二語文とは?いつから?「出ない・少ない」ときに二語文を引き出し増やすためのヒケツとは
二語文とは?幼児はいつから二語文を話すの?二語文の時期と例、2歳3歳で二語文が出ない、少ないときに二語文・三語文を引き出すためのヒケツをご紹介ます。
二語文とは、目的語と述語などの文の構成要素の2つの単語から成る文のことです。
二語文の例)みかん とって/りんご ちょうだい/ジュース のむ/パン たべる ・・・など。
二語文は、おおよそ、1才6カ月~2才6カ月頃に出てきます。
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言葉が遅い、発達障害、自閉症のお子さんは、単語が沢山出てきても、なかなか二語文にならないことがあります。
そんなときは、お子さんが単語で要求してきたときに、ママが二語文で共感の言葉を返したり、二語文で言い直しを促すと良いですよ。
「りんご」と言って来たら、二語文で、「りんごがなぁに?りんごちょうだい」などというように、お子さんの足りない言葉を補って、二語文で言ってあげると良いですね。
「りんご ちょうだい、だね、言ってごらん。りんご ちょうだい」というように、二語文への言い直しを優しく促しても良いですよ。
子どもは、大人が自分の足りない言葉を補うことによって、言葉が、単語、二語文、というように、進んでいきますよ。
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二語文がなかなか出てこない理由として、名詞はたくさん言えるけれど、動詞や要求語が出ていないから二語文が出ない場合と、要求語は言えるけれど名詞が言えていないから二語文が出ない場合の2つの場合があります。
二語文は、目的語と述語などの文の構成要素の2つの単語から成る文であるため、動詞や要求語が出ていないと、二語文になりません。
二語文にならない、動詞や要求語が出てこない子には、「ちょうだい」「やって」「だっこ」「よんで」「とって」などの幼児がよく使う動詞を教えましょう。
「やって」は、いろんな場面で使える便利な言葉です。早い時期に教えると良いですね。
いつも「ちょうだい」などの要求語で言う子には、名詞が足りないので、二語文になるように、物の名前を教えるようにしましょう。すると、二語文が出るようになります。
「ちょうだい」とか「かして」などと要求語みを言う場合は、「何を」と聞いてあげましょう。
答えれなければ、りんごを指差しながら「りんご? りんご ちょうだい?」と二語文で聞いてあげると良いですね。
すると、「りんご ちょうだい」と、二語文で言うことが出来るようになります。
二語文を教える時も、要求語と同じで、幼児がよく使う要求から二語文を教えましょう。
そして、1日に何度も、そして毎日、繰り返し教える事が大切です。
二語文が言えない子には、まずは模倣させることから始めましょう。
どんなことを教えるときもそうですが、知らないことを教えるのですから、最初は見本を見せて模倣をさせるか、手取り足取りして一緒にやるかしかありません。
二語文についても、まず見本を見せて、真似することから始めましょう。
幼児期の子供が、「ちょうだい」とか「やって」など、要求するときに決まった二語文しか言わない。
そんな場合、二語文に使える動詞が少ないことが考えられます。
とくに、「やって」、のような、どんな場面でも使える言葉ばかり使っていると、言葉も増えません。
何を、どう、やってほしいのか、大人が代わりに言ってあげることで、言葉が増え、二語文も増えていきますよ。
>>二語文で「動詞が少ない」「やって」しか言わない理由と教えたい言葉
二語文が増えない原因の中には、このような原因が多いです。
・いつも同じような会話しかしていない、
・子どもの要求や、子どもへの指示のようなことしか話しかけていない
・今やっていることを子どもと共感し合うような思いを伝え合う会話をしていない
どれか1つでも当てはまった方は、子どもとの会話を少し見直すだけで、
子どもの二語文がびっくりするほど増えた、なんてことになるかもしれません。
>>3歳の子どもと会話ができない?会話にならない?| “関わり方”が言葉を育む
>>幼児の言葉を発達させるために親ができること |「もっと喋ってほしい」とお悩みの方へ
二語文が出ない理由や、子どもとの会話の仕方がなんとなくわかっても、
いざ子どもと話そうとすると、うまく言葉にならないママのために、
子どもの言葉を引き出すかかわり方をお伝えしています。
参考にしてくださいね。
ことばで伝えられると、癇癪やパニック、叩くなどの不適切な行動もなくなって、ママも楽になりますよ。
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