発達障害や自閉症の子どもの偏食や食のこだわりはなぜ/好き嫌いの改善方法

発達障害や自閉症の子どもの偏食や食のこだわりはなぜ/好き嫌いの改善方法

偏食とは 発達障害や自閉症の子に多い偏食はいつからいつまで

発達障害自閉症スペクトラムの子どもは、偏食も多く、三度の食事を作るにも、何を作ったら良いか分からなくて困りますよね。

 

うちの息子も、偏食があり、いろいろといまだに、食事には気を使います。
2歳の頃が一番、偏食がひどかったと思います。

 

偏食がひどかった2歳の頃の自閉症スペクトラムの息子の様子
でも、発達障害や自閉症の子どもの偏食は、多くの場合、年齢とともに減っていきます。特に、幼稚園、保育園、療育園、児童発達支援などの集団生活が始まってから改善することが多いです。
偏食の原因と対処方法についてお伝えします。
発達障害や自閉症の子どもの偏食対策 楽しく無理なく

 

発達障害や自閉症の子の味覚の違いや感覚過敏について

発達障害や自閉症の子の中には、味覚が発達していないために、食べ物に大人と同じような味が感じられない子どももいます。
食べたものが砂のような味がする、というように、発達障害や自閉症の子どもの中には、味覚が大きく異なる子が稀にいます。

 

また、多くの2歳児がシイタケなどのぬるっとした感覚のものが苦手なように、発達障害や自閉症の子どもは食感がダメで食べられないということもよくあります

 

偏食は、味覚の発達の問題でもあり、感覚の問題ということもできます。

発達障害や自閉症の子どもの味覚の違いによる偏食
このようなお子さんの場合、無理強いしない方が良い場合もあります。
無理強いすることで、食べることが嫌いになって、いままで食べていた数少ない物まで食べなくなることがあります。
お子さんの偏食の程度をよく把握して、あまり極端に少なすぎる場合は、無理の無いように対応すると良いですよ。

 

お子さんが、ほとんど何も食べられない場合は、お子さんが唯一食べられる物を食べさせてあげましょう。
無理に広げようとすると、何も食べなくなってしまうので注意しましょう。

 

発達障害や自閉症の子どもの偏食の原因の1つ こだわりは食わず嫌い

自閉症の息子は、サツマイモしか食べない、ご飯にきなこをまぶしたものしか食べないという極端な偏食がありました。

 

このような好き嫌いの場合は、1つの好きなものに固執するこだわりが原因です。

発達障害や自閉症の子どもの偏食の原因のこだわり さつまいも

 

こだわりとは、経験の少なさです。他の食べ物への食わず嫌いが原因しています。少しずつ、いろんな食べ物に慣らしていくと良いですね。

他のこだわりにもつながることですが、発達障害や自閉症の子どもは、初めての物への抵抗が大きいために、「食わず嫌い」で、食べてみたらやみ付きになることもあります。

 

発達障害や自閉症の子の偏食が、入園後に改善することが多いのも、みんなが食べているからです。

ご家庭でも偏食の多い子どもに合わせてご飯を作るのではなく、いつも通りに作って、

大人がおいしそうに食べるのを見る機会を作ると良いですよ。

 

発達障害や自閉症の子どもの偏食の原因の1つ 見た目

美味しそうに見える盛り付け方を研究しています。
盛り付けが変わると、口にすることも多いです。
輪切りのパイナップルは食べませんでしたが、御舟の形のパイナップルは喜んで食べていた頃もあります。

 

見た目が変わればおいしそうに見えるのは、自閉症の子どもだけでなく、幼児期の子ども、みんなに言えることです。
楽しく食べられるように工夫してあげたいですね。こちら、各務原市のAngelicaのランチです。
子ども向けに、見た目が工夫されていますね。

発達障害や自閉症の子どもの偏食対策に見た目を

 

ただし、見た目が可愛くなった方が興味が湧く子も入れば、

発達障害や自閉症のこだわりが強い子どもの場合、かえって警戒してしまうこともあります。

このように、こだわりが強い場合はシンプルにする事も大切です。ご飯と味噌汁、のようなシンプルなものから慣れて、焼き魚を追加するなど、慣らしてくと良いです。

 

このような場合でも、年齢とともに、変ってくることもあります。

ご自身のお子さんがどちらのタイプなのか、また年齢とともにかわる変化を見て行く必要があります。

 

 

発達障害や自閉症の子どもの偏食の原因の1つ 温度

偏食の原因の1つに、温度もあります。
冷めたものが、大人が感じる以上にまずく感じる。発達障害や自閉症の子どもの中には、独特の感じ方をする子がいます。

 

子どもが何をいやがっているのかが、分かると解決に結びついていきます。
そのために、お子さんの行動をよく観察してあげてくださいね。
発達障害や自閉症の子どもの温度による偏食

 

発達障害や自閉症の子どもの偏食の原因の1つ 食べにくさ

偏食の原因の1つに、食べにくさもあります。
1つは、具材の大きさです。よく噛むようにと、大きめにすると、ますます食べなくなります。
子どもの一口大より、一回り小さくしてあげると、それだけで、偏食気味の子が食べるようになることもよくあります。
発達障害や自閉症の子どもの偏食対策:一口の大きさにも工夫を 

 

発達障害や自閉症の子どもは、道具を使うことが苦手な子も多いです。
無理な道具を長時間強要すると嫌になってしまいます。
練習する時間を短くして、好きな道具で好きな持ち方で無理なく食べることも大切ですね。
発達障害や自閉症の子どもの偏食対策 食べやすい道具を使う
発達障害や自閉症の子どもの偏食対策 お箸は適度に

 

偏食対策にはモチベーションを持たせる

こちらは、発達障害や自閉症の子どもに限らず、幼児期の子どもにいえることですが、完食した達成感を感じられるようにしたり、褒めるように心がけると良いですよ。

 

嫌いなものを食べたら、好きなおやつやデザートがもらえる。
好きなものをおかわりできる。
など本人のモチベーションを高めるルールを作って、他の物も食べてもらいましょう。

自閉症の息子の保育園でも、息子の給食は全部半分にして、全部食べたらおかわりができるというルールにしてもらいました。
頑張って全部食べて、喜んでおかわりをしているようです。
そして、好きなものが無くておかわりしない時でも、全部残さず食べているとのことでした。

 

完食することが良いことだという認識を持たせ、無理の無い範囲で少しずつ、頑張れる気持ちを育ててあげましょう。
いきなり完食は無理でも、最初は一口からでも、気長にやっていくと良いですよ。

 

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子供の偏食に悩むママ・パパへのアドバイス | 食べられる物を増やすには?

発達障害・自閉症の偏食対策 モチベーション

 

偏食対策には食育も大切

こちらも、発達障害や自閉症の子どもに限らず、幼児期の子どもにいえることですが、食材に興味を持たせる食育も大切です。

うちの息子も、お店で買った五平餅は食べませんでしたが、家で一緒に作ったら、大喜びしておかわりをしました。
作る楽しさも味わえるし、手先も器用になるし、お手伝いもしてもらえるし、自炊の力も付くし、食育は本当に、大切ですね。

発達障害や自閉症の子どもの偏食対策に食育:お手伝い 澄川綾乃のカンタン家庭療育 発達障害や自閉症の子どもの偏食対策に食育:お手伝い 澄川綾乃のカンタン家庭療育 発達障害や自閉症の子どもの偏食対策に食育:お手伝い

 

上記の偏食対策の具体的なやり方をお伝えしています

>>すくすく★インターネットスクール 好き嫌いしないでご飯

 

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