2歳や3歳の子どもの言い間違いの直し方 言葉を間違えるのはなんで?
2020年2月21日10:36 PM カテゴリー:療育・福祉制度・就学情報/発達障害・自閉症児の育児におけるママのお悩み
2歳や3歳の子どもの言い間違いの直し方 言葉を間違えるのはなんで?
2歳や3歳の子が、果物はなんでも「りんご」、
要求はなんでも「ちょうだい」、
物を渡すときに「どうぞ」ではなく「ありがとう」と言って、物を持ってくる。
そんな言葉の言い間違いはありますか?
言葉が出始めの子によくある「言葉の言い間違い」について、
間違える理由と直し方をまとめましたので、
参考にしてくださいね。
物の名前を言い間違える理由とその直し方
果物はなんでも「りんご」
動物をなんでも「いぬ」
虫はなんでも「ちょうちょ」
鳥をなんでも「ひよこ」
物の名前を間違えるのは、物の区別がついていない
まだ目で見て見分ける力が弱く、
いちごとりんごのような同じ赤い果物は同じに見えてしまう
りんごとバナナのように、色も形も違うものから教えると良いですよ。
要求はなんでも同じ言葉を使って言い間違える理由と直し方
要求の言葉はなんでも「ちょうだい」
袋を開けてほしいときも「ちょうだい」
物をとってほしいときも「ちょうだい」
(すべて「あけて」の子どももいます。)
要求の言葉や動詞の区別がついていない
同じ場面の言葉や似たものは間違いやすいので、
物の受け渡しの「ちょうだい」、絵本を「よんで」のような
違う場面で使う言葉から教えると良いですよ。
はっきり違うものから教える
区別がついてくれば、似たものや同じ場面でも言葉を区別できるようになりますよ。
相手が言うべき言葉を言ってしまう言い間違いの直し方
「どうぞ」ではなく「ありがとう」と言って、物を持ってくる
「だっこして」ではなく、両手を広げて「いいよ」と言う
「いってきます、いってらっしゃい」と両方言ってしまう
「ごめんね、いいよ」と両方言ってしまう
子どもは言葉を場面でおぼえてしまい、
一つ一つの言葉を理解していないことがあり、
それが言い間違いになります。
自分が言うべき言葉を言わないで、
相手が応答する言葉を言ってしまう場合は、
まずは子どもが言うべき言葉を教えるようにすると良いですよ。
自分が言うべき言葉と、相手が応答する言葉を言ってしまう場合は、
自分が言うべき言葉を言ったらすかさず、
相手が応答する言葉を言ってあげると良いですよ。
「ごめんね」とお子さんが言ったら、子どもが自分で「いいよ」という前に、
「いいよ」と言ってあげると良いですね。
言葉や語彙が増えない、言葉の間違いが直らない場合はご相談ください。
自閉症の子どもを育てながら、300組の言葉の遅い子どもを支援してきた、
実績のある方法で、マンツーマンのサポートをしています。
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言葉は、幼児期が一番よく伸びます。
言葉でお話しできるようになると、癇癪もぐっと減るし、
お友達や先生とおしゃべりできるようになり、園生活ももっと充実しますよ。
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