達障害や言葉が遅い子の家庭療育方法
言葉が遅い子どもの場合、自分のやっていること、やったことを伝えるのが苦手。
さらに、相手に伝わるように具体的に詳しく、となると、もっと難しくなります。
でも、教え方や話し方次第で、理解できるようになっていきます。
関連記事>> 2歳や3歳の幼児期の言葉(遅れや出ないなど)で見直したい関わり方
今日は息子との会話を例に、具体的な教え方をご紹介します。
息子は放課後等デイサービスで、ボール運動をして来ます。
いろんな運動をしたと報告を受けたので、息子にどんな運動をしたのか聞いてみました。
でも、どんな風にボール運動をしたのか、具体的に言葉では伝えられず、、、
そこで「どうやってやったの?見せて。股の下にくぐらせてどうしたの?」と聞くと、
上手に左右の足の間にボールを八の字にくぐらせていました。
小さいころから体幹を鍛えていたため、身体もぶれずに早技です。
1から10までカウントしていました。
以下の画像は2から8のみに動画をカットしてアップしています。
「八の字にくぐらせる」
この言葉は、知らないと出ないですよね。
しかも、「八の字」と聞いても、数字の8の事だと気づくことも意外と難しいのです。
そこで、まずは、毛糸で八の字を作り、指でなぞり、
「8だよ、8の数字」と見せたら、「8!」と理解できました。
そこで、次のステップ!
毛糸の8が横向きになるように立ち、二つの輪に、左右の足をそれぞれ置いて、
左右の足の間にボールを八の字にくぐらせながら、「八の字」と教えると、
八の字にボールを動かしていることに気づいた息子は、
「八の字!」と喜んで、自分も毛糸の輪に足を入れて、ボールを八の字に動かしていました。
昔、私は、「息子にはどうせ理解できないだろう」と、色んな事を教える前からあきらめていました。
でも、「理解できないから」と私が説明をしないと、息子が自然に分かるようになる事は少なくて、
月日だけが経ってしまいました。
今では教え方がどんどんひらめき、教えないであきらめる事はなくなりました。
日々、ひとつずつ丁寧に教えていくと、
塵も積もればで、数年ではすごい成長になります。
しかも、特に、教えるための工夫が大変なわけでもない(*^^*)
こんな簡単な事で伝わるなら、全然苦ではないし、
むしろ、あんな嬉しそうに、八の字を覚えてくれると、
「もっと教えてあげたいな」って思ってしまいます(*^^*)
教えることが楽しくて仕方ないのです♪
このように、言葉が遅い子どもは、
ただ言葉で説明するだけでは理解できないことも、
ちょっとした工夫があれば理解できることも多いのです。
私がサポートしているお子さんも、
分かって楽しい、伝えられてうれしい経験を積み重ね、
ことばの遅れを取り戻して、普通学級に入られた方が何人もいらっしゃいます。
分からない事を分かるように教えていく、
その積み重ねで分かる事や出来る事がどんどん増えていくのです。
どうやって教えたらいいか思いつかない方のために、マンツーマンのサポートをしています。
自閉症で言葉が遅い息子を育てながら、言葉や発達が遅い子のご家族300組をサポートしてきた私が、
具体的なやり方を詳しくお伝えしています。
<マンツーマンのサポートプログラム「家庭療育プログラム」でサポート!>
身の回りのこと(食事・着替え・トイレ)や遊び(お絵描き、積み木、折り紙)が
まだうまくできないお子さんには
子どもらしい遊びやことば・生活の力をつける:パーソナルプログラム
要求の二語文などはもう話せる、身の回りのことなどは自分でできるお子さんには
子どもと話せるって楽しい!就学準備に年少から:ことばプログラム
でサポートしています。
やってよかった!と思っていただけるように、全力でサポートさせていただいています。
やってみたい方は、上記のリンクから、まずは無料オリエンテーションをお申し込みください。
今の積み重ねが、お子さんの将来を姿を作りますよ。
言葉が出ない・遅い相談は、澄川綾乃のことばカンタン家庭療育へご相談ください。
<関連記事>