発達障害・自閉症の子どもがMRI・脳波検査をする理由について
MRIとは、脳画像検査の事で、発達障害や自閉症の子どもの検査でよくおこなわれます。
薬で眠らせた状態で、ベットごと撮影装置に入って、撮影します。
子どもの場合は、病院に泊まって行います。
発達障害や自閉症の子どもにMRI検査を行う理由について、息子の自閉症の診断をし、息子にMRIと脳波検査を勧めてくださった医師にたずねました。
発達障害や自閉症の子どもにMRI検査を行う理由は、他に原因となる奇形や疾患が無いかどうかを確認するために行うそうです。
発達障害や自閉症自体は、MRIでは、何も異常が見つかりません。
MRIで何も見つからない時は、他に原因が見当たらないから、やはり発達障害や自閉症が原因だろうと、推定されるのだそうです。
発達障害や自閉症は、子どもの特徴・症状から推定される障害であるためです。
一方、MRIで脳画像を撮影すると、脳の奇形や、代謝性疾患、変性質疾患が見つかることがあります。
MRIで何も見つからない場合は、子どもの発達や言葉の発達の遅れの原因はそれであり、発達障害や自閉症が原因ではない、ということになるそうです。
脳波検査とは、脳の波形を撮影することで、平均的な脳波よりも高い異常波を見つけるために行うそうです。
通常は、これまでに、痙攣(けいれん)などの癲癇(てんかん)の発作が疑われるときに、脳波検査を行うそうです。
発達障害や自閉症の子どもに、MRIと同時に脳波検査をすることがあります。
その理由については、薬で眠らせてMRIの検査をするため、ついでに同時に行うそうで、MRI検査をやらない場合、てんかん発作などが無い子にわざわざ脳波検査のみ行う事は一般的にしないそうです。
▼こちらが、脳波検査の時の写真です。頭に電極を付けて、包帯を巻いて固定しています。
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