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言葉が遅い5歳の子のご成長事例から「抽象的で漠然とした質問」に答えられるように

言葉が遅い5歳の子のご成長事例から「抽象的で漠然とした質問」に答えられるように

 

この4月に年長さんになった5歳お子さんのご相談支援事例です。

 

半年前は、質問の意味が分からずにポカンとしていることがよくありました。

・お名前は?・何歳ですか?訓練したから答えられる
・これなあに?もわかる
・何してるの? わからない、答えられない

 

そんな状態で、「何してる?」のような具体的な質問も分からない状態だったので、
抽象的で漠然とした質問になると、なおさら、全然わかりませんでした。
 
それが、今、抽象的で漠然とした質問を聞かれても、
分かるようになってきました。
 
 
抽象的で漠然とした質問というのは・・・

・どんなふう

・どうやってやったの?

・なにで来たの?

・なんで?

という質問です。

 

「何の乗り物に乗ってきたの?」は具体的、「何で来たの?」は抽象的な質問になります。

言語療法でよく聞かれる質問ですね。

 

それが、今、抽象的で漠然とした質問を聞かれても、分かるようになってきました。

 

 

こちら、ママが教えてくださった、最近のご様子です。

「歯磨き、どうやってやるの?」 一緒に人差し指で歯磨きの真似をして「シーシーシー」としてくれます。

 

ライオンが好きなので、ママ「ライオンは、どうやってやるのかな?」と聞くと、

自分から手で襲うポーズをしながら、 「ガオー」と言ってやってくれます!

 

「なんで?」を普段の生活の中で聞くと、 「面白いからやりたい」などと答えてくれます。

 

 

定型発達の子どもの場合、

1歳には、物には名前があることを理解し、それが面白くて

「これなあに?」「これなあに?」としきりに聞いてくるようになります。

 

3歳になると定型発達の子どもは、

物事には理由があることが分かり、好奇心が膨らみ、

「なんで?」「なんで?」と聞いてくるようになります。

 

特に男の子の場合は、4歳や5歳になると、

図鑑を見ながら、とても難しいことを聞いて来るようになっていきます。

 

「なんで月に住めないの?」「なんで地球は丸いの?」

それはもう、幼児の世界の枠を超えた理科の世界の話になり、

幼児に親もなんて答えればいいかわからなくて困る、ということがよくあります。

 

こういう好奇心が、小学校の国語や理科を学ぶ基礎となり、

それが幼児期についていく力になります。

 

 

でも、言葉が遅い、発達がゆっくりな子どもの場合、

そもそも、普段の生活の事を話すこともままならない、

聞かれている質問の意味が分からないという状態にいます。

 

しかし、私もそうでしたが、息子が初めての子どもだったため、

言葉の遅れの程度がどのくらいなのか、定型の子はどれだけしゃべるのかを

分かっていなかったのです。

 

 

私が家庭療育プログラムをお作りして、子どもへの会話の仕方をお伝えしていると、

「そんな言葉ももう使う年齢なんですね。」

「そんなに普通は言葉を知っているんですね。」と言われます。

7割以上のお客様が、そういう反応をされます。

 

みんな「まだ早い」と思っているんです。

まだ早い、と思っているから、大人の方が、言葉を全然使っていないんです。

 

 

大人が、適切な言葉を使うようになれば、子どもも習得して、話せるようになっていきます。

それで、こちらのお子さんも

「なんで?」「どうやって?」などの質問に答えられるようになっていきました。

 

大人が使っていないから、言葉が遅れているだけ、なんて、もったいなさすぎます。

 

ぜひ、まだ早い、なんて思わないで、わかりそうなことはどんどん教えていってあげてくださいね。

 

 

それは、単語を教える、という意味ではありません。

単語は、どんどん増えたからと言っても、しょせんは物の名前だけなので、

名前を知っていても、会話になりません。

 

受け答えの仕方を、ちゃんと話しかけて、教えてあげてほしいと思います。

 

 

言葉以外にも、こんなご成長ぶりを教えてくださいました。

 

簡単な内容のカルタを続けています。

 

 文章を聞いて置かれたカードを手で叩いて選んでくれています。

カルタが出来る日が来るなんて‥と感慨深いです。

 

数を数えることを継続しています。 1、2、3、4、‥10と最後の10まで言うことが好きだったのですが、

ほぼ無くなってきました! 最後まで言うのではなく、個数を言うことを理解してきました。

 

お絵描きでは、三角と四角でお家をかいたり、 自分から「トラック」と言って長い四角と丸をかいてくれたりしています。

トラックをかけるようになったことが嬉しかったです。

 

うんていの練習を家でしています。
息子を支えて、「左手、右手、左手、右手」と声掛けしながら、息子に左右交互の手を出して取ってもらっています。

公園のうんていも一緒に行っています。 息子は楽しそうに行っています。

 

 

うんていを、嫌がってしまうお子さんは多いです。

手がつかれますからね。

面倒くさい、疲れる、ことを子どもは自ら練習することはありません。

 

でも、これも、アイデア次第なんですよね。

子どもがどうやったら、うんていの練習を喜ぶのか、ということなんです。

 

せっかくなのでご紹介すると、お菓子を壁につるして、子どもを抱っこして、

左右の手を交互に持っていってあげて、左右交互に取る練習しました。

 

子どもって、うれしい経験で習得すると、ほかの場所でもやってくれるんですよね。

だから、公園でもやってくれるようになりました。

 

私は、常に、どうやったら子どもがなるべく嫌がらずにやってくれるか、

やらせる親にも負担がかからないか、

を考えています。

 

それは、うちの息子が、癇癪がひどい子どもだったからです。

気に入らないことがあると、30分も床に頭を打ち付け続ける子どもだったので、

大変だったんですよね。

 

大変なのに、さらに大変な思いまでして教えるって、なんか違うんじゃないか、

そう思っていました。

 

だから、いつも、子どもと楽しく出来るように、と、常にアイデアを考えています。

 

 

ママは、最後に、こんな感想も送ってくださいました。

 

幼稚園の先生方からも、親の頑張りを理解してくれてきてくれているように最近は感じます。

 

親としては幼稚園に居づらい気持ちで年少、年中の時期を過ごしていたので、嬉しいです。

 

親が逃げ腰だと、先生も、

「自分の子どもの事なのに、私たちが必死で頑張ってるのに何?」って

思われちゃったりしますよね。

 

親が頑張ると、先生も、「私たちも、一生懸命、協力させていただきます」ってなりますよね。

 

でも、頑張るって、表現は、私にとっては違う気もします。

子どもと楽しむために、やっているからです。

 

私も、スタッフで新しい先生の小川菜々先生も、

ママと子どもたちが楽しみながら、毎日工夫して生活しているうちに、

ちゃんと出来ることが増えた、毎日がもっと楽しくなった、

そう思っていただきたくて、頑張ってお手伝いさせていただいています。

 

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