言葉が遅い子が空気を読めるようになっていく様子を成長事例でご紹介します

言葉が遅い子が空気を読めるようになっていく様子を成長事例でご紹介します

 

 

今日は、最近のほのぼのエピソードで感じたこと、

空気が読めるようになるって
こうやって自然となるんだよな~
と思った、最近の子ども達のエピソードをお伝えします。

 

 

小学校6年生の息子と4年生の娘の話です。

 

そのあと、空気が読めるように変わっていく過程を、
ほかのお子さんの成長事例を例に、お伝えしますね。

 

 

娘と息子の会話で 言葉が遅い息子も空気を察知

ある晩のこと。

娘 「私がお兄ちゃんを寝かせるから。
   今日は私がお母さんだから。」

私 「お兄ちゃんは、
   『ママがいい!』って言わない?」

娘 「大丈夫だよ。」

 

私 「●●くん、今日、●●ちゃんと寝る?」
息子「寝ない!」

 

私 「ママと寝る?」
息子「うん」

 

娘は息子に聞く。
娘 「お兄ちゃん、ママと私、どっちが好き?」
息子「ママ」即答

 

思った答えが得られない娘
2回目
娘 「ママと私、どっちが好き?」
息子「ママ」

 

さらに追及
3回目
娘 「ママと私、どっちが好き?」
息子「ママ」
娘 「えー、ひどい!●●くんひどくない!?」

 

しつこい娘
4回目
娘 「ママと私、どっちが好き?」
息子「●●ちゃん」

4回目にして、ついに、息子の根負けでした。

 

本当のことを言っていても、
会話が終わらないことに気付いたんでしょうね。

こういう会話、しょっちゅうあるんですよね。

 

娘が、「もう、お兄ちゃん嫌い!」って言うことも。
すると息子は「あー!」
そのあと、ちょっと機嫌を取るように娘に笑いかけて
「●●ちゃん」と答えを変えることも。

 

娘 「今日は私と一緒に寝ようね。
   寝かせつけてあげる。」

息子「・・・」

私 「じゃあ、ちゃんと寝るんだよ。」

 

でも、寝かせつけてあげる、と言った娘の方が
先に寝ちゃうんですよね。

結局、娘が寝た後、息子はまた電気をつけて
私を待っています。

 

自然と空気が読めるようになるって、
こういう積み重ねだと思うんです。

 

細かい言葉も分かるようになって、
会話がいっぱい出来るようになって、
会話する経験を積み重ねていく。

 

会話の中で、
答えや言葉と違う現実にたくさん直面して、
だんだんと空気が読めるようになっていく。

 

子ども同士会話する中で、
お互い言いたいことを言い、
自分の思った反応と違う反応が返ってくることに気付く。

 

親子や兄弟、先生、友達との会話の中で、
だんだんと気づいていくんです。

 

そうやって、
自然と空気が読めるようになっていくんでしょうね。

 

言葉が遅い子どもに 意図的に空気を読めるようにするには

それとは別に、
意図的に空気が読めるようにしていく方法もあります。

 

それは、空気を言葉で説明してあげる事。

当たり前のことも、あえて
言葉で説明してあげればいいんですよね。

 

さっきの娘と息子のエピソードなら、
「●●ちゃん、ママより好きって、
 言ってほしいんだよ。」とか。

 

園の先生が、
子ども達のケンカの仲裁をする方法はこの方法ですよね。

 

まだ相手の気持ちや空気に気付けない子どものために
言葉で仲立ちをするんですね。

 

お互いの気持ちや、
その場でみんなが思うことを言葉にして、
子どもに、どうすべきかを考えさせる。

意図的に空気が読めるようにするには、
その言葉での説明の意味が分からなければなりません。

 

つまり、これらが出来るようになるためには、
人の説明が理解できること、
つまりは、言葉の理解が
空気が読める第一歩なんです。

 

娘と息子のエピソードの場合だったら、
「どっちが好き?」「ママより好き」などの
比較の言葉や
「言ってほしい」などの感情の言葉が分からないと
説明が理解できませんよね。

 

この例は分かりやすくてごく簡単な会話の例ですが、
空気を読むにもいろんな発達段階があり、
子どもは、それを1つずつ経験して、理解していきます。

 

細かい言葉の意味まで理解できるようになれば、
言葉で理解していくことが出来ます。

 

言葉が分かって 会話を積み重ねると
 空気が読めるようになっていく

家庭療育をやって、
言葉の遅れを取り戻していくと、
自然と友達と遊ぶようになったとか、
やりとりが上手になった、と聞きますが、
子どもはもともと自然と
そういう力を持っているんですよね。

 

自閉症だから、とか、知的障害だから、
全然空気が読めない、というわけではなく、
経験によって、分かることが増えていく。
それは人間誰でも同じなんです。

 

言葉が分からなかったから
関わりたくても関われなかった、
知りたくても分からなかった、というお子さんもいます。

 

言葉の遅れがある子が
「出来ないの。分からないの。」と泣いて、はじめて
この子は困っていたんだ、と親が気づかされた、
という事例をよくお聞きします。

 

