ADHD(注意欠陥多動性障害)とは・特徴と対処方法
ADHD(注意欠陥多動性障害)は、発達障害の1つで、不注意、多動性、衝動性の3つの特徴がみられる障害のことです。
忘れっぽい。集中できない。
落ち着きが無い。じっとしていられない。
突発的、衝動的に行動する。よく考えて行動できない。
人の行動や発言を待って行動することができない。
忘れ物が多い、途中の手順を抜かしてしまう場合は、チェックリストを作ったり、手順を決めて書き出し、視覚化しましょう。
身体を洗う順番を身体のイラストに番号をつけて視覚化する、手を洗う順番をADHDの子が絵を見て確認する、などです。
・テレビと食事の部屋を分ける
・遊ぶものを1つ出したら残りは見えないところに片づける
・ADHDの子のご兄弟が遊ぶ部屋と本人の勉強する場所を分ける
など、ADHDの子の気が散りにくい環境を作りましょう。
部屋を分けられない場合は、間仕切りを利用すると良いです。
衝動的に行動することをおさえるために、次のことをすると良いです。
・一日のスケジュールをあらかじめきめておく、
・これからする作業の手順を決めておく、
など、事前に決めておくと良いです。
ADHDの子がみんなで決めたルールや、交通安全のルールなどを守るように、気長に言い聞かせましょう。
上記のことをやっていっても、ADHDの子は、すぐに出来るようになるわけではありません。
うまくいかなくても大丈夫、長い目で見て、ADHDの子が出来るようになるために、苦手な事は少しずつできるようにしていきましょう。
ADHDの子も、加配の先生のお膝では、座ってじっとしていられる、ということがよくあります。
ADHDの子だけでなく、幼児期は、大人との信頼関係や愛着関係によって、その人の期待にこたえようと頑張るものです。
その子を認め、愛することで、子どもは大きく成長していきます。
出来ないことを怒るのではなく、出来ないことが何か、苦手な事が何かを、具体的にはっきりさせましょう。
出来ないことにがっかりするのではなく、どうすれば出来るようになるかを、考えさせるようにしましょう。
ADHDの子が自信を無くさないように配慮してあげたいですね。
そして、大きくなるに従い、指図されるのを嫌がるようになるため、どうしたらよいかを自分で考えられるようにしたいです。
そのために、小さいうちから、一緒に考えるようにしましょう。
ADHDの子に限らず、発達障害の子は、定型発達の子が普通に当たり前にすることでも、頑張ってやっています。
当たり前に思える事も、褒めるようにしましょう。
また、子どもを褒めると、ママも、小さな子どもの成長に目が向けられるようになり、我が子がもっと可愛くなりますよ。
ご家庭でできる家庭療育方法についてはこちらに書いていますので、是非参考になさってくださいね
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