5歳の自閉症の子の家庭療育の効果「会話が成り立って孤独感がなくなった」パーソナルプログラム
2018年10月26日7:44 AM カテゴリー:発達障害や言葉が遅い子の家庭療育の効果・発達状況・お客様の声
5歳の自閉症スペクトラム、中度知的障害のお子さんのパーソナルプログラムの家庭療育の効果をご紹介します。
プログラムを始める前は、お子さんはこんなご様子でした。
・音声がはっきりしないが、話したい気持 ちはある。
・40位、単語が言える。
・要求語(ちょうだい、やって、もう1回)を言ったり、オウム返しはできる
・質問に対して答える事は難しい。
パーソナルプログラムを1ケ月試されて、ママ自身がとても驚かれています。
私の意識が変わりました。
これまで、そこまで、ものを教えようとする気が無かったような気がします。
この1ヶ月で、そのことがよく分かりました。
子どもに声をかけているつもりでも、全然言ってなかったんだなあって気づきました。
澄川先生から声のかけ方を教えてもらい、まねしたら、
すごく言葉が出るようになりました。
これまで、話しかけることが、なかなか、無かったと思います。
何を話しかけたらいいのか、
分かっているつもりで、分かっていなかったんだと思います。
この1ヶ月取り組んでみて、
「話しかける事って、実は、すごくいっぱいあるんだ!」と気づきました。
こんなに話しかける事がいっぱいあるなんて、思っていなかったです。
おかげさまで、子どもから話しかけてくれるようになりました。
これまで、質問の意味を理解していなかったのですが、
この1ケ月のプログラムに取り組んだことで、理解して答えられることが出てきました。
私が、「どこ行く?」って聞くと、
「じいじ、ばあば(のお家)」って言ったり・・・
「公園」って答えたり
近所のスーマーの名前を言ったり・・・
「御飯、食べた後どこ行く?」「身体洗おっか?」って言うだけで
「お風呂!」って言ったり、
ちゃんと質問に正しく答えられるようになってきました。
質問に答えてくれるようになって、
すごく、一方通行じゃない感じがします。
私がご飯の用意をしているときに、
何か言いたそうな顔をして、何かを持ってきて、見せて、
「見て!」「できた!」と言ってくれました。
一人でお絵かきをして、「できた」、って持って来てくれたんです。
お顔の絵と、数字が描いてありました。
あんなに離れている距離をわざわざ持ってきてくれて、すごくうれしかったです。
以前は、息子はよく、自分だけの世界に閉じこもっていました。
でも、この1ケ月で、孤立している感じや孤独感がなくなりました。
一緒に生活して、そばにいる実感が持てます。
子どもがご飯を全部食べ終わったとき、
洗っているところに持ってきて「ごちそうさま」って言ってくれるようにもなりました。
そして、褒めてほしい顔をします。褒めてほしいという気持ちが育ったんです。
「すごいね」と褒めたら、にこっと満面の笑顔でした。
それから、うんち報告もしてくれるようになりました(笑)
「1個、2個、3個」と数えたり、
「大きいの!」って言ったり。
大きい石をもって「大きい」、小さい石を持って「小さい」とも言っていました。
色んな事に、興味が出たと感じます。
そして、面白いことを人と分かち合おう、という気持ちが、息子の中に出来てきたことが、とてもうれしいです。