小学校の通級指導教室とは?どんな子が何のために通うの?
先日、小学校の通級指導教室の見学に行ってきました。
まずは、通級指導教室について
自分の気持ちを相手に伝えるのが苦手だったり、友達の気持ちを察するのが苦手だったりと、コミュニケーションがうまく出来ない子が学ぶための教室。
一般的に、週に1回1時間程度のことが多いです。
常時支援が必要な場合は、通級指導教室ではなく、特別支援学級や特別支援学校に通う事例が一般的です。
・授業の言葉が理解できない言葉や発達の遅れがある場合は、特別支援学級(知的障害学級)か特別支援学校
・年齢相応の学力はあっても、授業のペースについていけないとか、お友達との関わりが苦手でケンカの仲裁など常に間に入ってあげることが必要な場合とか、こだわりが理解されずに通常学級に居るのがツライ場合などは、特別支援学級(情緒学級)
という事例が多いです。
小学校就学に関する判定会議で、「通常学級+通級指導」の判定が出ていること。
普通学級に通う小学生のうち、言葉や発達に遅れがある子で市に認められた子で親が希望する子は、小学校の授業の時間帯に、授業を一時的に抜けて、通級指導教室で訓練します。「言語訓練」と「LD・ADHD」などの2種類があります。
こちらは、授業時間に行われるため、授業を休んで行くことになります。
自分の小学校に無い場合は、最寄りの小学校の通級指導教室を利用することになります。
通級指導教室では、次のような事をやっていくということでした。
1 人と関わって楽しいと思える
2 運動・指先
3 自分の気持ちが言える
4 社会性を身につける
5 勉強で困っていることを補う
1から順に5までやっていくということでしたが、5はあくまで学校生活で困らないようにするためにやるのであって、勉強を補充するのがメインではないということでした。
発音が苦手な場合の訓練も行っているようでした。
こちら、いじめを機に、通級指導教室へ通うことになったお子さんの事例です。
>>言葉の遅れを取り戻し通常学級へ入って行ったあの子の今 事例3
こちら、お友達に自分の気持ちを伝えるのが苦手だった子の事例です。
<就学選択等の参考記事>
Recommend