子どものつらさに気付き、
家庭療育を始められる方がいらっしゃるんです。

 

自分の気持ちを一言、二言いえるようになってくると、
子どもの困りごとも分かるようになっていきますね。

 

だから、私は、子どもの言葉について、
まずは日常会話で
支障なく細かいことまで話せる会話力を育てる
お手伝いをしています。

 

言葉の遅れを取り戻し 日常会話で困らないために

今ある程度、二語文や三語文を
自分である程度言えるとか

今日の出来事ポツポツでも喋れるというお子さんに、

家庭療育プログラム:ことばプログラムの
日常会話6ヶ月で、
日常会話がおおよそ支障なくできる教え方をお伝えします。

 

日常会話がおおよそ支障なくできるって言うのは
どういうことかというと

 

・ただ自分の要求を言うだけでなく
相手が言う細かい指示を理解できること です

・今日の出来事をお母さんと話して一緒に楽しい思い出を共有したり
今日の出来事を詳しく報告できるということです

 

そういうことをきちんと親子で伝え合うということを日々するうちに
園や学校の先生の細かい一斉指示も分かるようになっていきます

 

そして今日の出来事を詳しくお母さんにお話しできるように なっていきます

困りごとを具体的にお母さんと話し合うことができる ようになっていきます

 

・自分の気持ちもただ気持ちを言うだけじゃなくて、
・なんでそう思うのかということをちゃんと説明できる ようになっていきます

 

家庭療育プログラム:ことばプログラム

 

 

言葉の遅れの改善:成長事例

言葉の遅れを改善し、
人と関わろうという姿が出てくる成長事例を3つ、
人と関わる中での困りごとを会話が解決してくれる成長事例を1つ
ご紹介したいと思います。

 

<事例1>ママとの日常会話で言葉の遅れを改善し友達の中へ

「●●ちゃん、恐竜描いたの」
「信号、やったの。(交通安全)右、左、右、左。」

「忍者、作ったの」など教えてくれました。

 

後で先生に聞くと、本当に言った通りで、成長を感じました。

以前は幼稚園の話をする事は殆どなかったので、嬉しいです。

少しずつではありますが、理由を言うようになってきました。

 

こちょこちょ子どものことをくすぐっていたら、
「こちょこちょしないで。くすぐったいから」と
ちゃんとなんでくすぐったらダメなのか理由を言えていました。

 

少しずつ理由の説明の仕方を理解してきているように感じます。

 

今日、早退するため、幼稚園の教室に迎えに行くと、
みんなの前に出て、先生にフォローしてもらいながら
一生懸命何か言っているのを見ました。

 

後で先生に聞くと、
「今日はお当番さんでした。
 年中の時はお当番を嫌がって
 あまりやらなかったと聞いていたのですが、
 今日はちゃんとやってくれました。」
とおっしゃっていました。

 

頑張ってる姿を見れて感動したし、とっても嬉しかったです。

 

「沢山おしゃべりしてくれるようになりましたよね」と
園の先生がおっしゃっていました。

 

 

年少の時の先生や、主任の先生、年少の時の補助の先生から
「凄いしゃべれるようになっていて感動しました」
「たくさんお話できるようになりましたね」など、
この一ヵ月で4人もの先生からそういったお話を聞き、
とても嬉しかったです。

 

また、療育の先生からも、
「お友達の名前も覚えて「◯◯くん、次は〜だよ。」など
 お友達に教えたり、
 お友達とよくしゃべるようになって
 会話を楽しむ様子が見られることがとても多くなりました」
と聞き嬉しかったです。

 

澄川先生の指導の賜物だと思います。

家庭療育に取り組んで本当に良かったです。

 

この6ヵ月の間、
家庭療育に取り組んで子どもとじっくり向き合う中で、
私自身たくさんの学びがありました。

 

家庭療育に取り組んでいくうちに段々子どもと関わるのが楽しくなり、
今までやろうとも思わなかった事に取り組めたり、
やってみたらこんなこともできるんだ、という発見があったり、
はたまた子どもの困り事を澄川先生に相談して解決したり、
そうやって子どもとじっくり向き合う事ができました。

 

<事例2 4歳 年中>言葉で反抗できるようになりました

家庭療育プログラムに半年取り組んでいます。

【開始前】
二語文、三語文の要求が多い

テレビや絵本を見て
ここ半年で増えている

 

今やってること ぽつぽつ
「・・・やってる」

と気が向いたときに一言いってくれるようになった。

でも、一人で黙々と遊んでいることが多く、
あまりおしゃべりはしない。

 

今日の出来事について、
「運動会の練習やったの?」「やったよ」
「給食食べた?」「食べた」
「お弁当食べた?」「食べた」

Yes/Noの会話が多い。

 

【家庭療育プログラムに半年取り組んで】

いつも
「パイナップル、4歳だから4個ね。」と話していました。

 

すると、子どもが、
「今日は2個しかなかった。
 なんで2個なの?
 ●●ちゃん4歳だよ。
 2歳じゃないよ。」

言葉できちんと反抗して言えました。

 

「お山で走っていて転んじゃった。」などとも
教えてくれるようになりました。

 

<事例3 保育園年中男の子>本当は関わりたかったんだね

今までは、保育園のお友達と関わる事が苦手だ!
と思っていましたが、言葉が増えてきた最近は
お友達や先生と楽しそうにしています。

 

転がしドッチをしたり
鬼ごっこを楽しんだりしている息子を見ると、
凄く嬉しいですし、
本当は関わりたかったんだなぁと、
頑張って成長を取り戻していきたい気持ちでいっぱいです!!

