発達障害や言葉が遅い子の家庭療育の効果・発達状況・お客様の声

言葉が遅い子が園の出来事を具体的にお話しできるようになるには・・・3歳の子の事例より

言葉が遅い3歳の子、

自分の要求や、共感してほしいことなどを

話せるようになってきているけれど、

具体的に詳しく相手に分かるように話すことが出来ない

そういうお子さんの事例です。

 

これまで園の出来事を聞いても、

いつも同じ事だったり、先生に確認すると違っていたり、

という状態だったそうです。

 

ところが、

ちゃんとあっている答えを

返してくれるようになりました。

 

◆◆◆お子さんとママの会話◆◆◆

ママ「何か作った?」

子「作った」

ママ「なんの道具を使った?クレヨン?ハサミ?」

子「ハサミ」

ママ「紙を切ったのかな?」

子「ハサミで紙をきった」

ママ「色は塗ったの?」

子「ぬった」

ママ「ベン?クレヨン?えのぐ?」

子「赤いクレヨンでぬった」

 

ママ「何に使うもの?」

子「運動会で使う旗」

ママ「そうなんだ!持つ部分は紙で作った?割り箸かな」

子「割り箸」

 

先生に確認したところあっていて、驚いていました

 

 

また、何して遊んだかなと運転しながら聞いたところ、

子「落ちたらワニに食べらる遊びをした」

といっていて、ビックリしました。

 

ママ「橋はテープだった?積み木だった?」

子「赤いテープ」

 

本当に驚きました。

 

これからも、息子の能力と

澄川先生が教えて下さる家庭療育を信じて

がんばっていきます!よろしくお願い致します。

◆◆◆事例ここまで◆◆◆

 

以前は、上記のような聞き出しても、

結局適当に答えたりして、

うまくいかなかったり・・・と

悩んでいらっしゃいました。

 

●分からないことを聞こうとするのは逆効果

まだ子どもが過去のことを聞かれているという認識が無い場合、

適当に答えてしまいます。

幼稚園で何した?と聞かれると、いつも「滑り台」と答える。

雨の日でも、滑り台と答える。

 

そういう場合、子どもの認識からすると

「幼稚園と言えばなにがある?」と聞かれているのと同じです。

連想ゲームになってしまっています。

それは、聞かれている今日の出来事ではないんです。

 

こういう適当に答えることを続けていると、

子どももママの期待に応えようと、

ママが喜ぶ答えをするようになります。

たとえば、滑り台、だと、雨の日などにママがおかしな顔をするので、

「ブロック」と答える。

そうすると、ママも、ブロックならまあたぶんそうかな、と思ってしまう。

そうやって、適当に済ませることで、

真実かどうかわからない話になり、

ますます子どもの理解力が分からなくなってしまいます。

 

大事なことは、適当に会話しないこと。

分からないことをうやむやにしてしまう親の様子が、

子どもの適当に答える姿勢を作っていってしまうんです。

 

 

●目の前のことを詳しく話せないと過去も話せない

よく考えてみると分かることなんですが、

今目の前で起きていることを伝える事より、

過去のことを、一緒に経験していない人に分かるように伝える方がむつかしいですよね。

 

であれば、どちらを先に練習すべきか、一目瞭然ですね。

 

こちらのお子さんも、家庭療育プログラム:ことばプログラムを始めて、

ちゃんと目の前の事実をしっかり話す、

具体的に話す練習をしていきました。

だから、過去の話になっても、

ちゃんと事実を話してくれるようになったんですよ。

 

だから、過去の会話を、という前に、

目の前のことを言葉で言い表すことを日々大切にしてあげてくださいね。

 

こちらのお子さんとママの支援は家庭療育プログラム:ことばプログラムです。

 

子どもに話しかけるのが苦手。

どうやって言葉が発達していくのかわからない。

私もそうでした。

 

同じように困った私が、

子どもの言葉がどんどん発達していき、

現在のことも過去のことも詳しく話せるようになっていき、

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