自閉症で遊びが広がらない子もパーソナル療育プログラムで見立てて作る力と日常会話を
2017年11月20日7:15 PM カテゴリー:発達障害や言葉が遅い子の家庭療育の効果・発達状況・お客様の声
自閉症スペクトラムと診断されている療育園に通われている4歳(年少)のお子さんのご相談支援事例です。
お子さんの普段のご様子は次のようだとお聞きしました。
言葉は限られた種類の二語文で、要求の言葉がほとんどです。
パンちょうだい 電気つけて/消して アンパンマン見る などは言えます。
半年くらい前から、要求語に人をつけて三語文も言えるようになりましたが、
三語文以上の多語文の会話ができません。
日常会話はまったくできません。
園では少しはみんなと同じことをしようとするらしいです。
見立てて物は作れないです。
多動気味、絵本は一人で見て読み聞かせが出来ず、遊びもなかなか続かないとのことでした。
そこで、どの程度、遊びに参加できるのか、誘ってみました。
実際にやって見せながら、誘っていくと、遊びにはだいぶ参加でき、
夢中になって遊んでくれるものもありました。
どんなものを提供して、どのように誘っていくのか、どんな声掛けをするのか、
それによって、子どもの成長は大きく変わっていきますね。
そして、遊びの中で、質問の機会を上手に作っていき、
質問の意味を理解して、答えられる、1往復の会話から、日常会話に答える練習をしていきます。