言葉が出ない4歳の子の家庭療育プログラム「パーソナルプログラム」
2019年10月22日4:30 PM カテゴリー:発達障害や言葉が遅い子の家庭療育の効果・発達状況・お客様の声
言葉が出ない4歳の子の家庭療育プログラム「パーソナルプログラム」の支援事例です。
3歳の頃に立てるようになったお子さんで、発達全体がゆっくりだそうです。
「喃語ばかりで、単語が1つも出ていない。言葉の引き出し方を具体化に知りたいです。」とお問い合わせをいただきました。
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<ご様子>
口の筋肉が緩いようで、舌がよく出ています。
でも、何か言おうとしたときによく出るようです。
顔真似などしようとしたときによく出るし、
何もしていないとき、出ていないこともよくあって、
顔を自分なりにまねしようとしているんじゃないかと思います。
絵本を取ってほしいときに、「これ!」って言っってくれました!
他にもよく聞いてあげれば、言っている言葉があるかもしれないですね。
喋りはじめの子どもは、発音が綺麗に出せないため、
大人が一生懸命聞いてあげないと、言っていても聞き取れないことがあるんです。
遊んでいる最中も、よく手をひらひらさせます。
手をひらひらさせたり、一人でくるくる回ったりすることは「自己刺激」といって、
おもちゃなどでまだ上手に遊べないお子さんに多いことです。
自分の身体で遊んでいる状態、って思ってもらうとわかりやすいかな、と思います。
おもちゃで遊べるようになると、このような自己刺激も減っていきますよ。
転がしたり、振り回したりすることも多いです。
転がす、並べる、高いところへ登る、特定の遊び方にこだわるなども、
遊び方が少ないお子さんに多いです。
出来ることを増やしてあげると、相対的に減っていきます。
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自分では難しいことが多くいお子さんですが、
手を添えれば出来ます。
粘土遊びも、手をひらひらさせて振っていることが多いけれど
一緒にやれば包丁で切ったりフォークで刺したりもできます。
このように、自分ですすんで出来ないお子さんの場合は、
すすんででなくていいので、手を添えて、
出来ることを増やしてあげることが大切です。
経験が増えて理解すれば、自分からやるようになって、出来るようになっていきます。
着替えも、後ろに回って、一緒に手を添えて着替えればやろうとしてくれる
ちゃんと服を持ってくれます。
子どもができない、やらない、にあきらめないで、
気長に教えてあげてほしいと思います。
何を教えていいかわからない、どうやって教えてあげればいいか分からない方は、
澄川綾乃のことばカンタン家庭療育へご相談ください。