要求や決まりきった言葉のやり取りから言葉が増えない4歳のお子さんの支援事例
2019年12月30日7:41 PM カテゴリー:発達障害や言葉が遅い子の家庭療育の効果・発達状況・お客様の声
言葉の遅れがある4歳(年中)のお子さんのご相談支援事例です。
要求や、決まりきった言葉のやり取りはできる。
何してる?と聞いてしていることを答えることは、訓練して言えるようになった。
でも、聞かれないと答えない。
答えても一言で終わってしまう。
せっかく喋れるようになったのに、なんか、会話らしくならない。
もどかしい思いをされ、プログラムを受講されることになりました。
こういうお子さん、たくさんいらっしゃいます。
言葉の発達段階として、
要求や簡単な言葉のやり取りができるようになったお子さんは、
だいたい、次の、「雑談や共感の会話ができない」という段階で悩まれます。
それを乗り切ると、「過去の振り返りの会話や、詳しく説明できる」という段階、と、
言葉は発達していきます。
▼言葉の発達について詳しくはこちら
こちらの教室では、
お子さんにこれからできるようになってほしい目標を設定し、
そのために、ご家庭でやってほしいことを詳しくプログラムとしておつくりします。
通いの療育と違い、家庭療育は毎日家でできるのが魅力。
「療育には通っているけれど、なんか最近停滞気味・・・」とおっしゃっていました。
この教室に通っていただいている方は、言葉が遅い子どもたち。
ただですら、言葉が遅く、ほかの子ども以上に言葉を覚えるのに時間が必要なのに、
週に1回1時間程度の時間の療育だけで新し言葉を習得するのはむつかしいのです。
そして、家庭療育がなんで良いのかというと、
言葉は、話す習慣が大事なんです。
療育で、いくら先生と喋っても、親にしゃべる習慣がないと、
言葉が遅い子どもの場合、子どもの方から喋っては来ません。
言葉は、沢山喋らないと上手にならないので、
しゃべる習慣が大切なんです。
この教室では、お子さんにどんな風に話しかけたらいいかを
遊びの中で話しかけて、見本をお見せして、家でも同じように
話しかけてもらっています。
遠方の方へは、お電話やLineのビデオ通話などで、口頭でご説明しています。
~ママの感想をご紹介します。~
要求が言えるようになった後、言葉が停滞気味だったのですが、
プログラムを受けて、動詞がたくさん言えるようになり、ほっとしました。兄弟が居るのですが、兄弟が自然と言葉をどんどん覚えたので、
言葉が遅い子どもにどう接すればいいのか分かりませんでした。
教えても分からないんじゃないかとあきらめていましたが、
教えれば分かると思えるようになりました。
質問にも答えてくれるものが増えました。
オウム返しや自分から言葉を言うことも増えました。何よりびっくりしたのが、「言葉を知りたがるようになった」ことです。
自分から話してきたとき、言葉が違っていることもあるので、「違うよ」と言うと
正しい言葉を覚えようとする姿勢が出てきて、びっくりしています。
子どもの方から、「見て、見て」とよく話してくるようになりました。
共感の会話ができるようになってきました。
一日の中で、自分の要求以外は黙っていたのが、沢山声が出るようになりました。
私にだけでなく、兄弟にも話しかけるようになって、子どもから話しかける数が増えました。
療育には通っていましたが、
家庭療育を通して、私も意識して日頃から子どもに話しかけることが増えました。
もっと早く家庭療育をしてあげていたら良かったな、と思います。
普段、幼稚園の先生から、
「この子は、先生の言うことが分からないから、
ママがもっと接してあげてください。だから、こうなっちゃってる。」
と言われていました。
親身になってくださる良い先生で、
出来ない事も言ってくれるから助かるけれど、
接しているつもりだったので、
どうしたらいいかわからず、参っていました。
話してあげる、ってことだったんだなあと、家庭療育を受けてわかりました。
~ママの感想はここまで~
こちらのご家族が受けていらっしゃるのは、家庭療育プログラム:ことばプログラムです。