 

 

<事例4>空気が読めない場違いな行動を会話で解決した事例

「 年中までにことばの遅れを取り戻して良かったです! 」

 

【相談内容】ママからのご相談内容
あと1年で 集団の困りごとをなんとか無くしたい

 

あと1年、就学までに、社会性を伸ばしていき
小学校の集団生活に困らないように、
引き続き家庭療育プログラムのサポートをしてもらいたいです。

 

先生のおかげで、息子を信じることが出来るようになりました。

 

教えていけばちゃんと出来るようになるんだと、実感しています。

 

だから、今の集団の中の困りごとも、
きっと澄川先生と相談しながらなら、解決していけると思います。
よろしくお願いします。

 

【困りごとをママと子の会話で解決しました】

以下ママより

自分では、周りが見えていなくても、
そのことについて
私と話し合うことが出来るようになりました。

 

子どもが、帰りの時間にみんなと整列せず、
一人で来てしまう。
先生は、無理させない方針で声掛けをしてもらえない。

 

なので、息子に、聞いてみました。

ママ「なんで、一人で来たの?」

子 「ぼく一番!」

 

ママ「競争なの?みんなで並んでるよ?」

子 「え!?」

 

ママ「みんなで列を作って門まで行くんだよ。」

 

ママ「何番に並びたい?」

子 「5番!」

ママ「じゃあ、この5番の紙が、電車の切符だからね。
   お帰りの時間に先生に見せてね。
   それで5番に並びたい、っていうんだよ。」

 

そうしたら、息子は、先生にその紙を見せて、
「5番に並びたい」と言い、
先生が驚いて、並ばせてくれました。

それ以降、並んで来れるようになりました。

 

▼詳しくはこちら

集団の中の困りごとも ママとの会話で解決していける

 

【言葉が通じると、困りごとを解決できる】

言葉の遅れを取り戻していくと、
このように 園での困りごとについて、
家でママと子どもと話しあえるようになります。

 

子どもは、家族や友達などとの会話により
言葉を覚えてコミュニケーションが上手になっていきますが、
言葉がうまく出ない段階では自信が無くて、
ママ以外との会話はあまり出来ないということが多いです。

 

ママとの会話がとても大切。

 

だけど、言葉が遅れていると
話しかけても聞いてくれない、
説明しても途中で違う話をかぶせてきて聞いてくれない、
などありますよね。

 

どうやって教えたら、言葉の遅れを取り戻していくかを
家庭療育プログラムでお伝えして、
400組近くの母子を支援してきました。

 

ごく軽度な言葉の遅れのお子さんは、半年から1年で、
定型発達の子どもにIQが追いついたお子さんも多くいらっしゃいますよ。

 

●家庭療育プログラムでサポート

<発達段階に合わせた3つのサポート:家庭療育プログラム>

【子どもらしい遊びや生活ことばの力をつける】

まだ身の回りの事が出来ていないお子さんに
言葉のトレーニング方法と合わせて
身の回りの事、お手伝いなどもお伝えするのはこちら

家庭療育プログラム:ベーシックプログラム

 

【ある程度喋れる・軽度な言葉の遅れや就学準備に!】
ことばプログラムは自立就労より、言葉や知能アップを目指す!

 

ある程度いろんな二語文が出ている子には、
語彙を増やしながら、
相手の文章の言葉を一語一語理解して聞く練習をします。

 

自分で話すときは、丸暗記の言葉ではなく、
言葉を組み立てて話せるように練習していきます。

 

自分の気持ちを言ったり、
相手の気持ちを理解する練習をしていきます。

 

「なんで?」抽象的な質問も理解して、
自分の言葉で答える練習をしていきます。

相手に伝わるように、理由を説明できるようにしていきます。

 

日常会話で具体的に詳しく聞き、話し、
日常会話では言葉の遅れが問題ないようにしていく方法を
6ケ月で学んでいただけます。

家庭療育プログラム:ことばプログラム

 

 

【小学生のお子さんにはこちらで対応しています】
小学生は、言葉の遅れの改善、日常会話とともに、

勉強重視か、自立・就労重視か、お子さんに合った方でサポートしています。

小学生向けプログラム

今の積み重ねが将来のお子さんの姿を作りますよ。

 

【お願い 最新の状態で開くために】

それぞれのサービスページを見ていただく際、
クリックして開いた後、
再読み込みボタンを押していただくと、
最新の状態で開けます。

再読み込みボタンは、
ブラウザの矢印がぐるっと一周回っているボタンです。
スマホやアイフォンなどは、

上から下に指でスクロールすると再読み込みします。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。